きのう(24日)は、14時から岡山民医連の
第1回平和ゼミナールで講義。
「戦争と人権―平和のなかで生きる意味」
というテーマ。参加13名。
平和の意味を考えるのは、じつは難しい。
岡山に住んでいれば、
直接命を脅かすような武器や脅威を
感じることはまずない。
平和という空気のなかで、そうでない状態について
考えるのは、想像以上にたいへんなのだ。
てなことをまず語る。
そして、おさえたいものとして、
「戦争」や「軍隊」というものが、
ひとりひとりの人間に何をもたらすのか、
という、人権の視点。
若い人が対象なので、
とっつきやすい題材として、
『綾瀬はるか「戦争」を聞く』(岩波ジュニア新書)
なども紹介。
憲法の考え方、
自民党の改憲草案などにもふれ、
平和のなかで生きる意味を考えました。
このゼミナールでは、
事前学習→カリキュラム本番→事前学習→カリキュラム本番。
という流れを大事に。
それぞれが問題意識をもって学びの場に
参加してもらうためには、事前学習というのは、大事。
きのうの感想交流を聞いていて、
はやくも議論の深まりがあるような気がする。
これが単発の学習会では得られないおもしろさ。
来年の3月まで、受講生のみなさんが
どれだけ変化するか。めっちゃ楽しみだ。
ちなみに、8月は課題本を読む月。
『それぞれの戦争論―そこにいた人たち』
(川田忠明、唯学書房)
『「慰安婦」と出会った女子大生たち』
(石川康宏ゼミナール、新日本出版社)
『戦争への想像力―いのちを語りつぐ若者たち』
(小森陽一監修、新日本出版社)
の3冊のうち、どれか1冊をチョイスして、独習。
9月の集まりでそれぞれが読んだ本を感想発表して、
さらに討論で深めるという流れ。
うむむ、楽しみであるぞ。