長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

生協労組おかやまの分会長研修

きのう(1日)の夜は、
生協労組おかやまの分会長研修の2回目(先週1回目)。

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最初に、
自己紹介を「最近仕事であったいい事」とセットで。
これ、その人の職場の様子が少し見えておもしろい。

次に、
いま労働条件や職場で解決したいことや困っていること、
分会長をするにあたっての不安を紙に書いてもらい、
それをホワイトボードに張りながら共有。
その出された声とかみあわせながら、
労働組合のそもそもをつかむポイント話。
さいごにまた感想交流をぐるっと。

以上45分で。
必然的にこちらから話す内容は必要最小限度にしぼったもの。
でも現場の労働者の声や
不安をきちんと出してもらうことのほうが有益。
最近のスタイルです。

ぼくの話のあとは、
うっちー副委員長がさらに具体的に
分会長の役割などについて参加者と共有。
(ぼくは途中抜け)

この研修会は制度教育で、毎年やってますけど、
つねに内容に工夫が加えられ、よい時間になっていると思います。

8月にあと2回します。
つまり4回開催のどれかに参加してくれという方式。
これも、参加率を高めるために大事なことです。

『友』8月号 「楽しい! をあたりまえのスタイルに」

『学習の友』8月号に
「楽しい! をあたりまえのスタイルに
     ~参加者の『個』を大事にする学習会」
という文章を書かせていただきました。

以下、ご紹介します。


学びあう場に、楽しい!を
 楽しい! は、いつでも人の行動を引き出すエネル
ギーになります。楽しい! は、学びや活動を持続す
る栄養素でもあります。楽しい! をとことん追求す
ることで、様々な創意工夫も生まれます。
 怒りも、大事な感情です。私たちの運動は、大き
な相手(会社や政権)と向きあい、たたかうことが
求められる要素が多分にあります。理不尽なことや
不当なことに対して怒りをもち、それをエネルギー
に転化していきます(不当なことにきちんと怒れる
ことは、人間らしさの発露でもあります)。怒りは
瞬発力をもちます。でも怒りだけでは、エネルギー
はやがて枯渇します。怒りとともに、楽しい! を。
これは、どんな活動でも言えることです。
 学びあう場のなかにも、楽しい! をたっぷりふく
ませたいですね。楽しい学習会とは、どんな学習会
でしょうか。みなさんの経験を出しあって、ぜひ交
流してみてください。私は、楽しい学習会の要素と
して、対話を通じての民主主義や個人の尊厳がその
場で感じられることが大事ではないかと考えていま
す。ちょっと難しい言い回しをすると、憲法的価値
の実感です。
 個人の尊厳とは、憲法がもっとも大事にしている
価値です。一人ひとりが、個として、そして人間と
して尊重されることを意味します。一人ひとりが、
私らしくその場に参加できること。対話を通して人
間らしい関係の質を創造できること。私が安心して
私でいられること。個を大事にしながら、育ちあえ
ること。楽しい学びあいの場は、こうした要素を必
ずふくんでいます。

岡山労働学校での工夫
 ひとつの事例として、岡山労働学校での経験をご
紹介します。労働学校では以前から、受講生どうし
の関係性の質が、学びの質を高めることを実感的に
つかみ、それをうながす仕掛けをカリキュラムやス
ケジュールのなかに組み込んできました。
 たとえば、最初の第1回目の集まりで何をするか。
1回目ですので、みな緊張ぎみです。初めて労働学
校に参加してくれる人もいます。なかには知り合い
が誰もいないのに、参加してくれる方もいます。つ
まり人間関係がまだまったくない、あるいは硬い雰
囲気なのです。そこで、いきなり講義をガーンと行
うのではなく、まず参加者どうしの交流を行います。
誰とでも会話がはずむ「偏愛自己紹介交流」という
ものを毎期やっています。一気に会場の雰囲気が変
わります。たくさんおしゃべりをするので、自分も
この場をつくっている一員だという実感も得られや
すくなります。
 こうした、学習会の導入部分をどうするか、全体
のスケジュールをどう組むのかという問題は、たと
え単発の学習会であっても、すぐれて重要かつ思想
的な問題でもあると私はとらえています。
 岡山労働学校では、始まる前に音楽を流して雰囲
気を明るくしたり、講義の前の十五分間受講生にし
ゃべってもらうコーナーをつくったり、グループ討
論の人数や配置なども、細かく計算して行っていま
す。
 グループ討論の人数は、5~6人、多くても7人
が限度です。人間の心理的な側面、若い人はディス
カッションの訓練に乏しい現状などもふまえ、一人
ひとりが無理なく参画できる工夫や配慮が必要です。
 学習会の空間づくりは、楽しい! の基礎づくりと
して大事です。人間は自分が思っている以上に、物
理的な影響を受けやすいのです。会場はきれいか、
明るさはどうか、机の配置はどうか、講師との距離、
座り方をどうするか。空間をデザインするのも、学
びあう場をつくる主催者の責任です。それが参加者
の育ちあいをうながすのですから。

