長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

読書記録

下町、死ぬくらいなら、死の、風に立つ

最近読み終えた本。相変わらず、ノロノロと読書をしています。『下町ロケット ガウディ計画』(池井戸潤、小学館文庫、2018年7月) 前作と同レベルの面白さ。技術へのこだわり。なんのために仕事をするのかの目的とビジョン。大事だね。『「死ぬくらいなら会社…

国体論、晴れたら、神様から、チームで、軍事主義と

最近読み終えた本。『国体論―菊と星条旗』(白井聡、集英社新書、2018年4月) 国体概念を通して、1868年~1945年の近代前半、1945年~2018年の近代後半に共通する構造と再現性を把握。現局面が破滅過程というのは実感するところ。史的唯物論じゃないんだよね~…

応用していきたい、『OTS 実践ガイド』

『OTS 実践ガイド』(香取一昭+大川恒、英治出版、2018年6月)を読み終える。 オープン・スペース・テクノロジー(OTS)とは、フラットな人間関係のもとで、自由にアイディアや行動へのエネルギーを生み出す場づくりの手法。企業やコミュニティでの実…

『フォト・ドキュメント いのち抱きしめて~在宅介護13年』

『フォト・ドキュメント いのち抱きしめて~在宅介護13年』(田辺祥子〈文〉田邊順一〈写真〉、日本評論社、2002年)を読み終える。 ソワニエ読書の1冊。難病の進行性核上性麻痺を患った田辺肇の介護生活を中心に。妻の田辺祥子は岩波書店の編集者。在宅介…

運動に活かせる、『ザ・コーチ』(谷口貴彦)

『ザ・コーチ~最高の自分に気づく本』(谷口貴彦、小学館文庫、2016年)を読み終える。 副題がイマイチだけど、良書です。目標、目的、ゴール、ビジョン、夢。これらの言葉の定義をはっきりさせつつ、関連性と具体的行動やモチベーションを引き出す基本スキ…

武藤将胤著『限界を作らない生き方』

『限界を作らない生き方 ~27歳で難病ALSになった僕が挑戦し続ける理由』 (武藤将胤、誠文堂新光社、2018年6月)を読み終える。 クレイジー(すごいという意味で)と呼ばれる人間になりたかったという、ひとりの若者が難病のALSになってからのチャレンジを…

訪問看護師、万引き、人が病気で、部長、職場のハラ

最近読み終えた本。あんまり難しい本読んでませんね。『訪問看護師ががんになって知った「生」と「死」のゆらぎ』 (川越博美、日本看護協会出版会、2017年) ソワニエ読書日記6冊目。白血病となった著者の体験と、訪問看護の実践と模索。わが家も在宅ケア真っ…

憲法が、5時に、UNITE!、いつまでも

最近読み終えた本。今は日常生活のなかで本を読む時間がとりにくので、出張の移動時間に集中して、という感じ。『憲法が生きる市民社会へ』 (内田樹・石川康宏・冨田宏治、日本機関紙出版センター、2018年5月) 2月に西宮で行われた3者の鼎談の書籍化。若マ…

相変わらずの乱読とソワニエ読書日記

最近読んだ本。ソワニエの授業が始まり、そちら関連の本が多くなっています。『ソウルの市民民主主義~日本の政治を変えるために』(白石孝編著・朴元淳ほか著、コモンズ、2018年3月) 韓国が熱い。ソウルが熱い。そして読むものの胸も熱くなる。そんな本。韓…

『変えてはいけない憲法9条』(学習の友社)

『変えてはいけない憲法9条』(山田敬男・杉井静子・小沢隆一編著、学習の友社、2018年5月)を読み終える。 現在の憲法問題をQ&Aでまとめたブックレット。学習運動に関わる学者・運動家が執筆。私も、「若者は憲法問題をどう見てる?対話で大切なことは」「労…

ネコの、日本軍兵士、子どもの人権、21世紀を

最近読み終えた本。『ぼくはネコのお医者さん~ネコ専門病院の日々』 (東多江子/文、講談社青い鳥文庫、2018年2月) 私も猫を2匹飼っている。日本では、飼い猫の数は増え続け、ついに飼いイヌの数を上回ったそう!猫も生き物ですから、いつも健康というわけ…

もしドラ、資本論探究、空に、絶滅の、これでは、プロパガンダ

最近読み終えた本。なんの系統性もないですな(苦笑)。『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(岩崎夏海、ダイヤモンド社、2009年) いまさらながらの『もしドラ』。面白かったなー。組織マネジメントはほんとに重要だ…

『学び合う場のつくり方』(中野民夫)

『学び合う場のつくり方~本当の学びへのファシリテーション』 (中野民夫、岩波書店、2017年)を読み終える。 ファシリテーション本6冊目。1章の、大学での「参加型授業」の苦労や工夫が参考になった。これだけの細かい配慮や気配りが、学びの場をつくる側に…

ワンオペ、なぜ女性は、ファシリ、夢を、人間の尊厳

最近読み終えた本。『ワンオペ育児―わかってほしい休めない日常』 (藤田結子、毎日新聞出版、2017年6月) 実際に「ひとりだけ」で育児をしている母親などに多数取材。実状がよくわかる。父親がなぜ育児をしない(できない)のかも多面的に。さらに保育園問…

ファシリテーター、桜の下で、健康で文化的な6

最近読み終えた本。『ザ・ファシリテーター 人を伸ばし、組織を変える』 (森時彦、ダイヤモンド社、2004年) ファシリテーション本4冊目。小説仕立てでファシリテーションのもつ意味と力が理解できるようになっている。「議論の過程で起こる化学変化を楽しむ…

