長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

「何をするのか」の議論がもっと必要かなと

名護、負けてしまいました。
これから何度、こんな悔しい思いをしなければ
ならないんだろう。

今回の選挙でも見せつけられた
相手の卑劣さと周到さ、そして凶暴なまでの力。
どこまでこの国は壊れていくのか。
暗澹たる気持ちになります。

「勝つ方法は、あきらめないこと」
という言葉はそのとおりです。

この言葉を「精神論」とは言いませんが、
あきらめないためには何が必要か、
あきらめずに「何をするのか」の議論を
もっとする必要があるんでしょうね。

勝つためには、対抗できる力を育て、
勝つための戦術も必要なわけで。

安倍政権を1日でも早く倒したい。
本土の人間にこそ、その責任がある。
その思いは強くなるばかりですが、
自分にできることは限られていて。

苦しいな。

福祉保育労の中四国ブロック労働学校

きのう(4日)午後は、
福祉保育労働組合の第19回中四国ブロック労働学校。
こちらも昨年に引き続いて2年連続のお役目。

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中四国各地から約30名の方が参加。

「日本国憲法をめぐる動きと労働組合」という
テーマで90分の講義でした。

会場にくるまで60分のもち時間だと思ってたので、
レジュメでは準備していなかった、
労働組合のそもそもからお話ししました。

憲法も労働組合も、
人間の尊厳という価値でつながります。

生協労連「子会社・委託で働くなかまの交流会」に。

土曜日(3日)午後は広島にて、
生協労連「子会社・委託で働くなかまの交流会」。
昨年も同じ交流会に講師でこさせていただきましたので、
2年つづけてのお役目。

「働き方と労働組合」というテーマで1時間の講義でした。

最初、
「ひとつ実現するとしたら、何に使いますか(時間やお金)」の問いを。
①毎日18時に帰宅できる(残業なし・賃金水準変わらず)
②毎年20日間の有給休暇100%使える(まとめてもOK)
③毎月の賃金5万円アップ(労働時間は変わらず)

「趣味に」「家族と会話」「体を休めたい」「旅行に」
「子どもと過ごす」「ローンの支払いに」「生活費にあてる」など、
どれもまっとうな要求ばかり。

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人間に値する生活を守るためには、労働条件にこだわり、
労働条件を交渉するしかない。労働組合の役割を強調しました。

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講義のあと、2つの組合から経験や活動報告があり、
労働組合の必要性と仲間を広げる大切さが立体的に伝わりました。

2日間の交流会。
厳しい労働環境はなかなか変わっていません。
しっかりつながりあって、
活動の力を高めあってもらいたいと切に思います。

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会場は広島のロードビルでした。

笑って楽しめた初春狂言。

ということで昨夜(2日)は、
初春狂言 福来る。
岡山市民会館でした。

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相方は夜の外出はほとんどしていないので、
かなり慎重に、事故のないようにと。
寒いのと、風邪やインフルをもらうと
命にかかわるので冬の外出はたいへんです。

なんとか無事に行って帰ってこれました(*_*)
久しぶりの野村萬斎!

笑って楽しめました。

2月に突入。今夜、相方は2か月ぶりの外出!

もう2月に突入~!
はやい、はやい。

そんなきのう(1日)は介護休みの1日。
午後からは訪問リハビリとヘルパーさんが
来てくれたので、3時間、家を空けられました。

その時間を利用して役場に行ったりカフェで読書したり。
さらに来週の学習会レジュメ3つを眺め直して赤ペン入れ。

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ちがう空間で集中すると、
いろいろ改善点がみえるもの。今日、直して送ります。

今夜は狂言を観にいきますよー。
相方は2か月ぶりの外出です。
寒いですが、風邪ひかないように楽しんできます☆

ファシリテーター、桜の下で、健康で文化的な6

最近読み終えた本。


『ザ・ファシリテーター 人を伸ばし、組織を変える』
          (森時彦、ダイヤモンド社、2004年)

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ファシリテーション本4冊目。
小説仕立てでファシリテーションのもつ意味と力が
理解できるようになっている。
「議論の過程で起こる化学変化を楽しむ心」
「質問のポケットをたくさんもつ」


『桜の下で待っている』(彩瀬まる、実業之日本社文庫、2018年2月)

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故郷をめぐる5つの物語。新幹線で東北に。
それぞれの生活やら葛藤やら面倒くささやら。
でも心の落ち着きどころ、
自分の一部と感じる場をそれぞれが求めている。
よかった。


