長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

「たくさん顔を持っているんだなと」

今日(22日)の午前中は、
ソワニエ看護専門学校の2回目の授業。43名全員出席。

読書日記は、
川嶋みどりさんの『看護の力』。

しかし、川嶋みどりさんを知っている学生さんが
ひとりもいなかったねー。そんなもんか。
(遠慮して手を上げなかったのかもしれないが)


授業は、絵本『わたし』を材料に、
あれこれと、人間をとりまく諸関係と「わたし」について
考えていきました。



以下、学生さんの感想文より。


◆人間は1人では生きられないが、他者がいるなかで

自分の顔ができているとわかった。知らないあいだに、

今までも様々な顔をもった自分がいたんだなと思うと、

おもしろく感じたし、自分を成長させるのも、「つながり」を

大事にしていきたいと思った。

 

◆この授業を受ける前までは、「わたし」とはと聞かれても

「人間」だとか「日本人」としか浮かびませんでしたが、

数多くの顔を1人ひとりがもっており、それはたえず増えたり

減ったりすることがわかりました。

 

◆「わたし」は見る人によって見え方が変わることがわ

かった。川嶋みどりさんの本を読んでみようと思う。

 

◆わたしという個人はわたし自身がつくっているのでは

なく、周囲のとりまく環境があるからこそ成り立っているのだ。

看護師として患者であっても患者も誰かの家族であり、

つながりがある。そこを理解していきたい。

 

◆たしかに、「わたし」はかかわる人によって様々に変化

する。その多くの「わたし」の中で、どの「わたし」を選択

するかは私であり、そのためには経験を通さなければ

知ることはできない。人とのかかわりを恐れず、向かいたい。

 

◆見る人によってとらえ方が違っていました。あらためて

考えてみると、自分との「関わり」が様々でした。成長して

いくうちに、考え方や関わり方が違っていくのは、おもしろい

ことだと思います。奥が深い話で、もっと聞きたかったです。

 

◆少し深い内容だと思った。相手次第で、様々な自分がいて、

その自分は、つながりによって出来ている。そこまで考えた

ことはなかった。新しい自分をつくり出すために、新しいつな

がりを大事にしていこうと思った。ソワニエに入り、新しいつな

がりが出来たから、このつながりも大事にしたい。

 

◆今日の授業を聞いて、私は今まで支えてくれた人やこれ

から勉学を共にする仲間を大事にしたい。なぜなら、そのよ

うな人たちがいなければ今の私はないからである。

 

◆わたし。人はひとりきりでは生きていけないし、ひとりでは

変われない。だから、支えあって生きていくことが大切だと

私は思います。

 

◆よく人は支えあって生きているといいますが、これは

自分の存在においてとても重要だと思います。他人が

いないと自分は存在できないうので、この時点で他人に

支えられて、他人が存在するにも「わたし」がいないと

いけないので、他人の存在を「わたし」も支えていると

思います。日々、「わたし」とは?と考えているので、

これが正解だとは思っていません。もっといろんな知識や

出会いによって「わたし」とは?は変わってくると思います。

 

◆人はたくさん顔を持っているんだなと思いました。年齢が

上がればつながりも増えるし時代によっても生き方が変わる

んだなと思いました。つながりを大事にしていこうと思いました。

 

◆人間や私、社会についてあまり深く考えたことがありま

せんでした。「わたし」を聞いて、自分にも当てはまることが

できたので、おもしろかったです。常に他からの影響を受け、

変化していることを改めて感じました。