ファシリテーション本を読んでいく

最近読み終えた本。ファシリテーション本を今月は集中的に読みます。『ファシリテーター養成講座ー人と組織を動かす力が身につく!』 (森時彦、ダイヤモンド社、2007年) ファシリテーションとは、「集団で何かをするときの基礎スキル」になるもの。企業利益…

昨年は少なめの82冊でした。

昨年11月中旬以降に読んだ本。結局年間82冊でした。例年より減ってます。家で本を読む時間が激減したことによります。今年は100冊を目標にがんばります。『アベノミクスによろしく』 (明石順平、インターナショナル新書、2017年10月) 安倍政権の経済政策を公…

スターリン、知っては、医者の、医師崩壊、医療崩壊、オルグの、ゴースト、空き家

最近読み終えた本。『現代史とスターリン~ 「スターリン秘史ー巨悪の成立と展開」が問いかけたもの』 (不破哲三・渡辺治、新日本出版社、2017年6月) 驚愕の連続だった不破氏の『スターリン秘史』全6巻を読んだ人でないとわからない内容だけど、そういうレア…

その島の、銀翼の、花咲舞が、助け合いたい

最近読み終えた本。少々疲れているため、難しい本は読んでいません。『その島のひとたちは、ひとの話をきかない ~精神科医、「自殺希少地域」を行く』 (森川すいめい、青土社、2016年) 日本で自殺率がとても低い地域(自殺希少地域というらしい)に、精神…

『健康格差―不平等な世界への挑戦』

『健康格差―不平等な世界への挑戦』 (マイケル・マーモット著・栗林寛幸監訳・野田浩夫訳者代表、 日本評論社、2017年8月)を読み終える。 WHOにおける健康の社会的決定要因(SDH)の報告づくりを主導した公衆衛生の医学者。広い見識とヒューマニズム…

『死を前にした人にあなたは何ができますか?』

『死を前にした人にあなたは何ができますか?』(小澤竹俊、医学書院、2017年8月)を読み終える。 著者はホスピス医。これまでも小澤先生の著書は何冊も読んできて、多くのことを教えてもらった。とくに解決できない苦しみを抱える人への寄り添い方や援助方法…

クルマ社会と子どもたち

『クルマ社会と子どもたち』(杉田聡・今井博之、岩波ブックレット1998年)を読み終える。 交通事故を無数に引き起こすクルマ社会の異常、かつて人びとの生活空間・子どもの遊び場だった道の変質、変わるべきは車優先の道路環境…。コンパクトに学べます。日本…

労基署、社会保障、3時間、私語と、訪問看護師、裸足で

最近読み終えた本。『労基署がやってきた!』(森井博子、宝島社新書、2017年6月) 元監督官の著者が、労働基準監督署と監督官の仕事と社会的役割ついて語る。どれも事例をふまえての論述なのでリアル。電通事件や「働き方改革」の動向についても語られる。労…

シングルマザーをひとりぼっちにしないために

『シングルマザーをひとりぼっちにしないために ~ママたちが本当にやってほしいこと』(シンママ大阪応援団編/芦田麗子監修、日本機関紙出版センター、2017年7月)を読み終える。 良書。たくさんの人に読んでほしいです。シングルマザーの語りを通じて社会問…

バッタを、抑止力、哲学する、弱者の、人間は

最近読み終えた本。『バッタを倒しにアフリカへ』(前野ウルド浩太郎著、光文社新書、2017年5月) これ、めちゃくちゃ面白い。若き昆虫学者がアフリカのモーリタニアへ。砂漠の国で悪戦苦闘のバッタ研究。楽天的かつ柔軟、学者としてのバイタリティーにも刺激…

『社会権―人権を実現するもの』を読んで

『社会権ー人権を実現するもの』(竹内章郎・吉崎祥司、大月書店、2017年3月)を読み終える。 超要約・超翻訳すれば、社会権の確立なしに私たちの自由はない、ということになるだろう。しかし、「社会権が、制度としても社会意識・社会文化としても、そして思…

中国人の、今日も1日、君がここに、仕事と暮らしを

最近読み終えた本。『中国人の本音―日本をこう見ている』(工藤哲、平凡社新書、2017年5月) 毎日新聞記者で、中国総局に5年間勤務した経験をもとに、中国人のリアルにせまる。日中はお互いをもっと知るべしと強調されていたことに共感。生活・文化レベルで…

この夏は難しい理論書を読もう

最近読み終えた本。ここ1か月ぐらいです。理論書がないね・・・。この夏は難しい本よもっと。『身体へのまなざしーほんとうの看護学のために』 (阿保順子、すぴか書房、2015年) ケアする人間とケアされる人間。身体の相互浸透。ではその身体とは何か? 臨床の…

ユマニチュード(人間らしさ)

『ユマニチュード~なぜ、このケアで認知症高齢者と心が通うのか』 (イヴ・ジネスト、ロゼット・マレスコッティ著、 本田美和子日本語監修、誠文堂新光社、2016年)を読み終える。 人間の尊厳の問題から、それがケアの理論と技術につながっているということ…

余暇学。いい学問である。

『余暇学を学ぶ人のために』(瀬沼克彰・薗田碩哉編/日本余暇学会監修、世界思想社、2004年)を読み終える。 「労働の後に入手する余暇という考え方でなく、余暇は独自な存在意義がある」に強く共感する。平日余暇、週末余暇、季節余暇、年に1度程度の長期余暇…