長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

もみの木保育園で歴史を学ぶ意味について

きのう(25日)は19時から
もみの木保育園での職員学習会3回目。

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ものの見方シリーズで、
歴史を学ぶ意味について「時間認識」の観点からあれこれ。

ある保育士さんの感想

「今、あたりまえだと思っていることは、昔あたり
まえではなかったかもしれない。将来あたりまえで
はなくなるかもしれない。あたりまえにとらわれ
ぎると発展もないと感じました。あたりまえの歴史
を知ることでどんな成り立ちがあるのか、どんなふ
うに人はあゆんできたのか、これからどう生きてい
くのか考えていきたいと思いました」

国会中継とゴーヤと絵手紙

きのう(24日)は介護休みの1日。
国会中継のラジオを聞く時間があるってすごいですね。
どっちが嘘ついてるのか、じっと聞いてればよく伝わります。

夜はゴーヤチャンプルつくりました。

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伯母が相方に毎日絵手紙を描いて送ってくれます。
びっくりです。心の栄養に。部屋にかざってみました。

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医学生さんと貧困問題の学習会

22日(土)の夕方は
岡山民医連の奨学生(医学生)対象の学習会へ

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テーマは「憲法と貧困」
4人の学生さん+職員+現役医師が参加。

貧困問題に比重を置き、あれこれ質問しながら、
考えながらの展開。
貧困とは? なぜ貧困が生まれるのか?
構造や人間観、国の政策の問題など。

終了後は冷やし中華を食べながら交流。
医学生って、いろんなバックボーンや
こだわりもってておもしろいです。

「知っている人が行動しなければ」

今日(22日)は午後、
民青同盟岡山県委員会の憲法学習会3回目。
「改憲問題を深める」というテーマで、
憲法のそもそもをおさらいしたあと、なぜ憲法を変えたいのか?
自民党の改正草案の中身、自衛隊明記の改憲案の争点、という流れ。

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■自民党の改憲草案を読んで怖い気持ちになり
ました。今まで改憲しようとしていることは
知っていても中身をちゃんと知らなかったので
説明してもらえて良かった。あからさまに自分
たちのやりたいことが書いてあってそういった
考え方をしているんだと多くの人も勉強できた
らいいなと思った。

■自民党の改憲草案が、国ではなく国民の生活
を縛るものということがなんとなくわかりま
した。少しでも危機感を持つ人が増えるよう、
知っている人が行動しなければならないと改め
て思いました。

などの感想。

竹内章朗「優生思想の根深さにどう向き合うのか」 メモ

『前衛』8月号、竹内章朗論文
「優生思想の根深さにどう向き合うのか」を読んだ。
優生思想の歴史や能力主義との結びつきを考えるうえで
示唆に富む内容だった。おすすめです。


以下、自分用のメモです。

■生物学的決定論には、それにもとづく優勝劣敗
ということがかならず含まれています。そして
その優勝劣敗には、たんに生死だけでなく、そこ
に至る、劣った生の排除ということも含まれます。
その排除や差別は別に殺すことだけでなく、医療
であったり、ケアや社会福祉の現実の中にも入り
こんできますし、ケアなどの享受の際にも、その
必要のある人とない人との分断という形でも優生
思想が現れるのです。そうした議論への批判が、
これまでの優生学研究のなかで弱いことも手伝っ
て、優生思想はいまなお、社会全体に広がって
影響をあたえていると思います。(125P)

■もっと言えば、近代の能力主義の根幹と優生思
想が結びついていることも考える必要があります。
たんに生と死ということだけではなく、その間に、
劣った生は排除したり、「死に近い生」に追い込
むという状況をつくる中にも優生思想があります。
だから能力によって差別、抑圧する能力主義と
優生思想はほとんど同根です。直接、殺すまでは
いたらなくとも、高齢者の処遇や障がい者の処遇
のなかにも優生思想は浸透します。私は社会全体
に能力主義競争があるということ自体を、優生思
想的だと捉えるべきだと思っています。優勝劣敗
というのは能力主義差別とまったく同じだからで
す。能力次第での給料の高低から、重度障がい者
を人里離れた山奥に隔離してしまうことなど、具
体的な形態はさまざまでしょう。またもちろん、
直接の殺害と隔離収容などとの大きな違いに注意
する必要もありますが、優勝劣敗という点は、能
力主義と同じです。そういうふうに拡大してみる
必要があると思います。(125~126P)

