長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

メーデー学習会@水島協同

きょう(23日)のお昼は、倉敷医療生協労組の
メーデー学習会へ。本日は水島協同病院なり。

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50人ぐらい参加してたかなー。すごい。

うち40人ぐらいが新入職員さんでした。

ソワニエ出身の看護師さんも10人以上で、

お久しぶりです、という感じでした。

 

「労働組合と、メーデーのそもそも」というテーマで30分間。

 

ここの職場はユニオンショップなので、

自動的に労働組合に入っているみなさん。

さらに新入職員ということで、

労働組合のことなど、まだまだピンときていないということで、

初歩の初歩から。

 

 

「働いていく」ために必要なひとつひとつの「労働条件」。

賃金、労働時間、休日、有給休暇、諸手当

仕事量(労働密度)、職場の人員、人間関係

働き続けたいと思える職場。働きがい。誇り。役割。

 

それは、けっして固定的ではなく、

みなさんの先輩方が労働組合で活動して勝ちとってきたもの。

そして、それは「良く」もなれば、「悪く」もなる。

 

「働き続けていくための条件」をひとつひとつ変革していく

組織が労働組合。

個別交渉、ひとりでは、その条件は勝ちとれない。

団体交渉の力。団結するということ。

労働者がひとつになる。ユニオン。

 

労働組合は18世紀にイギリスで誕生した。

そして、世界中にある、普遍的な組織。

人間らしく生きていくためには欠かせない、基本的人権。

 

それは、日本国憲法28条の労働三権にも。

団結権(つくろう)、団体交渉権(要求をかかげて交渉しよう)、

団体行動権(交渉が決裂したらストライキやっていいよ)。

 

集まることが、労働組合の活動の「姿」であり、エネルギー源。

だから、労働組合の集まりにまず参加してみよう。

いろいろな発見や出会いがある。

 

メーデーとは。

はじまりは、アメリカから。

8時間労働を求めた労働者のたたかい。自由な8時間を!

ストライキ。仕事を放棄するたたかい方。

20万人が8時間の労働協約を勝ちとる。

資本の側の反撃。切り崩し。

 

1890年5月1日。ふたたび、アメリカの労働者はたちあがった。

ゼネラルストライキ。全産業、全職種で。

そして、世界中の労働者にも呼びかけた。

「同じ日に、同じ要求でたたかおう」と。

それに応えた、世界各国の労働者(おもにヨーロッパ)が、

5月1日に、労働時間短縮の要求でいっせいに行動した。

これがメーデーの出発点に。

 

5月1日は、世界の労働者が声をあげる日、として定着。

第2回メーデーからは、多様な要求をかかげて。

日本では1920年に第1回メーデー。

戦争で中断したこともあったが、今年で84回目。

 

84回メーデーでかかげているスローガンは・・・

アベノミクス、参院選・・・

倉敷のメーデーに参加しましょう!

 

 

 

てな感じでした。はい。