『和菓子のアン』(坂木司、光文社文庫、2012年)を読み終える。
デパ地下の和菓子店にバイトで勤めることになった
18才女子が主人公の小説。
舞台がデパ地下だというだけで、読み物として楽しい。
和菓子の味わいと歴史についても知ることができ、
和菓子が食べたくなるなあ、これ。
『綱領教室第1巻』(志位和夫、新日本出版社、2013年3月)
を読み終える。
日本共産党の綱領(もっとも大事な方針的文章)を
党の委員長が12回にわたり講義したものの活字化。
全3巻。
主観や願望からではなく、
徹底的な事実の検証と歴史の流れのなかで
「いまの改革の課題」が語られている点が特徴。
「沖縄が、本土とはまったく違った苦難の道を1945年の
最初から歩むことになったということは、戦後の変化を
私たちが語るさいに絶対に欠かしてはならない重大な
視点であり、そのことは綱領にも明記されていることを
強調したいと思います」(P191)
のところが、あたり前なんですが、よかったです。
私も、憲法が制定された話をするときには、
「沖縄は平和憲法とバーターで切り離された」と
言うようにできるだけしています。