長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

11月は少し余裕ができるかしら・・・

きのう(22日)は東京へ日帰り会議出張。
勤通大入門コースの教科委員会でした。

行きも帰りも飛行機で寝て過ごしました…。
10月は緊張感ある日々を送ってきたからなあ。
疲れがたまっているのかも。

11月は少し余裕ができるかしら。

それでも、
木曜日の労働学校「人間の言葉について」講義の予習を少しできた。
言葉について考えるのは楽しいな。
新しい講義ができる予感。

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全医労四国地区協議会の青年交流集会にて

きのう(21日)は香川の琴平に。
9時から、全医労四国地区協議会の青年交流集会で講師仕事。
早く家を出て車で。

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予定より早めに着いたので、
来たことのなかった総本山善通寺に寄り道(15分ほどでしたが)。
四国八十八ヵ所霊場の75番らしいです。

そして琴平の温泉宿へ。大きなお宿でした。
青年交流集会は2日間の日程で、きのうはレクレーションメイン。
で、今日は学習という流れ。

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講演は、「労働組合と活動のそちもそも」をテーマに1時間。

さらに1時間のグループトーク。
フリートークとなっていたので、
私から話しあってほしいテーマ4つだして、話してもらいました。
で、個人発表・グループ発表も私が仕切り(笑)。

組合のこと、職場のこと、お互いのことを
2日間たっぷり交流できたようで、みなさんの感想が
とても良かったです。

80代の方ともジェンダーをしゃべる

きのう(21日)は、岡山県の奈義町(かなり北)へ。
岡山県母親大会のジェンダー分科会でのお役目。

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参加者の最高齢83歳!!

最初にジェンダーとは何か、
女性差別撤廃条約に10分ほど触れたあとは、
ひたすらしゃべり場に。

職場、家庭、地域でのジェンダー。
いや~面白い話(いや悲しい話か)がわんさか出されました。

千葉の船橋で生協労連青年部会・定期大会

土曜日(20日)は、千葉の船橋へ。
生協労連の青年部会定期大会での講師仕事でした。
船橋滞在3時間でのとんぼ返り。

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「労働組合のキホンを身につけよう」がテーマでしたが、
最初に“満足度の輪交流”で場をあたため、関係性の質を高めました。

後半40分でいつものそもそも話。
グループワークではテーマにそっての交流。
始まる前や休憩時間に音楽をかけるなど、
細かい配慮がさすがでした。

運動方針を読んでみても、問題意識が明確で、
着実に変化してきているなという印象。

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岡山のうっちーが生協労連の青年部長をしてます。
これからもよろしく。

「ここに来るといろんな力をもらえます」

先週金曜日(18日)は93期岡山労働学校第3講義。
唯一の金曜日開催であったことや、
もろもろ事情も重なったのか、参加者はかなり減って12名でした。
雰囲気寂しく(涙)。来週盛り返したいです。

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講義は「生活と働くこと」。
なぜ生活に着目するのか、生活の様々な要素、人権としての生活、
労働条件と生活の質は直結していることなど、あれこれお話。
みなさんそれぞれの受けとめで、
感想交流でも話はつきないようでありました。

感想文を以下紹介します。

■生活はひとりの人間にとっての小宇宙。「おか
しい」「モヤモヤ」、そう感じた時、言葉に変換
する力。今日の講義はステキな言葉がたくさんあ
りました。

■今回の講義で労働条件と生活の質は切り離せない
関係にあることを学びました。自分たちの生活の
質を維持向上させるため、憲法28条を行使し、
使用者とよりよい職場環境を目指したいです。

■「生活と労働(働くこと)は直結している」と
いう言葉、納得しました。あたりまえである生活
とはいえ、深く考えさせられた講義でした。

■あまり生きていて生活とは何か? 考えたことは
なかったですが、これから意識をして生活という
ものを見直してみようと思いました。

■グループトークでの「疲れきって家に帰って倒
れるように寝てしまう。でも睡眠時間の割に質が
悪くて…」という声が多数あったことに、どれだ
け生活の質が知らず知らず低下しているのか感じ
ました。ゆとり=自分らしさ。労働条件=生活の質。
いつまでも「これはおかしい」人権感覚を持ち続
けて交渉していきたいです。

■ゆとりについて深く討議できました。自分らしく
生きることを決してあきらめないこと!! そのた
めにできることは何か。ここに来るといろんな力
をもらえます。今日もありがとうございます!!

