長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

3月は「種まき開拓大作戦」

3月に入って、突っ走っている。
94期岡山労働学校の成功がゴールである。

労組訪問は、なかなか行けていなかったところもふくめ、
どんどん進めている。

そしてキーマンになる人と会う時間を意識的につくる。
とにかく今は、アポをとって会いに行く。
これをひたすら積み上げていく時期。

そこに意識を集中している。
3月のスローガンは「種まき開拓大作戦」だ。

「彼らを信頼すれば、未来はいつでも明るい」

『古くてあたらしい仕事』(島田潤一郎、新潮社、2019年)
を読み終える。

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久しぶりに「本らしい本」を読んだなあという読後感。
著者(ひとり出版社を営む人)の仕事への姿勢や、
文体から伝わってくる人柄に、背中を押された。
勇気がわいてきた。
ぼくもマイナーな仕事してるから。

1人ひとりと向き合う、ていねいな仕事をしたい。


以下、自分用のメモ。

「本が部屋に1冊増えることによって、さっきまでの
ぼくと、いまのぼくとはなにかが変わっている」(17P)

「人生でもっとも大切なのは、人から必要とされる
ことだ」(31P)

「ぼくは、ぼくを必要としてくれる人のために仕事を
してみたいと思うようになっていた」(32P)

「お金はとても便利で、万能な尺度であるから、多くの
人が採用し、その評価額をもとに、いろいろなことを
計測したり、企画を立てたりしているが、それは数ある
物差しのひとつでしかない。世の中には、お金以外の
尺度がたくさんある。数値化できない尺度は、それ以上
にもっとある」(38P

「ぼくが尊敬していた会社の先輩は、ぼくにひとつの
金言を与えてくれた。それは、真面目にちゃんと営業
してまわれば、1日1回必ずいいことがある、という
こと。…たいせつなのは、怠けないこと。ずるをしない
こと。そうしていれば、なんであれ、結果はでる」(55P)

「(若い)彼らを信頼しなければ、未来は真っ暗だが、
彼らを信頼すれば、未来はいつでも明るい」(186P)

「最初にひとりひとりの生活があるのだ。最初にかけ
がえのない個人がいて、その人の家族がいて、友人が
いる。彼らと話し、ともに出かけ、食事をする。彼ら
をどう思い、彼らのためになにをしようと思うか。
そういうきわめて個人的なことが、文章となり、本と
なることで、永遠の命を持つ。ぼくがつくりたいのは、
そういうものなのだった」(207P)

94期は「変わる、変える! 働き方教室」です。

3月になった。

コロナ収束の見通しはたたないが、
5月14日(木)から始まる94期岡山労働学校の
募集を今日から本格的にスタートさせる。

今期の内容は、「変わる、変える! 働き方教室」。
いつものように、
全9講義+ふれあいコンパの、10回のカリキュラムだ。

ときどき、毎週あって10回ぐらいはキツイ、
と言われることがある。

でも、労働学校での学びの効果を確保するには、
最低これぐらいのカリキュラム量が必要だと思っている。
つまり、「得られる成果」から逆算してカリキュラム量を
決めている。5~6回では、学びや交流が深まる前に
終わってしまう。ここは絶対に譲れない線なのである。

そして内容は、いま社会的関心の高い“働き方”である。
93期は10年ぶりに30名以上の受講生で
こちらの想像を超える成果があったが、
94期はさらにステップアップする。50名が目標である。

そして数にこだわると同時に、
募集活動を通じて、関係性が広がり、
1人ひとりと丁寧に対話できるような活動をしていきたい。
そのための準備も、いろいろ考えている。

最近、ひとり出版社を営む人の本を読んでいるなかで、
「(若い)彼らを信頼しなければ、未来は真っ暗だが、
彼らを信頼すれば、未来はいつでも明るい」という言葉に出会った。
もちろん、私もそう考えているけれど、
あらためて背中を押してもらった気分。

いま世界的にも、課題を克服する闘いの中心にいるのは、
若者である。ローカルな岡山の地でも、必ず変化は起きるし、起こせる。
そう信じて、あらゆる手立てを1つひとつ、積み上げていきたい。

ゴールは明確。
5月14日(木)、50人以上の参加で教室を満杯にし、
心響きあう学びの場をつくる。

今日から、ギヤチェンジ。

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【94期岡山労働学校カリキュラム】
①5/14(木) 第1講義 「雇われて働くということ―労働者って?」
②5/21(木) 第2講義 「労働時間のそもそも―8時間労働の意味」
③5/28(木) 第3講義 「生活と賃金―人間らしい暮らしをつくる」
④5/30(土) ふれあいコンパ(実費負担)
⑤6/ 4(木) 第4講義 「休日・余暇を考える―有給休暇は人権です」
⑥6/11(木) 第5講義 「これって差別!?―雇用形態をめぐって」
⑦6/18(木) 第6講義 「社会保障と働き方―生活と民主主義を支える」
⑧6/25(木) 第7講義 「変える力は何か―労働組合で未来をつくる」
⑨7/ 2(木) 第8講義 「仲間増やしのレシピ(1)―私を語る」
⑩7/ 9(木) 第9講義 「仲間増やしのレシピ(2)―運動にワクワクを」

