長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

死の風景、ぼくがいま

最近読み終えた本。


『ヨーロッパ歴史紀行  死の風景』(立川昭二、講談社学術文庫、1995年 )

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ヨーロッパのいくつかの国を訪ねながら、

病気や死と人びとはどう向きあい、考え、

文化をつくってきたのか。

 

30年前の旅行記であるが、普遍的なテーマなので古くない。

死を考えることは、生を考えること。

 

 

『ぼくがいま、死について思うこと』(椎名誠、新潮社、2013年)

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シーナさんのおもしろエッセイ本とはかなりトーンが違う。

シーナさんが接してきた「身近な人の死」や

「世界の葬送のようす」などが語られている。

 

後半がとくに読みごたえがある。

死への認識は、変化し続けるのだろう。