■ゆとり、今の日本は無さすぎ。自分にもなけりゃ、
人にもない。あるのは負担。悲しいなぁ。それを
指くわえてみずに、一度きりの人生を、権利を勝
ち取る知識を身につけないと!

■人間らしい生活とは、とよく考えますが、やっ
ぱり時間は必要。お金と時間を比べたら、時間か
なあ。でもお金がないと何もできないしなあ…。

■今日の学習で、自分にとって“ゆとり・自由”って
本当に大切なものなのに、無意識にけずっていっ
てしまっているんだと気づきました。それはしか
たないんじゃなくて、おかしいんだ、違うんだっ
てことも、感想の話しあいのなかで思いました。
生活を大切にするために、おかしいことはおかし
いと言葉で発信できるようになりたいです。

■今日の講義も大きくうなづいていました。EU並
みに処遇改善できるよう、職場に仲間を増やすこ
と、数の力をつけること、社保活動を通じ、国に
対して、また市民社会に訴えていきたいと思います。

■生活=働くことがあたり前になっている自分に
改めて気づかされました。もっとゆとりを持って
生活していきたいので、少しずつ変えていくこと
ができればと思います。

■自分の生活を大切にすることなくして、他人の
生活を尊重することはできないし、他人の生活を
犠牲にして自己の生活を人間的に生ききるこては
できない。一度きりの人生を意識して、生活の質
をあげるために労働条件にこだわって、労働組合
の活動に、もう少し関わっていこうと思いました。
ニーズはあるのではなく、つくられる。理想の社
会を構想し、夢を語ること。大切なことを学びま
した。

青森旅の写真を少し紹介☆

「行けるときに行っとこうツアー2019 第5弾in青森」
の写真を少しだけ紹介します。

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2年前の春にきた桜並木の道が、紅葉の道に。
また同じような構図でパチリ。どの季節も素晴らしい青森。
この日は岩木山の8合目まで車でドライブ。
見晴らし最高でありました。

3日目も快晴!
色づく八甲田に。

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まずは下からながめる。

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有名な酸ヶ湯の場所も紅葉が本当にきれいでした。

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そして八甲田の頂上へ! 車イスでもロープーウェイOK。
頂上は寒かったですが、絶景でした。写真右にロープーウェイの影。

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りんご畑、りんご畑、りんご畑。いろいろな種類のりんごが。
まさにりんご王国でした。


以下は、余談です。

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全介助の障害者が旅行を楽しむポイントのひとつは、
「どれだけいつもの生活様式で過ごせるか」です。
宿泊となれば、ベッドやトイレが違うので、
これまでもいろいろ苦労してきました。
本人も介助者も慣れた環境でできれば、準備やケアもスムーズになります。

そこで昨年11月の沖縄旅から、
ホテルに電動介護ベッド&エアーマットを入れてもらうようにしています。
これがないと、本人は特にキツくて、
睡眠の質が落ちて余計なストレスも重なります。

最近は慣れたもので、宿泊施設の近くに
電動介護ベッドを貸してくれる業者をみつけて
(今回は青森の友人がそれをしてくれました)、
ホテルと交渉します。
どこのホテルも電動介護ベッドをわざわざ部屋に
入れる客は初めてなので、
なかには「前例がないので」と一旦は断るところもありますが、
こちらは前例もちまくりなので、
交渉するとこれまでダメだったホテルはありません。

写真は今回の青森のお宿に入った電動介護ベッド。
これさえあれば、自宅のように過ごせます
(費用は介護保険適用外なので少々高いです)。
車イスや移乗用のリフト、いつも使っている
シャワーチェアまで飛行機に乗せて、旅をします。

なかなかこうした準備のたいへんさとか費用面で
旅行をあきらめている障害者もたくさんいると思います。
こうした個人的努力だけでなく、
全介助であっても旅に行きたい人を
サポートできる社会にしたいと思います。

全医労の女性集会での講演感想

先日(6日)講演に行った、「全医労第57回全国女性集会」。
参加者アンケートより私の講演部分について書かれたものを
主催者がまとめて送ってくださいました。ありがとうございます。
そのまま紹介させていただきます。