*講師はすべて長久啓太(岡山県学習協事務局長)


【募集要項】
期間:2020.5.14(木)~7.9(木)基本時間:18:30~20:30
会場:岡山市勤労者福祉センター(岡山市春日町5-6)
受講料:7,000円(県学習協会員5,000円、学生・障害者2,500円)
    単発参加は1回1,500円〔会員1,000円、学生・障害者600円〕
修了資格:全10回のうち、6回以上出席の方に修了証書をお渡しします。
≪お申込み・お問い合わせ先≫ 岡山県労働者学習協会

「今はとてもワクワクしています」

たいへん遅くなりましたが、
21日(金)に行われた核ZERO講座4回目の報告です。
30名が参加。これが最終講義でした。

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いつものように、講義後はグループ感想交流。

おもな内容は、以下でした。


はじめに:核兵器の非人道性=“人間の尊厳を奪いつくすものである”
     ということ(地球規模で)。

一。偽装の被爆国―2枚舌の核政策

 *「唯一の被爆国」という言い方もあるが、いまでは「唯一の
  戦争被爆国」という言い方が一般的。核実験などで、被爆し
  ているのは日本人だけではないため。

 1。日米核密約
  ◇非核三原則(持たず、つくらず、持ち込ませず)の裏で

 2。沖縄と核
  ◇アメリカの占領下で持ち込まれていた核兵器
  ◇ピーク時(1967年)には、沖縄に置かれた核兵器はおよそ1300発。
  ◇核ミサイルの暴発、キューバ危機の際には中国各都市に向け
   発射寸前まで…。

 3。原発と核
  ◇核兵器は、その原料となる濃縮ウランやプルトニウムをつくる
   原発と一体で考える必要
  ◇日本は、47トン(ナガサキ型原爆約8000発分)のプルトニウムを
   ため込んでいる

 4。「核の傘」政策―使うことが前提。だから核廃絶の立場にたてない。
  ◇米国の核抑止力に依存

二。核兵器保有国と核の論理
 1。核兵器の現状
  ◇世界には、現在も14,000発近くの核弾頭が
  ◇各国の状況―アメリカ、ロシア、中国、フランス、イギリス、
         インドとパキスタン、イスラエル、北朝鮮
  ■核保有国どうしの個々の対立はあるが、核兵器を持ち続ける
   という大きな目標では歩調をそろえている。核兵器を所有し
   ながら相手に「持つな」と言っても説得力がない。

 2。核抑止力論は、何をもたらしたか
  ◇核兵器による「おどし」「脅迫」による「平和の維持」
  ◇核抑止力論をのりこえるために
   ―核兵器の非人道性を広げ、国際連帯を

 3。NPT体制の矛盾と進展
  ◇NPT再検討会議の歴史と反核運動

三。核兵器禁止条約と核廃絶への道
 1。核兵器禁止条約(2017年7月7日採択)とその意義
  ◇122カ国の賛成で採択(反対38、棄権16―日本は反対…)
  ◇条約は、発効に必要な50カ国の批准まであと15カ国に
   (2020年2月現在)。
  ◇禁止条約のポイント

 2。日本政府を変えるために
  ◇安倍政権は、禁止条約には署名も批准もしないと表明。
  ◇安倍政権に代わる野党連合政権で、核兵器禁止条約に参加する
   政府をつくることが必要。
  ◇日本が変われば世界が変わる

 3。2020年を飛躍の1年に
  ◇広島・長崎の原爆投下から75年。被爆者の平均年齢は83歳に。
  ◇5年に1度のNPT再検討会議―もっとも大きな核軍縮交渉の場
  ◇3・1ビキニデー、平和行進、8月の原水爆禁止世界大会
  ◇気候変動と核兵器廃絶
  ◇世界を動かしてきた署名
  ◇アメリカ大統領選挙の本格化

 4。平和運動・反核運動について
  ◇平和運動のむずかしさ
  ◇関係性が大事―1人から出発する。でも1人では続かない。
  ◇人間としての豊かさが、活動のなかで花開く

さいごに:被爆者サーロー節子さんの演説

以上。


講義の途中で、ニューヨークのNPT行動に参加する13人に
意気込みや抱負を語ってもらう時間をつくりました。
みなさんの発言で、よりこの日の内容が広がったと思います。

今回の全4回の核ZERO講座は、
参加者も多くて充実でしたが、
それぞれの学びの真剣さが、場の質をおおいに高めました。

やっぱり学習会はおもしろい!