ファシリテーションの姿勢
 今年に入り、ファシリテーションに関する本をた
くさん読みました。ファシリテーションとは、集団
づくりを促進するための、基本スキルと思ってくだ
さい。
 『ファシリテーション革命―参加型の場づくりの
技法』(中野民夫、岩波書店、2003年)から、
少し長くなりますが、引用します。
 「ファシリテーションは、場を作る。人がいい形
で集い合い、簡単には答えの出ない問題について問
い合う場をつくる。それぞれの思いや経験や感じ方
を大切にし、安心できる環境で、存分にそれぞれの
力を発揮できる場を作る。お互いから謙虚に学び合
ったり、共に考えたりする場を作る。相互の真剣な
やりとりから新しい何かを創造する場を作る。
 ファシリテーションは、つなぐ。初めて会った人
たちをつなぐ。対立する集団や個人の関係をできる
たけ容易にする。切れてしまった関係をとりもつ。
集団と集団、人と人の関係だけでなく、人と社会や、
人と自然の世界をもつなぎ直すことも促進する。身
近でありながら感じられなくなっている自分自身の
心や身体をも取り戻す契機を与えうる。
 ファシリテーションは、引き出す。それぞれにユ
ニークな一人ひとりの存在を、経験や知恵を、引き
出す。忘れてしまっていた感性や直感、自分自身の
気持ちや感じ方を大切にすることを引き出す。一人
ひとりの違った声をきちんと聴き、受け入れ合うこ
との深さを引き出す。一歩踏み出すことの怖れや億
劫さを超え、関わることのおもしろさを引き出す。
 ファシリテーションは、促進する。一人だけでは、
あるいはバラバラではできなかった相乗作用を促す。
自分たちだけでは、堂々巡りしてしまう状況を前へ
と進める。抽象論でなく具体的な提案やまとめへと
促す。さらなる意欲を刺激し、実際の行動や活動へ
と促す。なによりも、自分も何かやっていこうとい
う力を中から引き出し、励まし力づける」

安倍政権への対峙方法
 一方通行でなく、一部の人だけが話す学習会でも
なく、それぞれが安心して参画できて、そこからい
ろいろなものが生み出されていく。これはたんに学
習会のあり方だけの問題ではなく、安倍政権がつく
りだした分断社会への対峙方法でもあります。
 違う意見や考えの人間とは交わらないし排除する、
弱いものへの無慈悲な抑圧と弾圧、これが安倍政権
です。そうした状況に対峙するために、自分のいる
空間や人間関係のなかで、憲法的価値を育て、取り
戻すことが、大事な課題です。それはつまり、草の
根から対話や交流が生まれる場をつくり、組織する
ことです。他者との対話を通じて、私たちは自分の
考えを相対化できるし、一致するところも見つけ出
すことができます。また自分や仲間の育ちをうなが
すのも、「私の意見を表明する」という過程を通じ
てだと思います。対話を通じた民主主義は、成長の
プロセスです。

楽しいことは、力。
 講師や主催者に学習会はおまかせではなく、参加
者一人ひとりが学びの場づくりに参加してもらう仕
掛けをつくる。民主主義もそうですが、おまかせし
てラクをするものは、たいてい身につきません。面
倒くさくても、自らの頭で考え、対話し、新しい視
野をひらき、仲間とつながっていく。これこそが、
個人の尊厳がうたわれている状況のもとでの、ふさ
わしい学習会のあり方だと思います。
 なにより、そのほうが楽しいです。講師の話を聞
くものもちろん面白いけれども、それ以上に参加者
どうしの交流が楽しかった。そんな感想をもつ人は
たくさんいます。楽しいことは、力なのです。一人
ひとりが輝き、みずから参画する主体者になる学習
会を、あたりまえのスタイルにしていくことが求め
られています。
 長野の全国集会では、みなさんと、そうした場を
つくっていきたいと思います(と自分でハードルを
あげておきます)。秋の魅力たっぷりの長野に、全
国からたくさんの仲間がつどい、情勢を切りひらく
主体的な力を育てあう3日間にしましょう。

