最近読み終えた本。
『資本論』学習が長く続いたので、
反動で比較的やわらかい本ばかり
読んでいます。
『デザインの教科書』(柏木博、講談社現代新書、2011年)
わからないところもあったけど、
全体的にたいへん刺激を受けました。
デザインとは何か、心地よさとは何か、
デザインの歴史性・社会性、
市場経済はデザインをどう変えたか、
貧困とデザイン、日常的実践としてのデザイン。
など。
『ごっくん青空ビール雲』(椎名誠、文春文庫、2013年10月)
その名のとおり、
ビールぐびぐびが幾度も登場するおもしろエッセイ。
いつものように、面白いだけでなく膨大な知識と
あほばか体験に支えられたシーナ目線の
切れ味スルドイ論評。
うなることたびたびなのでありました。
『家事のニホヘト』(伊藤まさこ、新潮社、2012年)
日常の暮らし、
ものの使い方や配置をデザインするって、大事だなー。
心地よい生活は、きっと働くエネルギーも良質にする。
さっそくマネできそうなところをわが家でも実践中。
『わたしが正義について語るなら』
(やなせたかし、ポプラ新書、2013年11月)
人間のとらえかたがとても弁証法的ですな。
わかりやすいけど、境界をはっきりくぎらない。
飢えた子どもを助けるのが大事、という正義感に、共感するなあ。