■講演。良かったです。改めて歴史を学び、ナイチン
ゲールの時代にすでに同じ考えがあったことに驚きで
した。看護は進んでも、看護の要求は変わらないこと。
看護の低下、質の低下にならないよう、私たちがどう
伝えていくのかの大切さ。組合も同じ…。どのように
伝え、組合の質の低下にならないようにしたいんです。
拡大が少しでもできるようがんばりたい。

■講演で、自分のため、スタッフのために、今後考え
ていかなければならないことが明確になったような気
がします。ありがとうございました。

■記念講演がとてもわかりやすく、活動経験の浅い組
合員からベテランまで、幅広くターゲットになるよう
な内容でよかったと思う。女性集会としては、あまり
女性労働者の重点対象とした内容(例えば夜勤改善や
産休・育休:ハラスメントなど)ではなかったが、4
つの重点目標を達成するための基礎学習としての役割
となったと思う。同様の内容、講師で青年集会や労働
学校などでも行っていただきたい。一年前くらいに自
分が知りたかった内容であり、自ら学習するのは苦労
もあったので、このような内容での講演はとても意義
があったと思う。

■長久先生の話は実体験も含めて、色々話をしてもらい、
組合が大切だということも話してくれて良かったです。

■講演では、過去の活動から現在の状況までを考える
ことが出来て、とてもわかりやすく、これからの自分
の活動について考えさせられました。

■講演でつらい思いをしている人に気付いたら、組合
で吸い上げて手を差し伸べていかないといけないなと
思いました。私も1年目、つらい思いをしたことあっ
たなと思い出しました。

■とても興味のもてる講演で、勉強になり楽しかった。
自身のゆとりを大切にしようと思い、そのためにも年
休取得や増員など、一つずつ広めて進めていかなけれ
ばならないと思った。

■長久先生の講演を聞いて、もう一度組合、そして看
護の原点を見つめ直すことができたように思います。

■講演内容が、組合とは?組合がなぜ必要か?という
テーマだったので、根本のところから(ナイチンゲー
ルの話も)されていたので、とても学びになって良か
ったです。本を購入したので、支部に戻ってから青年
委員さんに回し読みをしてもらおうと思います。

■長久先生のお話、本当によくわかりました。

■講演については、私たちが私たちの人権を尊厳し、
人間らしい生活と労働条件にするためには…、労働
組合とは…ノウハウの学習を学ぶことの大切さを改
めて考えさせられました。

■記念講演はとても興味深く聞かせていただき、ため
になった。

■記念講演は良かった。組合についてわかりやすく、
支部でも活用させてもらいたいと思った。

■組合は私たちにとって、とても大切なものと再認
識しました。

■今回の講演は、労働組合とは…とてもわかりやす
く理解できる内容なので、支部での勉強会に参考に
したいです。

■講演について、本を買わせていただいたので、帰
ってゆっくり読もうと思います。

■講演の長久先生の話は、組合に入らない人や新歓
の時に話ができたらいいなと思います。

■講演を聞きながら、自分でも行き詰ったことが昨
年あり、このまま辞めてしまおうと精神的に追い込
まれた時期がありました。その時は、話を聞いてく
れる友人が居たから、踏みとどまることができまし
た。一人の力ではどうにもならないことも、誰か話
を聞いて解決に結びつけてもらえる道があれば、い
きいきと働き続けられると思いました。

無事に青森旅満喫しました!

13日~17日まで、
「行けるときに行っとこうツアー2019 第5弾in青森」でした。
無事にすべての行程を終えて、充実の旅でした。
また後日、写真アップします。

毎日アップルパイ。美味しい料理づくし。
そして素晴らしい紅葉。大好きな青森で過ごせた5日間。
ほんとうに良かったです。

2016年10月のALS診断。
それから約半年間は進行が早く、
「行けるときに行っとかないと」と焦るような思いでつけた、
このツアー名称。
2017年2月のベルリン旅から数えると、今回で18回目になりました。

ここ2年は進行もゆるやかで、
しゃべれるし、まだかなり食べられる。
たくさんの人に助けられ、旅を楽しめてます。
本当にありがたいし、
想像できなかった道をつくっているなと思います。

