最近読み終えた本。
『古典教室 第1巻』(不破哲三、新日本出版社、2013年9月)
マルクスの
『賃金、価格および利潤』
『経済学批判・序言』
をもとに、
科学的社会主義の経済学と史的唯物論の
エッセンスを解説したもの。
古典解説ももちろん学ぶこと大だが、
余談(?)の話題が面白い。
まさに知の巨人だ。
『女性白書2013ー今、女性にとっての家族とは』
(日本婦人団体連合会編、ほるぷ出版、2013年8月)
特集部分約60ページだけは精読。あとは眺め読み。
タイムリーな特集。
家族とは何か。
その「常識」を...相対化できる学び。
日本の伝統的な家族形態は
急速に崩壊しつつある。
ひとり世帯32.4%。 夫婦のみ世帯19.8%。
そして、自民党の憲法改正草案では、
「家族は、互いに助け合わなければならない」
と。
一方で、職場や地域の人間関係が痩せほそり、
家族だけが人間関係のすべて、という人も。
これからの「家族」のあり方は多様化していく
方向に強まるだろう。
韓国、フランス、スウェーデン、アフリカの
家族事情が紹介されていておもしろい。
マルクスだったら、いまの家族問題を
どう分析するだろう。