最近読み終えた本。
『ヨーロッパ歴史紀行 死の風景』(立川昭二、講談社学術文庫、1995年 )
ヨーロッパのいくつかの国を訪ねながら、
病気や死と人びとはどう向きあい、考え、
文化をつくってきたのか。
30年前の旅行記であるが、普遍的なテーマなので古くない。
死を考えることは、生を考えること。
『ぼくがいま、死について思うこと』(椎名誠、新潮社、2013年)
シーナさんのおもしろエッセイ本とはかなりトーンが違う。
シーナさんが接してきた「身近な人の死」や
「世界の葬送のようす」などが語られている。
後半がとくに読みごたえがある。
死への認識は、変化し続けるのだろう。