以下、参加者の感想です(一部分)。

■最後のサーロー節子さんの「“抑止力”とは軍縮を
抑止するもの」という言葉が、核心をついているの
がよくわかりました。普段の生活では核兵器廃絶に
向けて少しずつ進んでいるというのが実感しにくい
ですが、世界は確実に1歩1歩進んでいる。自分の
知識を時々アップデートしていかなければならない
し、それによって自分自身の未来への希望も明るい
ものになるなと思いました。

■ニューヨーク行動に参加される方たちの言葉が
すばらしかったです。報告会が楽しみになりました。
核兵器禁止条約の批准国が増えていくのも楽しみ
です。ICANのホームページでよくみています。
身近な人たちがニューヨークへ行くことを話題の
きっかけにして、世界の核兵器の状況に関心を広げ
たいと思います。サーロー節子さんの演説もあらた
めて感動。これも広げたいです。

■この講座に参加して、まだまだ知らないことだらけ
だと実感しました。何より被爆された方々の証言は
本当に胸が痛くなり、重く苦しいですが、勇気をもって
話してくださることに敬意を表して向き合うべきだと
思いました。カタカナの「ヒロシマ・ナガサキ」が、
悲しい記憶のままで終わらないような世界平和をこれ
からも目指して勉強、活動につなげたいです。

■わかりやすく「核抑止力論」が幼稚であることが
理解できました。小型化され、性能をあげることで
ますます白熱していく核軍拡。1日も早く過去の遺物
として葬りたい。「核兵器禁止条約」発効のための、
1年にしたいと思います。

■核ZERO講座を通して、与えられた情報、受け身
では本当のことがわからない。誰かの意見ではなくて
自分の頭で何が正しいのか考えられるように、広く世間
を知る必要があると思った。

■今回の学習でNPT再検討会議の今までの流れが
理解できました。4回の学習を終えて、最後にサーロー
節子さんのノーベル平和賞授賞式での演説全文を読んだ
時に、今までの学習内容がすべてそこに書いてある、
と思いました。実際に被爆を体験しながら、今まで強く
生きてこられた心の叫びを感じ、とても心に響きました。

■配布された資料に載せられた多数の被爆者の勇気ある
証言が、講座の質に厚みを与えていた。これらの証言を
ヒバクシャ国際署名をとるさいや、対話の場面などの
さいにも参考にしたい。

■全4回を終えて、核ZEROに向けても希望が持てたし、
NPTニューヨーク行動を終えたあとに、自分がしていき
たいことも道筋が見えた。今はとてもワクワクしています。
ここで学んだことやNYで学んだことを必ずカタチにして
いきます。

 

マルクス、男が、目標達成、ブッラク企業の

最近読み終えた本。


『マルクス 弁証法観の進化を探る~「資本論」と諸草稿から』
          (不破哲三、新日本出版社、2020年1月)

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これまで読んできたものとのダブりも多いけど、
マルクスにも歴史ありだなあとしみじみ。
不破氏の研究がなかったら、マルクスの読み方もずっと
浅かったんだろうなと。ありがたいこと。


『男が働かない、いいじゃないか!』(田中俊之、講談社+α新書、2016年)

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男性学の立場から、男性をしばるジェンダー規範を問い直す。
平易で読みやすいが、深みがイマイチで、知的刺激はなかった。
入門編。


『目標達成の技術』(青木仁志、アチーブメント出版、2012年)

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5月開校の労働学校にむけてのギアチェンジ本。
去年もこのての本たくさん読んだけと、原理原則はほぼ同じ。
つまり普遍的な技術があるということ。
「曖昧な思考からは曖昧な結果しか生まれない」。考え抜き、実践したい。


『ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話(モフ田くんの場合)』
                 (清水めりぃ、KADOKAWA、2019年)

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94期岡山労働学校の募集、準備に仕事をシフトしていて、
学びもこちらにシフト。ぷぷって笑う場面多し。
猫さま最高。ブラックな働き方のシュールな面もさまざま描く。

コロナで次々と予定がなくなる

例年、3月は講師仕事が少ないのだけれど、
それでも7つ学習会の予定があった。
今日、そのうち2つが中止と連絡あり。
残りも微妙ですね。

うちの母親が中旬に岡山で同窓会があって、
そのついでに相方を見舞いに来る予定だったのも、
同窓会が中止に。来岡もとりやめに。

3月21日から予定していた「行っとこうツアー」も厳しいな。

「会議をおもしろくする基本技術」

岡山でもコロナで次々と企画や集会が中止になっていますが…。

次のリーダー講座・夜間研修編のお知らせ!