『健康で文化的な最低限度の生活(6)』(柏木ハルコ、小学館、2018年2月)

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新人ケースワーカーえみるも2年目に。
アルコール依存症編。丹念な取材でリアル。
人に頼って生きることを、酒に置きかえて、
すべてを酒に頼って生きるようになるアルコール依存の難しさ。
小さな希望も。

「何か困っていることはありませんか?」

相方が絶大な信頼をおいている訪問リハビリのYさん。
これまでも相方の個別ニーズをよく把握され、
生活の質維持のために尽力いただいてきた。

きのうもリハビリをひととおり終えたところで、
「何か困っていることはありませんか?」の問いかけ。

これ、なかなか言えないんです。
個別ニーズをつかむためには必須の言葉ですが、
それに対応する責任がうまれます。
めんどうくさい話になるかもしれない。
単純にいって仕事が増えるわけです。

きのうも、その言葉を発したがために、
あーだこーだの話になり、15分の仕事延長…。

この言葉には、思い出があります。

相方の病名を診断した大学病院では、
いちども「何か困っていることはありませんか?」の
言葉が医療者から聞けませんでした。
個別ケアがなかったのです。
ある意味わかりやすい形で「医療者と患者」の関係性、
ケアの欠落を実感しました。

いま相方の主治医である難波玲子医師のところに
初めて訪れたとき(1年ほど前)、
診察からまもなく「いま一番困っていることは?」の
言葉がかけられました。
すごく救われた思いを感じたのを、はっきり覚えています。
「ああ、患者個人をみてくれている。この言葉を待っていたんだ」と。
難波医師への信頼はこの言葉で確定しました。

なにげない、日常の言葉です。
「困っていることは?」。
でも日本社会から、だんだんとこの言葉が消えているような気がします。
このかんの自治体対応でも、この言葉を聴くことはありませんでした。
聴くことは、責任をうみますから。
聴かなければなにも発生しません。ラクです。

ナイチンゲールは、看護を学ぶ人への書簡のなかで、
看護者が忙しくて手も頭もいっぱいいっぱいのとき、
自分のなかに真剣な目標がなければ、
いとも簡単に「自分のためだけ」の仕事になってしまう、
と指摘しています。
そのとおりだと思います。

だから「困っていることはありませんか?」の
言葉を発せられる人を、ぼくはすごいなと思うんです。

ひとりひとりの上に、基地がある。

日曜日(28日)の午後、平和ゼミ唯一の自由時間。
那覇の公設市場近くの広場でのんびり。

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ガジュマルの木があって、こどもたちの遊び声がひびいてる。

近所のおじさんたちがビールを飲みながら談笑してる。

買い物袋をもったおばあさんが、ゆっくりゆっくり歩いてる。

「あー、この前はどうも~」と、人と人との交わりがある。

華やかな国際通りより、
住む人たちの生活がちょっとだけ見れる、こんな空間が好きだ。

2日目フィールドワークのガイドさんが
「沖縄の人にとっての基地の目線」について語られた。

嘉数高台から見る普天間基地。
嘉手納道の駅から遠望する嘉手納基地。
それは「上からの目線」だ。
でも沖縄の人たちにとっての基地は、
生活の上空を戦闘機や軍用機が飛び交う「下からの目線」なのだ。

ひとりひとりの生活の上に、基地がある。
その視点を忘れてはならない、と改めて感じたお話だった。


相次ぐ米軍機の事故にたいして「何人死んだんだ」と
ヤジを飛ばした国会議員(内閣府副大臣)。
数字でしか人間を見れない愚かさ。政治の貧困がここにある。
米軍の事故で死ぬのは、
もしかしたら目の前で遊ぶこの子たちかもしれないのだ。

名前をもち、生活があり、大切に思い思われる人がいる。
そのひとりひとり人間の上に、基地がある。
そんな沖縄の現実を、ぼくはこれからも伝えていきたい。

そして基地のない沖縄を一緒につくりたい。

沖縄で学んだ3日間。平和ゼミナール。

26日(金)~28日(日)まで、
岡山県民医連・第5回平和ゼミナールの沖縄フィールドワークでした。
私も3日間同行し、学んできました。

今年は平和ガイドさんの力量がこれまでで最高でした。
ゼミ生はとてもラッキーでしたね。深い学びができました。

以下、ツイッターでの発信をそのままご紹介します。


【1】
これから第5回平和ゼミナールの沖縄フィールドワーク。
28日まで3日間。岡山空港はちらちら雪が舞っておりました。
今日は本島南部をまわり沖縄戦の学びです。
総勢9名と今年はちょい少なめですが、よい時間にしたいです。