■現代人には、健康であること、できれば障がい
がない方がいいという思いがあります。それは私
も同じです。そこには「本来の人間」という像が
あり、どこかでそれ以外の人は「本来の人間にな
るべきだ」と考える。そして、普通にものごとを
考えるときは、そうでない人間を排除し、省いて
しまうというところがないでしょうか。そう考え
ると、優生思想とは、たんに生死の決定、殺す、
暴行するということだけでなく、「本来の人間」
に入らない人を嫌がる、排除することをも含んで
いると言えます。(130P)

■社会と日常の隅々にまで優生思想は浸透し得る
し、それは誰にとっても免れることが相当に難し
い問題として考えないといけないと思います。

■もともと健康や健常をもとめるということと病
者や障がい者を受け入れるということには矛盾す
る面があり、その両方が必要なことは確かだと
思っています。しかし両面とも、ヒューマニス
ティックなことをめざす考え方であるにもかか
わらず、その各々だけで突きすすむと反ヒュー
マニズムになってしまう。そういう矛盾、二律
背反を克服するような文化や社会を創出しなけ
ればいけないのですが、しかしそれは、まだまだ
とても弱いのです。この点は、しっかり見据える
必要があると思います。

■能力主義的差別は最後の差別(136P)

■能力は個人の私的所有としてのみとらえやすい
ため、自己責任を問いやすい。そうしたことが、
優生思想的なものを肯定するものとしても機能
する。(130P)

■はたして能力は単純に個人のものと言えるでし
ょうか、個人の私的所有物としてとらえきって
いいのでしょうか。優生思想の克服を考えると
きに、そのことをしつこく言い続ける必要がある
と思っています。私は、「能力の共同性」という
ことを言ってきました(137P)

■優生思想は、端っこにちょっとあるといった程
度のものであるのではなく、歴史上のいろいろな
思想や社会が優生思想がらみだったのです。(138P)

「学ぶための『入門の壁』があるように感じます」

19日、長野から移動し、18時から富山県労連にて講師仕事。
全労連わくわく講座を4回のオープン講座として開催。
4回とも長野民医連での講師のあと富山に寄るという流れ。

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この日は1回目で、労働組合のそもそも。
講義の後グループワーク。20数名の参加。
みなさん活発に交流されていました。

にしても県労連の事務所が広い!!
びっくりしました。

そしてあと3回、富山に通います。


参加者の感想文を少し紹介します。

■とても分かりやすかったです。最低賃金が1500円に
なってやっと年収300万になるということ、現実は
1000円もかなわない。最低賃金がもっと上がれば
現在世の中で起きているいろいろな問題が良い方向に
行くのではないかと思います(貧困、少子化等)。
おかしいことをおかしいと気づける力、それを声に出し
ていくためにも、学習することはとても大切で、今日、
参加できたことは本当に良かったと思いました。

■「労働組合とは」何回も聞いてますが、何回聞いても
おもしろいと思います。いろいろな方の説明を聞いて
いますが、聞くたびに初心にもどり頑張ろうと思います。
ついつい執行委員会に出てこない人が多くなると私は
ボランティアで労働組合の仕事をしているのかと思って
しまいます。私は誰のために、何のために行動している
のかを「わくわく講座」で再確認しています。

■人間らしい生活のためにあるのが労働組合と答えられる
ことが素晴らしいと思いました。ゆとりを多く持つため
にも、会社側と闘える労働組合になりたいと思います。
団結力を深めるコツが学べて良かったです。組合員の声を
大切にして団体交渉することを大切にしたいと思いました。

■今まで私は、それこそ労働組合というものを「なんと
なく」としか思っていませんでした。今日、いろいろな
方々のお話を聞いて、組合の力といものが大切なんだな
と強く感じました。「おかしい」ことを「おかしい」と
感じて、声に出せるように、自分のなかでトレーニング
をしていきたいと思います。

