長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

古典教室第2巻、人間という

最近読み終えた本。


『古典教室 第2巻』(不破哲三、新日本出版社、2013年10月)

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『空想から科学へ』をテキストにしての講義録。

エンゲルスの資主義の基本矛盾解説の問題点を

よりつっこんで解明。ふむ。

 

おもしろかったのは、フランス革命の詳細な解説。

社会変革って、ほんと、一筋縄ではいかんね。

エジプト、チュニジアのその後を見ても。

 

だからこそ、理論が必要なんだ、とも思う。

 

 

 

『人間といういのちの相(すがた)』(東本願寺出版部編、2010年)

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仏教のことはほとんど無知だけれど、

現代の諸問題と向きあう姿勢に共感。

 

「人間の苦悩に向きあうのが宗教の原点」。

そのとおり。

 

生きづらさの問題で雨宮処凛さんや清水康之さんも登場。

虐待、喪失、障害、葬儀、宗教のあり方などの

角度からも「いのち」「死」「生きること」を問いかける良書。