『ものの見方たんけん隊』 5刷に。感謝。

2014年に出した
拙著『ものの見方たんけん隊』(学習の友社)ですが、
在庫が少なくなってきたので
5刷の作業に入るとの連絡がありました。

零細出版社につき500冊ずつの増刷ですが(^_^;)

まあ、半分は自分が講演のときとかに
販売している実感はありますが、
あと半分は誰が買ってくれているのでしょうか?
まだ見ぬ読者のみなさんに感謝です。

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青森県社保協の総会で講演

土曜日(28日)は、早朝から移動し、
伊丹空港から青森空港へ。そして青森市内。
この4年間で12回目の青森です。

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青森市内の会場近くに、8月2日から始まるねぶた祭の
ねぶたが陳列されていました。いちど生で祭を観てみたい・・・!

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会場からの眺め。
もうね、街は来週から本番ということで、
ねぶたの雰囲気がどんどん高まっているという感じでした。
そして気温は30度もなく、涼しい! 一時の避暑にもなりました。

午後、青森県社会保障推進協議会の総会で講演。
「憲法25条を活かすとはどういうことか」を
テーマにあれやこれや90分。
相方が障害者になっての経験、生活は人権であること、
人権感覚をみがき続けるためにどうするかなど問題提起。
朝日訴訟の話もたくさんしました。

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参加は100人近くいたのではないでしょうか。
会場満杯。すごい。(写真は総会時のものでちょい減ってます)
うち47人が民医連職員だったと夕方の懇親会で知りました。

正直、社保協の総会だから、幹部や役員ばかりだろう、
加も50人ぐらいかなと思ってましたが(すみません)、
青森の底力を見せつけられました。
とくに民医連職場では「講演だけでも」の参加を
広く呼びかけていたそうです。若い人もたくさんいました。
感謝です。

感想文を読むと、
参加者のそれぞれが人権を自分のものとして捉えることの意味、
社会保障運動の役割を再確認されたという受けとめ。

講演終了後は総会でしたが、各地の実践報告がメイン。
野党4党からそれぞれメッセージが。さすが青森です。
17時前には終了。その後、近くの居酒屋さんで10名ほどの懇親会。

青森の素晴らしい文化である方言の
奥深さとアイデンティティーを感じる時間でもありました。
ありがとうございました☆

さて。

 翌日は本来なら愛媛で「働く女性のえひめ集会」の
講師仕事でしたが、台風の影響で、この日午後、
「中止にしました」の連絡が入りました。
その後、明朝の青森→伊丹便が欠航との連絡がANAからも入り、
そもそも愛媛に行けなくなりました。

しょうがないので、日曜日は新幹線乗り継いで、
岡山まで帰りました~。約7時間・・・。本はよく読めました(笑)

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広島民医連・幹部養成基礎講座から、夜は倉敷で学習会

金曜日(27日)午後は、
広島民医連・幹部養成基礎講座の2回目(全7回。うち4回で講師)。

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「民医連職員としての成長と苦悩~自分自身のストーリーを語る」の
3分スピーチから始まり、
課題本を読んできての交流、
「憲法の理念を考える(1)ー人権・社会保障」の講義とディスカッション。

一貫して、「幹部としての成長」
「まわりのスタッフに伝える力をつける」
という観点での学びと交流を重視しています。

でもさすが幹部候補のみなさん、
ほっといても安心な感じです。
充実した学びあいの時間でした。



終了後、すぐさま新幹線で岡山に帰り、
倉敷のCOOP店舗内の会議室で、
生協労組おかやまの新分会長研修(写真撮り忘れ)。

最初に「職場や労働条件で困っていること、解決したいこと」
「分会長として不安なこと」を書いてもらって交流。

なんとかしたい問題や課題は、たいていの場合
ひとりでは解決できない、だから労働組合が必要。
というような流れでした。

せめぎあい。そして移動。

ひと昔前は、夏になると余裕ができて、
「暑い~。バカンスじゃ~」といって事務所で
ゆったり読書していたような。

いまは夏もなぜか忙しい。
介護により労働時間が短くなっているのもあるけど、
なんだかんだと仕事が入ってくる。

8月も、どうもアタフタしそう。
ああ、いやだいやだ。

でもがんばらなきゃとも思う。
そのせめぎあい。

今日から3日間で講師4回。
連続県外出張。
広島、青森、愛媛と、移動また移動です。
よい出張になりますように。

『職場を変える秘密のレシピ47』の第1回読書会

昨夜(25日)は、
『職場を変える秘密のレシピ47』の第1回読書会(県学習協主催)。
範囲は11~23P。
参加予定の人がこれなかったりはありましたが、6名の参加。
医療、教育、保育、生協など職場はバラバラ。

