長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

芸術文化・映画

「ほかげ」、中江兆民「三酔人経綸問答」

今日(12日)は午後から休み。シネマクレールで塚本晋也監督の「ほかげ」鑑賞。前半の、部屋のなかだけで展開されるストーリーが緊張感ありすぎて怖かった…。趣里さんも「ブキウギ」とはまったく別人。森山未來さんの身体表現力もすごかった…。戦争体験とい…

『コーダ あいのうた』を鑑賞。本もひっぱりだす。

アカデミー作品賞をとった『コーダ あいのうた』。岡南シネマで上映していたので、観てきた。ストーリーはおおかた予想できるものだったけど、良い映画だった。ふと思い出して自宅本棚を物色したら、9年前に読んだ『コーダの世界~手話の文化と声の文化』(…

やはり物語と音楽の力。最高。

きのう(23日)、スピルバーグ監督の『ウエスト・サイド・ストーリー』をみてきた。 1961年版の映画は、高校の音楽の先生がなんと授業でみせてくれ、以後大好きで、たぶん5~6回はみてる。サントラCDまで持っている(写真。買ったのは四半世紀以上前だ…!…

芥川龍之介の「杜子春」のリメイクお芝居を観劇

きのう(27日)は午後、後輩くんが脚色・演出したお芝居「偽作・杜子春」を観劇。芝居を観るのは、いつ以来だろうか…。 午前中、本棚から芥川龍之介の原作文庫を引っ張てきて予習。20ページほどの短編なので、30分ぐらいで読めちゃいました。にしても、やっ…

沢知恵さんのコンサートで涙腺決壊

23日(火)、沢知恵さんのコンサート行ってきました!(ひとりで笑)天神山文化プラザ。 前に憲法集会か何かで何曲かお聞きし、CD1枚購入。まあ、それだけですが、ファンです。はい。沢さんいま岡山にお住まいなのです。生歌の素晴らしさはもとより、人…

ありがとう、寅さん。

昨日(20日)ようやく、たまたま、時間がとれて、仕事帰りに岡南シネマへ。 『男はつらいよ お帰り寅さん』、鑑賞。なんと約200席あるスクリーンなのに観客はぼくひとり!懐かしく、楽しい、贅沢な時間でした。ありがとう、寅さん。さーて、今年は何本映画…

やっと今年3本目の映画鑑賞

きのう(3日)は、今年3本目の映画鑑賞。『天気の子』みました。 『君の名は。』もみたので、まあ流れで。内容への共感部分はほとんどなかったのだけれど、やはり映像と音楽は良いですね。とくに空をみるのが大好きなワタクシとしては、数々の美しい“空シ…

『こんな夜更けにバナナかよ』を観て

1月2日、ひとりで映画『こんな夜更けにバナナかよ』観賞。 先日原作読んでたから、あの厚みのある内容を期待するのは無理だなーと思ってましたが。まあ想像の範囲内。良くも悪くも「映画化」されてて。鹿野さんの弱い部分とか原作ではもっと書かれていたし…

『タクシー運転手』観賞

昨日は「自分のための休日」をとり、神戸の三ノ宮へ。映画『タクシー運転手』観賞。 なんと、今年初映画館!(時間がとりづらかった)舞台は韓国の1980年、光州事件。現地で起きていることを伝えようとするドイツ人記者とソウルのいい加減だけど心優しいタク…

違いを残して、手をつなぐ。

屈しない、というのは難しい。相手が強大であればあるほど。だから、屈しないたたかいに、私は心を揺さぶられる。叱咤を受ける。自分が問われる。3年前に訪れた沖縄の「不屈館」で、瀬長亀次郎の言葉にうなり、メモをした。「小異は捨てちゃいかん。人それ…

映画館で水しぶきをあびるの巻

きのう(18日)午前中は相方の妹さんがきてくれたので相方をまかせ、半年ぶり(‼)の映画鑑賞。『ダンケルク』。 朝イチの上映に行ったらMX4Dという体感型上映。この時間帯しかこれなかったので、よくわからないまま高い鑑賞料を払う。その対価としては・・・ぐ…

「浮世絵揃い踏み」展に

相方との2週間ぶりの外出は県立美術館へ。 浮世絵って、なんでこんなに「新しさ」を感じるのか。江戸人の生活と感性とは?なんつったって、200年以上にわたって鎖国体制をしき、独自の文化的蓄積をしてきたのが江戸時代です。もちろん自然も今よりはるか…

岩手県立美術館はシャープな建物でした。

岩手2日目(9日)の午前中は、温泉宿から花巻駅に移動し、さらに東北本線で盛岡まで。人生初の岩手なんで、ずっと風景を眺めながらののんびり移動でした。 緑があざやかでした。 盛岡駅に着いてから、宮沢賢治も愛したという岩手山を眺めつつ、岩手県立美術…

あきらめないことは、あきらめることよりずっとたいへん。

先日、映画『未来を花束にして』を観賞しました。 1912年イギリス、女性参政権を求めた女性たちの苦闘です。まさに苦闘でした。こんなにも犠牲を払ってたたかわなければ、参政権を手に入れることはできなかった女性たち。自由を求めるたたかいの重さを感じま…

今年さいしょの映画は『この世界の片隅で』

2017年はじめての映画は『この世界の片隅に』。みてきました。岡山イオンシネマ。 評判どおり、当時の呉の様子がアニメだからこそ細部まで再現できていて目を見張りました。原作はかなり以前に読んでいましたが、これも評判どおり、すずの声の「のん」が、そ…

