長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

哲学がっこう メモ書き

きのうの「2013哲学がっこう」の講義を受けての、

ツイッターへのメモ書きのまとめです。以下。

(学習会のようすはまたアップします)

 

 

きょうは岡山県学習協の「2013哲学がっこう」でした。

関西勤労者教育協会の中田進副会長の合計4時間半に

わたる講義は圧巻。あらためて、哲学学習の魅力、

必要性を私自身感じる機会になりました。

圧倒的な知性と洗練された感性。うなりました。

参加者にも大好評でした。

 

今日の哲学がっこう(中田進さん講師)では、

午前中第1講義「事実から出発する唯物論」。

午後から第2講義「変化をとらえる弁証法」

という中身でした。

これから、私自身のためのメモを

ツイートしていきたいと思います。

 

哲学とは、自然や人間や社会を根本から、

つきつめてとらえる学問。世界観ともいう。

古代ギリシャの哲学者たちから、その問いは

本格的にはじまった。

ソクラテスは「汝自身を知れ」と。

自分のことを知るのが、いちばん難しい。

自分とは何か。人間とは何か。哲学の問い。

 

人間をとらえるためのキーワードはたくさんあるが、

「知性」「労働」「社会性」という3つの角度からせまって

いくと、人間の本質をつかまえやすい。

 

言葉は知性の基礎。

小学1年生の段階で、言葉を6000獲得している

子どもと、1500しか獲得していない子どもの

「理解する力」の差。家庭での会話、絵本の読み

聞かせ。言語の豊かさは、「考える力」の基礎。

 

人間の「かたち」へのこだわりは、労働から生まれた。

美的感情の獲得。音、形、色。弦楽器の起源のはなし。

 

外界の反映。意識は脳の働き。感覚器官をとおして。

しかし、脳はやっかいなもので、外界を正確に反映

するとは限らない。反映のプロセスをみる。何をどの

ようにみるのか。

 

認識が誤る原因。全体ではなく部分、表面、一時的。

主観的に。思い込み。独断。そして社会的立場も。

立場が意識を規定する側面も強い。

 

事実と真実。事実からまず出発する。そして、広く深く。

真実に近づく。認識の目的。

なんのために、なにを、どのように。

目的は変革のため。

変革の立場にたつことによって、より対象への認識を

深めようと努力する。

仕組みや法則までつかむ努力。

 

世界観の2つの問題。根本はなにか。

どんなあり方をしているか。

 

つながりが相互作用を生む。作用と反作用。

そこから運動や変化も。

 

変化の3つの側面(あり方)。

①変化の姿-量から質、

②変化の原動力-矛盾、

③変化の方向-古いものから新しいものへ。

 

分析すること。具体的に。しかも全体をみながら。

 

目先だけをみない、もう少し先をみる、そして先を読む。

実践上のあせりは、私たちを観念論に落とし込む。

 

心の扉は内側からかかっている。

他人の心は外からは開かない。

1話したら10聞くぐらいの姿勢で。

 

議論をすることの大切さ。なぜ意見が違うのか、

相手の立場も考える。根源からとらえる。とことん話しあう。

 

人間らしく。人間に値する。その中身を考え続ける。

 

科学的な指導とは、哲学的な指導ともいえる。

 

謙虚さ。これがリーダーには必須。

 

学ぶことは認識の力を高める。

 

強い意志は、認識の度合いによる。

わかっているけど、やる気が起きないということは、

認識の中途半端さにもよる。

 

リーダーには情熱が必要。熱く語る。

そして仲間への愛。楽しむこと。文化を大切に。

 

めざせ! 哲学活動家!

 

言葉だけでなく、「図」「かたち」「物語」としても

理解させる力。講義の魅力。具体的なたとえ。

概念の説明はあとでもよい。

考え方を具体的にイメージさせる力。

 

哲学は、人間をとことん考える。だからおもしろい。

これからも発展する学問。

唯物論と観念論。弁証法。

ヘーゲルすごい。マルクスもすごい。

 

今日は古代ギリシャの哲学者「タレス」もすごい

と思った。万物のものとものは「水」と言ったひと。

気象についてもすごく詳しくて、儲けた話。おもろい。

つづいてデモクリトスは「原子(アトム)」。

プラトンは「イデア」。

すでに唯物論と観念論があった。ギリシャ哲学奥深い。

 

やっぱり哲学史を本格的に勉強したい。

しかし、なかなか日常の活動のなかで、

そこに手が伸びない。

無理やり学習会を企画するのも手だけどなー。

 

集中ツイート、とりあえず終わり。

自分自身のためのメモなので、

お気になさらずにお願いします。はい。