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読書会の目的(長久の問題意識)、
各自の自己紹介(本を読むきっかけや参加動機)、
それぞれの「解決したい問題」について交流しました。

「若い人に理念や方針をどう伝えていくか」
「欠員問題が深刻」
「労組の担い手が少なすぎる」
「対話でつくりあげる文化がない」
「保育士の残業問題」
「人手がいないのに労組の課題が多すぎる」
「教員の多忙化をなんとかしたい」

などなど90分間、たくさんたくさん話をしました。
人数的にはちょうど良かった感じ。
6人以上になると、2つに分けたほうがよさそう。

やってみて感じたのは、職場がそれぞれ違うので、
その職場で解決したい課題をグッと深めるという
感じにはなりにくいなと。
「課題解決のしがいがいありそう」な
話はたくさん湧いてきてはいました。

それぞれの危機意識の共有という面では
意義があったと思います。
こういう話ができる場は少ないと思うので。

1回目としてはまずまずのスタートでした。
もうちょっと参加してほしい人に個別オルグかけます。


次回は、8月28日(火)18:30~20:00。
範囲は24~34Pの予定です。

団結せよ! の思想をさぐるのだ。

岡山県学習協・マルつまみ講座第1回目(8月3日)、
「『共産党宣言』をつまむ」のチラシをつくってみた。

そしてこれから、シネマクレールに
映画『マルクス・エンゲルス』を観にいく!

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国体論、晴れたら、神様から、チームで、軍事主義と

最近読み終えた本。


『国体論―菊と星条旗』(白井聡、集英社新書、2018年4月)

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国体概念を通して、1868年~1945年の近代前半、
1945年~2018年の近代後半に共通する構造と再現性を把握。
現局面が破滅過程というのは実感するところ。
史的唯物論じゃないんだよね~という感想も。問題提起の書。


『晴れたらいいね』(藤岡陽子、光文社、2015年)

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ソワニエ読者日記11冊目。
現代に生きていた若い看護師が、太平洋戦争中の
フィリピンにタイムスリップしてしまい、
従軍看護婦として「生き残る」ことにこだわる物語。
まあ展開としては平凡ですが、
当時と今の価値観の違いは鮮明になります。


『神様からのギフト~ザ・コーチ2』(谷口貴彦、プレジデント社、2010年)

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ザ・コーチが良かったので、2も読んでみた。
かなりうまくいきすぎ感はあるけど、
人を育て励ますコーチング技術で大切な姿勢いくつか。
この手の本はいくつか吸収できるものがあればOK。

「名前をつけて声をかけるだけで、挨拶はいつもとは
違った響きになり、相手の表情も変わることに和美は
気づいた。お互いが存在を認め合うということはとて
も心地よかった」(80~81P)

「人を活かすコーチの仕事の9割は、よき聞き手にな
ることです。評価や強制やコントロールが存在しない
場所がありさえすれば、人は自分の弱みさえ吐き出す
ことができます」(151P)


『人はチームで磨かれる』(齊藤孝、日経ビジネス人文庫、2016年)

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大学生の育ちあいや企業研修の経験蓄積がある
著者ならではの分析と具体的実践。
参考になるところがいくつも。
チームで育ちあうことを強烈に問題意識としてもち、
その技術を磨くことの大切さ。なにより楽しい。


『軍事主義とジェンダー 第二次世界大戦期と現在』
  (敬和学園大学戦争とジェンダー表象研究会編、インパクト出版、2008年)

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2007年に新潟で行われたシンポジウムの書籍化。
「女らしさ」が国家主義にからめとられ、
性別役割分業を強固にしながら戦争協力に進む。
ほかいくつかの視角を得る。