2016年にみた映画

2016年にみた映画(観賞順)。私的評価つき(★)。 『杉原千畝』★★★『顔のないヒトラーたち』★★★★★『人生の約束』★★★★...『明日へ』★★★★★『オデッセイ』★★★★『エヴェレスト 神々の山嶺』★★★★『スポットライト』★★★★★『牡蠣工場』★★★★『64 前編』★★★★『海よりもま…

『学習の友』11月号に映画『トランボ』の紹介記事を書きました。

「干渉をうけることなく自己の意見をいだく自由」(世界人権宣言第19条)は、私たちが自分の人生や生活を自分らしくつくりあげていく根幹をなす自由のひとつです。思想・良心を理由に不利益を課すことは、事実上それを侵害することにあたります。 そうした…

宇多田ヒカルのアルバムを買って聴いています

先日、テレビのSONGSスペシャル・宇多田ヒカルをみた。6年ぶりだったか、久しぶりの音楽活動への復帰。表現者としてのセンス、言葉のえらびかた、歌唱力ふくめ、とにかく圧巻でした。考え続けるartistでもあるなと思った。自分のことをこれだけ客観的に、率…

『シン・ゴジラ』と『トランボ』を観賞す

このかん、映画2本みました。『シン・ゴジラ』 映画としてはなかなか観応えがありました。政府中枢はじめ関係各所のみなさんのチャキチャキぶりがテンポよく観れた要因です。じっさいの政府はどうなんでしょうかね。自衛隊もまあ抑制的でした。いちいち「で…

出張先で趣味に走るの巻

出張報告のまえに・・・空いている時間を利用し、埼玉の深谷シネマにて映画を2本観賞。深谷シネマは、古い蔵を改築した素敵なミニシアターでした。 観賞料金も基本が1,100円とリーズナブル!で、観た映画は・・・■『さとにきたらええやん』 舞台は大阪の釜ヶ崎。い…

上田市の無言館へ。

長野3日目(27日)。松本でレンタカーを借りて、天気よければ上高地にとも思いましたが、雨ということもあり上田市の無言館に。戦没画学生の絵画などが展示してある美術館です。もちろん初めて。 戦死・戦病死した場所と年齢、家族とのエピソードなども展…

『ヘビー・ウォーター・ウォー』を一気観賞

13日は5時間ほど仕事したのち、夕方からDVDレンタルした『ヘビー・ウォーター・ウォー』(ノルウェー、2015年作、全6話)を一気に観賞。 第2次世界大戦下、ドイツの原爆製作計画とそれを阻止する連合軍の作戦。実話をドラマ化。見ごたえあり。核分裂反応の…

世界侵略のススメ観賞。「人の尊厳」について語る警察官を初めてみた。

土曜日(23日)から、シネマクレールで上映がはじまった「マイケル・ムーアの 世界侵略のススメ」をさっそく観てきた。 いやはや、噂どおりのおもしろさ。というか胸をうつ言葉が多いです。ヨーロッパには人権思想がしみ込んでますね。さすがです。まあ映…

久しぶりのオフは、映画2本観賞

約1月ぶりのオフ日であったきのう(1日)は、午前中に映画『海よりもまだ深く』鑑賞。是枝監督の視点好きです。 お昼は中華料理にシタヅツミ。午後も映画『64~前編』鑑賞。見ごたえあり。後編も行かなくちゃ。 ということで、リフレッシュしました(*_*)さ…

映画『明日へ』(韓国)を観て感じたこと

【必見。岡山メルパで上映中】 ■きのう、映画『明日へ』(韓国、2014年)を観た。前半から涙腺が決壊。人間の尊厳、団結の尊さと難しさ、資本の労働者分断の方法、当事者として声をあげることで変わっていく労働者たち。韓国の労働法への知識が乏しいので「…

芹沢圭介の「美しいものを暮らしのなかに」に圧倒される

2泊3日の出張から帰りました。愛知での労働学校交流会など、報告することはたくさんありますが、とりあえず美術館報告から。11日の夕方、愛知での交流会を終え、静岡に移動。静岡駅前すぐ近くにあった静岡市美術館にて「芹沢圭介生誕120年記念展 しあわせの…

映画初めは 『杉原千畝』と『顔のないヒトラーたち』

このお正月は、『杉原千畝』と『顔のないヒトラーたち』を鑑賞。どちらもナチス・ドイツとかかわりのある映画でした。とくに良かったのは『顔のない…』(2014年、ドイツ)です。パンフレットを買った映画は久しぶりです。1963年にフランクフルトで始まったア…

映画『みんなの学校』を鑑賞

土曜日の夜は、岡山市民のつどい(岡山市職労などの実行委員会主催)前夜祭で映画『みんなの学校』を観ました。いや、心底びっくりしました。こんな公立小学校があるなんて。しかも大阪市立の小学校です。たくさんの困難、むずかしさを子どもたちは背負って…

呆然と映画館をあとにした

塚本晋也監督の『野火』を鑑賞してきました。大岡昇平さんの原作は未読ですが、フィリピンでの日本軍の「戦場」がこれでもかというくらい描かれていて、終わったあとは呆然。こんな胸の気持ち悪さは久々に味わいました。2度と見たくありませんが、この映画…

きのう、cobaのコンサートに行ってきました(詩的記録)

「coba」 /長久啓太 ほとばしる音色 それは 世界を表現する その楽器が振動するとき 魂もゆれる 3月10日 ルネスホール coba独奏 アコーディオン その常識を変えるために 走り続けてきた フロントランナーの矜持 革新とは何か 体全体で表現する 気高きアーテ…