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【2】
那覇空港とうちゃく。くもり。今日はジンベエさん飛行機でした。
空港でお弁当を買い込み、これから南風原文化センターへ。

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【3】
南風原文化センターと陸軍病院壕跡に。
今日のガイドは5年前に千葉から移住されたという37歳のSさん。
ホテルに勤務しながら休日にガイドされているとか。
博識かつ適切なガイドぶりにほれぼれ。
ゼミ生のみなさんは当時の「病院」の実態にふれて驚きの様子。

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【4】
糸数のアブチラガマに。ガイドのSさんがすごいのは
「ここでひめゆり学徒の◯◯さんが」と個人名をあげて、
その場で起きたことを語れるところ。
なにも見ないで「そこにいた人」の言葉(証言)を
その人に成り代わって語る。とてもリアルに感じる。

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【5】
ひめゆり資料館、米須海岸、魂魄の塔へ。
今日のガイドの方は本当に素晴らしい伝え方で、感銘を受けました。
ゼミ生の集中度がすごかった。
1人ひとりの体験を語るなかで沖縄戦の内実が浮き彫りに。
「体験していない私たちが伝える」の意味を誠実に語れました。

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【6】
昨夜は国際通りのあたりの居酒屋さんで交流会。
沖縄初めてのゼミ生が半分ぐらいいて、
国際通りや沖縄料理で「沖縄きたー!」を実感したもよう。
1月の沖縄の気候は曇りばかりで意外に寒いですからね。
交流会は恋バナふくめ楽しい時間に。一気に距離が縮みます。

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【7】
2日目は、嘉数高台と普天間基地から。
今日のガイドさんの力量もすごい…!
戦前から戦中の日本軍と住民との関係性。
その関係性が沖縄戦でどのように表れたのか、
という角度からの説明。
普天間基地の「危険」の意味を掘り下げて考えてほしいと問題提起。

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【8】
沖縄国際大学のヘリ墜落現場(2004年)、嘉手納基地に。
今日のガイドさんは事故当時、琉球大学の学生で、
その当時の気持ちや不安感をリアルに伝えていただきました。
嘉手納基地は「ここから見えていないもの」
「沖縄県民の視点との違い」を語られました。

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【9】
辺野古に。毎年きていますが、
今回は護岸工事を目の当たりにして辛い。
でも全体からみれば、まだまだ工事は進んでいないし止められる。
現場にくればそれが実感としてわかります。

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【10】
東村高江に。もう6つのヘリパットはできていますが、
監視活動は続けられています。
テントのなかで伊佐真次さんからお話を聴きました。
ガイドさんも高江のたたかいにずっと関わってこられた方で、
リアルなお話が聴けました。北部訓練場の全面返還したいです。

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【11】
3日目の朝。泊まったホテルは、目の前の海がとてもきれいです。
沖縄初めてのゼミ生には、美しいところにもたくさんふれて、
沖縄を好きになってもらいたいなー。
さて今日から名護市長選挙。
稲嶺ススムさんの出発式にみんなで行きます。

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【12】
名護市長選挙、稲嶺ススム出発式に。
弁士の話を聴き、最後のガンバローまで、
ゼミ生のほとんどはこうした体験が初めて。
それぞれに学びがあったと思います。
翁長知事と稲嶺候補の訴えは抜群の説得力と心動かされる内容。
新基地建設を阻止、稲嶺さんの3選を!