4月22日(水)18:30~。
テーマは「会議をおもしろくする基本技術」です。
つまらない会議には、理由があります。
だから、会議をおもしろくすることもできるのです。
その基本を学びあいます。詳細チラシに。

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10回の研修おわったー。

きのう(25日)午後は、
林精神医学研究所(林病院、ひだまりの里病院)のベテラン職員研修。
昨年10月から月2回のペースで行ってきたこの研修も、
この日が最後でした。10回目の日本国憲法の講義。

(写真は撮り忘れてしまいました…!)

みなさんの感想が多様ですが、全体的には、
憲法も人権感覚も、さびついてしまっているなと。
あと、これも当たり前ですが、
研修にのぞむ姿勢そのものが、各人各様。

まったくこちらを向かない人、
真剣に聞いてくださる人、
メモしながら聞いてくれている人。

それぞれです。
あと、グループディスカッションがぜんぜんできません。
議論するということ自体のトレーニング不足があるかと。
人とディスカッションする楽しさを味わう機会がなかったんです。
1つ、1つ積みあげですね。

ここの中堅・ベテラン職員研修は、今年も10月から、
毎回行かせていただく予定です。しっかり準備します。

相方、2か月ぶりの外出!

きのう(24日)は倉敷・美観地区へ。
快晴。
相方、2か月ぶりの外出!。

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昼食は天丼屋さんへ。
相方は上天丼をパクパク。
ALSになって3年半、まだ天丼を食べられる幸せ!

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その後、美観地区をぽかぽか陽気のなかをほろほろ。

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買い物。


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14時から、市民会館で早島アンサンブルのコンサート。
今年はブラームスでした。

さいごは、沖縄フェア最終日のコープで買い物!
きのうも散財!

相方いわく「充実の1日だった」そう。

3月、4月と旅行の計画がありますが、
コロナ問題でどうなるか…。

自治労連岡山県本部の組織集会で

先週金曜日の核ZERO講座の報告は時間があるときに、また。
(ボリュームあるので)

まず、土曜日(22日)の報告から。午後、
自治体労働組合総連合(自治労連)の岡山県本部組織集会に。

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分科会「労働組合について考える~基礎コース」で講師のお役目でした。
持ち時間2時間あったので、
労働条件に比重をおいた「満足度の輪」交流から。

場がなごんだところで、いつもの労働組合そもそも話。
満足度の輪交流が伏線にもなっていて、理解がしやすかったよう。

ベテランの方もおられましたが、2年前に労働組合がつくられた、
とある自治体の社会福祉協議会の方がおふたり参加されていました。
「職場の人に聞いてもらいたい!」と嬉しい感想を言われてました。

次につながる時間になったと思います。

核兵器、偽装の、独ソ戦、この国の、フィンランド、慈雨

最近読み終えた本。


『核兵器と原発~日本が抱える「核」のジレンマ』
       (鈴木達治郎、講談社現代新書、2017年)

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原子力政策の研究者なので、さまざまな論点で、
扱うテーマも広かった。
日本政府の無責任な原子力政策と核廃絶に背を向ける姿勢は、
ほんとうになんなのかと思う。人間性を失った権力の腐朽。


『偽装の被爆国ー核を捨てられない日本』(太田昌克、岩波書店、2017年)

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まあ、題名そのままの内容。
唯一の戦争被爆国の政府が、核廃絶の足を引っ張りつづける実態。
それを許している国民(自民党に投票する人たち)。
つくづく嫌になる。


『独ソ戦―絶滅戦争の惨禍』(大木毅、岩波新書、2019年)

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第2次世界大戦の帰趨を決定づけた独ソ戦の通史。
漠然とした知識しかもっていなかったので、興味深くグイグイ読んだ。
たんなる戦史ではなく、複雑にからみあい変遷する
戦争の性格もまじえての内容。それにしも、空前絶後の惨禍だ。


『この国の不寛容の果てに~相模原事件と私たちの時代』
               (雨宮処凛、大月書店、2019年)

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6人の方との対談集。
神戸金史、熊谷晋一郎、岩永直子、杉田俊介、
森川すいめい、向谷地生良の各氏と、相模原事件を軸にした語りあい。
最後の、べてるの家の話に希望を感じた。読みたい本が増えた。


『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事がおわるのか』
           (堀内都喜子、ポプラ新書、2020年1月)

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おお!という驚きはなかったけど、
合理的で納得のフィンランド人の暮らしと働き方。
教育とか社会運動、労働運動がおおきいのだろうなと想像する。
日本はますます引き離されていくだろう(涙)。


『慈雨』(柚月裕子、集英社文庫、2019年)

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久しぶりの刑事もの小説。
もろもろの設定が絶妙で、深く共感しながら読んだ。
さいごは涙。柚月さんの他の小説も読んでみたくなったー!