■おかしいことを感じる感覚がマヒしていると思った。
より働きやすくなるように、生きやすくなるよう、気づ
く力、声をあげる力をつけなければいけないと思った。
「勇気と覚悟は社会的なもの」という言葉が印象的でした。

■「おかしい」ことを「おかしい」と感じる、気づくこと
が大切。そのためには学ぶ。学ばないと気づけない!!
でも学ぶための『入門の壁』があるように感じます。
各組合、単組によって、導入のしかたや学習会のしかたが
異なります。10年以上労働者として働いてきましたが、
今の職場に4年前に入職し少しずつ組合の学習をして、
今になってようやく労働組合の大切さや、活動の内容が
わかりはじめたように思います。「おかしい」ことに
なれて、雇用者にすきなようにやとわれないように、
若い人も組合活動に楽しく参加できるように、学習会+α
のたのしみの工夫を考えていきたいです。

長野民医連4年目研修に懐かしい顔が

19日の午前中、
松本市内で長野民医連4年目研修の講師。約80名参加。

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ものの見方を中心に人間観や社会認識をどう磨くか、
あれやこれや。
冒頭は日野原重明さんの話から哲学の大切さについて。

なんと岡山で学生時代を過ごした「るがちゃん」が
4年目じゃないのにこっそり講義を聞きにきてくれるサプライズ
十数年ぶりの再会で最初誰かわからなかった…。
相方と一緒に活動していた仲間です。
わざわざ来てくれて感激でした。

平和のために行動する医師・日野原重明さん。

医師の日野原重明さんが亡くなられた。
110歳ぐらいまではご活躍されるもんだと思っていたので、
正直驚きました。そして残念です。

日野原さんの著作は何冊か読みましたが、
医師としてはもちろん、豊富な教養や人間的感性、
人間をどうみるのかなど、たいへん学ばされてきました。

10年前の「全国革新懇ニュース」での
発言も、医療従事者の学習会などでよく紹介させていただきました。

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731部隊のこと、核兵器のこと、
そして安保条約の廃棄まで言及されていてびっくり。

「現代人に必要なのは戦う勇気より平和を守る勇気」

「私は命を守る医者です。命を脅かす最大のものが
戦争です。だから私は日本が軍隊をもつことに同意
できないし、平和運動に徹するのは医者の務めです」

函館旅から無事に帰ってきました。

きのう(17日)、
行けるときに行っとこうツアー2017 第5弾in函館から
無事に帰宅しました。
3泊4日のゆかいな食い倒れツアーと化してましたが、
現地に行かないと味わえないものを食べられる幸せを満喫しました。

そして相方は旅仲間のサポートもあり、
温泉にもつかれて大満足。
ここ数か月、シャワーしかできてなかったので、
格別の気持ちよさだったみたいです。感謝です。

北海道で「酷暑」「大雨」というニュースも流れていて
心配された方もおられましたが、
函館近辺は札幌や帯広などよりは5℃ぐらい低く、
そこまでではなかったのも幸いでした。

正直、最近の進行具合をみていて、
「もしかしたらこれが最後の行っとこうツアーになるかも」と
思ったりもしていました。
でも現状にあわせたサポートができて、無事に楽しめました。

「よし次も」の意欲もむくむく。
どこまで続くのか、楽しみながらのチャレンジです。

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函館の夕陽。

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函館山からの眺望。夜景はさぞかし綺麗なんだろうなあ。

書き物仕事の山はこえたか。

今年最大の書き物仕事の最終段階。

ここ2日、これだけにほぼ集中してました。
ぼく、書くの好きですけど、怖さもあるんですよね。
書いたものはずっと残りますから。
「ほんとうにこれでいいのか?」って悩みます。

形になるのは秋頃でしょうか。


明日からは、
「行けるときに行っとこうツアー2017 第5弾in函館」。
3泊4日です。

相方の病気(ALS)ですが、徐々に進行しています。
今はもうほとんど歩けません。
人によって進行の仕方がちがう病気なのですが、
今のところ、しゃべったり、
ものを食べたりというのはまったく問題なし。
コミュニケーションや食生活は今までどおりできるので、
これはほんとうにありがたいです。

函館で、
美味しいものをたくさん食べてきたいなと思います。