「行けるときに行っとこうツアー2018 第4弾in長野」

ゆっくり書く時間がないので、
写真に簡単なコメントつけてご紹介していきます。
7月13日~17日の旅でした。


1日目、私と相方、そして相方の妹さんの3人で出発。

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今回も旅の移動はすべてこちらの車。レンタカーです。
ハイエースの福祉車両。車いすごと乗れて、かなり荷物も
積み込めるので、重宝しています。
スカイリフトという介護用具も必須なので、それが入るのは
このクラスしかないんですよね。

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滋賀の大津SAで琵琶湖を眺める相方。
1日目は名古屋への移動で終わりです。
10時半に家を出て、ゆったりペースで17時着でした。

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2日目朝から京都の旅仲間が名古屋で合流し、
車で阿智村の満蒙開拓平和記念館へ。
長野県は満州への入植者が全国でもとくに多い県でした。
悲しみの歴史を学べる場所です。

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その後、伊那市のかんてんぱぱガーデンという場所でランチ。
ここには、相方の学生時代の仲間である、るがちゃんが合流。
会うのは10数年ぶりでした。
上伊那医療生協でソーシャルワーカーをされているるがちゃんです。

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そして、奈良宿へ。中仙道の宿場町の雰囲気が今も残る場所です。
あまり時間がなく半分ぐらいしか散策できませんでしたが、
思ったとおりの風情ある街並みでした。

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松本のお宿に到着。露天風呂付き和洋室! 6人まで泊まれます。
ここに2泊しました。
松本から、香川と青森の旅仲間が合流。総勢6人に。
もうみんな相方との旅も慣れたもので、
いろいろ手助けしてくれるので、本当に助かります。
そして相変わらず面白い人たちです。笑うの大事です。

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3日目は、安曇野のちひろ美術館へ。
それにしても、暑かった・・・。
3連休の中日でもあり、人も多かったです。

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ちひろ美術館では、山梨の仲間夫婦もピンポイントで合流。
かわいいちびっこもお1人。
美術館のあと、みんなでイタリアンのランチ。

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どこも、スバラシイ景色でした。さすが長野。


その後、地元のスーパーで買出し。

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お宿でこんな感じに! 部屋食もゆっくりできていいですね。

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4日目は上田市の無言館(戦没画学生慰霊美術館)へ。
私以外はみな初めてということでした。私は2年ぶり。

絵の背景にある物語というか、悲劇なんですけど、
それがあるぶん、絵をみると感情揺さぶられます。
もっともっと生きたかったという無言の叫びが。

そして、お昼はお蕎麦。

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こちらは相方が食べたくるみ蕎麦。
長野はやっぱりお蕎麦おいしいです。

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そして松本に戻ってきて、市立美術館へ。
しかし、時間がなく、さらっと外の雰囲気をみただけ。

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たのしそうだー!!!
人も多かったです。

すでに16時をまわっていて、
ここから名古屋に移動でした。
渋滞もあり、名古屋のホテルに着いたのは21時前。
やれやれでした。

翌日、名古屋からまた岡山に車で。
休憩しつつゆっくりと。

この暑さのなかの5日間の旅でしたので、
相方の体調も心配されましたが、無事に旅を楽しめました。
旅仲間やさまざまな方のサポートが今回も。
ほんとうに感謝です。

さー、つぎは9月の旅です。

平和ゼミナール6年目がスタート

きのう(19日)は、岡山県民医連の第6回平和ゼミナール。
今年度1回目です(全10回。来年4月まで)。
もう6年目なんだな~と。早いものです。
今年も全カリキュラムに関わります。

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若い民医連職員さんの成長を楽しみに、
集団づくりをとくに意識しながら、
学びをサポートしていきたいと思います。

が、
現場の状況(忙しさや平和活動の意味が薄れつつある)と
主催者の思いのギャップも感じます。
法人ごとの送り出す熱の差も感じます。

送り出す側(職場)が、若い人にていねいに説明することって、
最低限必要なことだと思いますが、なかなか。
「とりあえず行ってきて!」と言えるのは業務命令という
強制力があるゆえ。
でもだからこそ、ていねいに説明してもらいたいなと。

でもこちら側の姿勢としては、きっかけは多様でいい。
参加者1人ひとりの「かかわり続けたい動機」を
つくれる平和ゼミにしたいです。

そのためには集団づくりが欠かせません。

きのうは交流をメインに、それぞれの問題関心や経験も
出し合いながら、今後へのスタートをきりました。