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【13】
名護から南下し、不屈館へ。
カメジローのドキュメンタリーをみて、展示を眺める。
3日間の学びと沖縄のたたかいの歴史が重なる。
最後は国際通り付近で自由行動。
そして今、那覇空港。これから岡山に帰ります。
ゼミ生ここちよい疲労の顔。おつかれさまでした☆

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1歩前進。

先週金曜日、
重度訪問介護(障害者福祉サービス)の支給決定の連絡が相方に届く。
上限はひと月207時間。介護保険サービスとの併用になる。

昨年から自宅療養してきた相方は、
基本24時間の見守りが必要。
介護保険サービスと相方のお母さんや妹さん、
そしてぼくが毎月やりくりしながら対応してきた。

しかし、お母さんにも疲れが見えてきていたし、
家族介護中心ではもう限界にきていた。
次の1手としての障害者福祉サービスだった。

障害者福祉サービスと介護保険の併用をするのは、
住んでいる自治体で相方が初めてだそう。
これまでの自治体の対応は「併用はできない」
「毎日は無理ですよ」など冷たいものだったし間違っていたので、
もし今回支給が出来ないという回答だったら
いよいよ「正面対決だな」と思っていたところ。

このかんケアマネさんと連携とりながら、
腰の重い自治体とのやりとりを重ねてきた結果だけに、
喜びは大きい。
幸いなことに、ヘルパーを頼んでいる事業所が、
重度訪問介護もしているので、次のステップにも進みやすい。
お母さんの気持ちもグッと楽になる。

よかった。

ファシリテーション本を読んでいく

最近読み終えた本。
ファシリテーション本を今月は集中的に読みます。


『ファシリテーター養成講座ー人と組織を動かす力が身につく!』
              (森時彦、ダイヤモンド社、2007年)

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ファシリテーションとは、
「集団で何かをするときの基礎スキル」になるもの。
企業利益が着地点となる立場ではあるが、
組織改革はどの組織でも欠かせない課題。学ぶことが多かった。

「知的化学反応を起こす触媒」
「人と人の間の知的相互作用を促進する働き」
などの定義も。


『あすの授業が上手くいく〈ふり返り〉の技術ー(1)身体スキル』
                (上條晴夫、合同出版、2017年)

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教える側の基礎スキル。
とくに身体の使い方に力点を置いて。
考えていたよりは、新しい学びがなかった…。


『“結果”の出ない組織はこう変えろ! ーファシリテーションの応用と実践』
                   (森時彦、朝日新聞出版、2011年)

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「目標未達に慣れてしまい、本気になって
目標達成に取り組まない病」
「チームは私より賢い」など、大事なポイントいくつか。
組織習慣を変えるには粘り強さも必要なり。

「そもそもリーダーは、育てることができるという
意識がほとんどない。意識がないから当然だが、
リーダー人材を育てるための仕組みもない」(75P)
という指摘は、労働運動や政治運動にもあてはまる・・・。


『チーム・ビルディング 人と人を「つなぐ」技法』
       (堀公俊・加藤彰・加留部貴行、日本経済新聞社、2007年)

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ファシリテーション本3冊目。あと5冊ぐらい読む予定。
集団のつながりと触発をうながし、チームにしていく技法集。
今まで体験的にやってきたことに裏づけを得た気分。

たくさん重要なポイントがあったが、ひとつだけメモ。
グループサイズに配慮する。
1つのグループが7人を超えると「自分が意思表示しなくても」と
手抜きをする人が急に増える。
5~6人で1つのグループをつくるのが基本。

愛媛での学習会 感想文を紹介

先日(14日)、自治労連愛媛県本部女性部定期大会で
行った講演「私が私であるために―女性と憲法」の
感想文を頂いたので、そのまま全部ご紹介します。


■誰にでもわかりやすい話し方、進め方で聞きやすかっ
たです。難しいなと思う内容も理解しやすいと思いま
した。「労働組合とは何か?」あたり前のことを改め
て知ることができ、また機会があれば講師の話を聞き
たいと思います。ありがとうございました。

■労働組合があるからこそこのような学習の機会や自分
の労働条件、働き方、国の情勢について考えていくこ
とができる。非正規の方や貧困の方こそこのような機
会もなくこういう考えを持つこと自体難しいと思う。
自らの置かれている立場に満足してはいないが、広い
視野を持って労働運動につなげていきたいと思う。

■わかりやすい自分の家庭や仕事の中で「あるある」と
いった話でよかった。わたしが変わらなければまわり
も変わらない。おかしいことは声を出すことが必要だ
と思った。

■ゆとりの大切さを改めて感じました。忙しさがあたり
まえでそれに慣れてしまっていましたが、今の自分を
振り返ることができる学習会でした。お金も時間もど
ちらも大事、一度きりの人生、自分らしい生活を送る
ためにも、学び続けていきたいと思いました。

