長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

主要政党の参院選挙での「改憲問題」への政策(公約)

主要政党の参院選挙での「改憲問題」への

政策(公約)をご紹介していきます。

 

ツイッター上で流す用につくったので、

基本は政策(公約)文章からの引用ですが、

140字制約があり、若干字句修正しています。

 

正確に伝わるような努力はしました。

みんなの党だけは、

5月3日の渡辺代表の談話もふまえて書いています。

 

これをもうちょっとビジュアル的にまとめて、

憲法学習会の資料などに使いたいと思っていますが…。

 

以下。

 

 

(1)自民党

既に自民党は、現行憲法の全ての条項を見直し、

時代の要請と新たな課題に対応できる「改正草案」を発表。

憲法を、国民の手に取り戻します。

広く国民の理解を得つつ、「憲法改正原案」の

国会提出を目指し、憲法改正に積極的に取り組む。

 

(2)公明党

三原則を堅持しつつ、新たに必要とされる

理念・条文を加える「加憲」。

9条は1項2項を堅持した上で、自衛隊の存在の明記や

国際貢献の在り方について「加憲」の対象として慎重に検討。

96条は改正内容とともに議論するのがふさわしい。

 

(3)民主党

現行憲法の諸原則は、これを尊重、堅持。

その上で、基本理念を具現化し、真の立憲主義を

確立するべく、国民とともに「憲法対話」を進め、

補うべき点、改めるべき点への議論を深め、

未来志向の憲法を構想。96条の先行改正には反対。

 

(4)共産党

安倍政権の改憲への暴走と対決し、

憲法を守り、生かす政治を。

96条改憲をやめさせ、立憲主義を守ります。

9条を生かした平和外交。

前文も含む全条項を厳格に守り、憲法の平和・人権・

民主主義の原則を国政の各分野に生かします。

 

(5)社民党

改憲を阻止し、憲法をいかそう。

96条改正は立憲主義の本質を破壊。反対。

三原則を遵守し、憲法の保障する諸権利の実現を

第一として、国民の生活再建に全力。

憲法理念の具体化のための法整備や政策提起。

平和憲法は変えさせません。

 

(6)みんなの党

改正手続きの簡略化、発議要件を緩和。

憲法上、非常事態法制の整備を明記。

将来的には、憲法改正による首相公選制を導入。

ほか、一院制、地域主権型道州制、政党規定の新設、

重大事案についての国民による直接投票制度の創設。

 

(7)日本維新の会

発議要件を2/3から1/2に改正。

首相公選制を実現。

天皇の元首としての位置づけを明確化。

一院制。

政府が健全な財政運営を行う責任を

有することを憲法上明記。

自衛権に基づく自立した安全保障体制のため、

憲法を改正する。

 

(8)生活の党

基本理念・原理は、現在でも守るべき

普遍的価値であり、引きつづき堅持。

その上で時代の要請を踏まえ、

国民の合意があるならば、国民の権利、

国連の平和活動、国家、国と地方、

緊急事態等の関係で一部見直し、加憲する。

96条は堅持。

 

(9)みどりの風

憲法を守り育てる。

日本国憲法の基本原理、「国民主権」、

「基本的人権の尊重」、「平和主義」を堅持します。

憲法改正は可能であるべきですが、

国民による自主的な改正でなければなりません。

 

(10)緑の党

憲法9条堅持の立場を明確にし、その理念を

実現するために平和・外交政策を展開する。