長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

デザイン、ごっくん、家事の、正義について

最近読み終えた本。

 

『資本論』学習が長く続いたので、

反動で比較的やわらかい本ばかり

読んでいます。

 

 

 

『デザインの教科書』(柏木博、講談社現代新書、2011年)

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わからないところもあったけど、

全体的にたいへん刺激を受けました。

 

デザインとは何か、心地よさとは何か、

デザインの歴史性・社会性、

市場経済はデザインをどう変えたか、

貧困とデザイン、日常的実践としてのデザイン。

など。

 

 

『ごっくん青空ビール雲』(椎名誠、文春文庫、2013年10月)

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その名のとおり、

ビールぐびぐびが幾度も登場するおもしろエッセイ。

 

いつものように、面白いだけでなく膨大な知識と

あほばか体験に支えられたシーナ目線の

切れ味スルドイ論評。

うなることたびたびなのでありました。

 

 

 

『家事のニホヘト』(伊藤まさこ、新潮社、2012年)

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日常の暮らし、

ものの使い方や配置をデザインするって、大事だなー。

心地よい生活は、きっと働くエネルギーも良質にする。

 

さっそくマネできそうなところをわが家でも実践中。

 

 

『わたしが正義について語るなら』

(やなせたかし、ポプラ新書、2013年11月)

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人間のとらえかたがとても弁証法的ですな。

わかりやすいけど、境界をはっきりくぎらない。

 

飢えた子どもを助けるのが大事、という正義感に、共感するなあ。