■労働組合の大切さ、ワークライフバランスの大切さ
はなんとなく理解していたつもりでしたが、具体的で
おもしろくお話しいただいいてスッと入ってきました。
現在の日本では実際問題、残業しないと仕事が終わら
ず必然的にゆとりがなくなっています。一人の力では
微力ですが、組合みんなで力を合わせて組合みんなの
生活の質を上げられるよう頑張りたいと思いました。
ありがとうございました。

■時間もお金もゆとりも必要であり、ゆとりがその人
らしさをつくることにつながっていくことがわかった。
労働条件が上がれば生活の質が上がり労働条件が下が
れば生活の質が下がる。労働条件と生活の質は連動し
ており、労働条件にこだわって交渉することが必要で
あり、労働組合が大切であることが理解できた。正規
職員の大半は2500h時間以上の労働をしており、家事
育児労働の時間がとれず、女性は非正規の職を選ぶこ
とにつながっている。現役でどれだけ働くかが将来受
け取る年金額に影響してくるため、老後にまで男女差
別が及ぶことに驚いた。

■憲法が生活や労働環境、組合とつながっていること
がよく理解できました。普段考えることもなかったの
で目からウロコでした。

■かつてなくわかりやすい憲法の話だった。わかった
つもりでわかってないことが多いのでとても役に立ち
ました。

■労働条件と生活の質の関係がよくわかり、組合の活
動の大切さを感じました。

■とても聞きやすくてよかったです。生活をしていく
うえで「ゆとり」の大切さがわかりました。労働環境
が悪くなる→残業が増える→ゆとりがなくなる で生
活スタイルに支障をきたしてしまうほど大切だと思う
ので、再度自分自身の生活を見直してみようと思いま
した。ジェンダーや上下関係などいろいろなさべつの
話を聞くことができた。さまざまな作家さんの言葉を
引用することですごくわかりやすくためになる言葉が
多かったです。

■働く主婦が多い中、家事はすべて女の仕事のような
実態にずっと不満を感じています。こういう話こそ男
性対象に学習会していってほしいと思いました。人間
社会はいろいろな人の助け合いで成り立っている。会
社の社長でも1人で生きている、1人で生活している
わけではない。この世はまだまだ働く女性には厳しい
です。まずは小さな社会、家庭の中から声を上げてい
こうと思います。男性にも上司にも聞く耳を持って対
応してほしいと思います。

■自分らしい生活をおくるためにはゆとりがとても大
切だということがよくわかった。ゆとりをもつため自
分が自分らしく生きるため、労組の大切さもよくわか
った。

■労働条件が生活の質に直結している。生活の質を高
めるためには労働条件にこだわる必要がある。団結し
て交渉していかなければ変えていくのが難しい。時給
1,000円でフルタイムで働いても年収は200万円にしか
ならず生活していけないということが衝撃でした。

■何のための組合かわかりやすいお話でした。できる
ことから学んでいこうと思います。

■私が私でいられるように、自分をみつめていきたい。
よくわかるように話していただきありがとうございま
した。本、購入しました。

■表などわかりやすい説明で理解しやすかった。時間
のゆとりの話は実際には「休み」を削ってしまう人も
多いのだろうなと思った。憲法は女性の権利を保障し
ていると再認識した。これからも憲法を大切にしたい。

■労働組合は「自分らしさ」を作るために必要である
という先生の話に目からウロコ! 簡単で納得しました。

■日本人の異常な長時間労働は生活のゆとりをなくし、
自由に使うことができる時間や空間を失わせる。自分
らしく生きること、個人の尊厳を大事にすること。組
合で権利を勝ち取ってきた歴史を学ばなければ自覚が
育ちにくいことなどを学びました。「人権」とは何か
「個人」とは何か、これからも常に考え続けたい。

■家事労働がいまだに女性に重くのしかかっているの
は事実だけれど悔やむことも失望することもない。
一昔前に比べれば若い人の意識はずいぶん変わってき
たと思う。昨日と今日、今日と明日は変わらないよう
に見えても数年数十年たてば人の意識も考え方も大き
く変わっていく。後退ではなく前進、人権を大事にし
あえる社会へと発展していくことが大事。そのために
一人一人何ができるか、どう動けばいいか。

■自分の職場、自分の家庭など身近なところで小さな
ことからでも改善していくことと、もっと大きな視野
で世界を見る、何十年先の社会を見ることや、こうな
ればいいなという社会や人間の関係性を具体的にイメ
ージして近づけていくような生き方ができたらいいと
思う。