最近読み終えた本。
『古典教室 第2巻』(不破哲三、新日本出版社、2013年10月)
『空想から科学へ』をテキストにしての講義録。
エンゲルスの資主義の基本矛盾解説の問題点を
よりつっこんで解明。ふむ。
おもしろかったのは、フランス革命の詳細な解説。
社会変革って、ほんと、一筋縄ではいかんね。
エジプト、チュニジアのその後を見ても。
だからこそ、理論が必要なんだ、とも思う。
『人間といういのちの相(すがた)』(東本願寺出版部編、2010年)
仏教のことはほとんど無知だけれど、
現代の諸問題と向きあう姿勢に共感。
「人間の苦悩に向きあうのが宗教の原点」。
そのとおり。
生きづらさの問題で雨宮処凛さんや清水康之さんも登場。
虐待、喪失、障害、葬儀、宗教のあり方などの
角度からも「いのち」「死」「生きること」を問いかける良書。