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八甲田の頂上で。

17日まで青森です。

台風19号が甚大な被害をもたらしそうなときに、
心苦しさもありますが。

明日(13日)から木曜日(17日)まで、
「行けるときに行っとこうツアー2019 第5弾in青森」
に行ってきます。

明日、無事に青森空港に着陸できれば・・・ですが。
たぶん大丈夫と思いますが。

このブログも、17日まで更新はありません。
学習協あてのメールなどにもご返信できません。

よろしくお願いいたします。

「グループ交流で、すごく話が深まり、おもしろかった」

昨夜は93期岡山労働学校の第2講義。

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参加は1回目より落ちましたが23名。
今後も毎週25人前後で推移かな。
今期は女性のほうが多く、きのうも女性15名、男性8名でした。

講義は「“わたし”とはー新しい自分のつくりかた」。

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講義後の感想交流は、
どのグループも時間がきても終わる気配なく話が続き、
学びを深めていました。
まだ2回目ですが、
フラットで安心の空間がもたらす関係性の進化。
労働学校はやはりすごいです。

以下、何人かの感想文を紹介します。


■「私は○○である」の空らんに書くときも、自分は
何者なのかピンとこずでした。しかし今日の講義で
私ってたくさんいて、それでいいんだと、救われた
ような、心が楽になったような気がします。

■感想交流をしている中で、みんなそれぞれ悩みを
かかえているんだなぁと思いました。講義を受ける
と、私はなんだか元気がでます。みんな毎週リフレ
ッシュしていくといいですね。

■“わたし”という言葉ひとつから考える(学ぶ)こと
ができてうれしかったです。意見交換会で話をする
ことで深まりました。

■本当の自分とは何だろうか…と考え、結局答えが
です今日に至りますが、長久さんの講義を聴いて、
本当の自分と考えること自体、あまり意味がないの
かなと思いました。その時々に人と接する自分を自
分だと捉えていくこと、受け入れることが自分らし
さを考えていく上で大切なことのように思えました。

■今回の講義と感想交流でのみなさんの思いを聞いて、
この2時間が1人1人が自分を認めて、周りと向き合
う大事な作業をしてたんだなと思いました。みんな
こんなに色々な困難を抱えながら、自分らしく生き
たいと模索して乗り越えたり、越えられなかったり
してるんだと。そんな生きづらさも環境が社会がつ
くりだしてるなら、私はやっぱり変えたい。

■“わたし”について考えることで、自分の半生の意味
についてもふりかえって整理することができた。グ
ループ交流で、すごく話が深まり、おもしろかった。
集まった人たちが枠がゆるくて、いろいろ話してみ
たくなった。“枠の輸入”!

■相手によって違う顔がある。けど、どれも自分なん
だという言葉に、自分を肯定してもらった気持ちで、
おだやかになれました。その中で、ひとつの属性だ
けに監禁されることが大きなストレスになるという
ことに納得。誰かと接する時、「この人は、いろん
な顔がある」と思いながら、接したい!

■十代の頃は周囲からの自分の評価がとても嫌で、
「自分はそうではない」と反感を覚えてばかりでし
た。その後、自分とは何かをしっかり考える時期が
あり、相手の数だけ自分がいると思え、少し気が楽
になったのですが、今回の講義でさらに考えが深ま
ったように思えます。自分を形づくる社会をどのよ
うにしたいのか。自分や周りの人々の人生のために
も考えなければならないなと思いました。

集中、集中!

来週13日から17日まで、
相方との「行っとこう旅」なので、その準備やら、
その先の仕事の準備やらで大わらわ。

今夜は93期岡山労働学校の2回目です。
通常、1回目は参加率がいちばん高く、
だんだん落ちていくのですが、さてどうなりますか。

こんなことしか書けない状況。
集中、集中です!

「先輩たちのおかげで今の労働条件があるのがわかった」

今日(9日)の午前中は岡山市の西大寺へ。

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西大寺の店舗内会議室で、生協労組おかやまのパート部会新人研修。
おかやまコープに入職して約半年の方が
4人参加されました(+専従2人)。

いつものように労働組合のそもそもをダダッと。
感想交流では、
「初めてきいた話ばかり」
「先輩たちのおかげで今の労働条件があるのがわかった」と、
受けとめ良く好感触。