今日(28日)は14時から
岡山医療生協の組合員組織委員会が
来月企画している韓国ツアー(18名参加予定)
「グリーン病院交流と平和を訪ねるソウル3日」の
旅行説明会でミニ学習会の講師。
テーマは「韓国を訪れて学んだこと・感じたこと」。
最初10分間で日韓の近現代史をしゃべり(無謀)、
残り20分で昨年夏に行った韓国旅の様子を報告。
写真、写真、写真で雰囲気を伝える。
しかし、医療生協の方は元気ですねー。
健康づくりふくめ、いろいろな活動をしていて、
仲間がたくさんいて、おしゃべりができて、
だから元気なんでしょうね。意義深い活動だと改めて思いました。
ぼくのミニ学習会のレジュメは以下。
はじめに:近くて遠い国
1。10分で学ぶ―日韓の近現代史
◇明治維新(1868年)以来、明治政府は朝鮮半島の支配をもくろむ
◇1910年・武力の脅しによる韓国併合。
独立運動を力で弾圧(1919年3月1日)。
◇1910~1945年・植民地支配の実態
*政治的従属、経済的搾取、皇民化政策、強制連行・強制労働
*日本軍への徴兵、日本軍「慰安婦」問題
◇1945年8月15日は光復節
◇米ソの対立と思惑により南北分断(なぜ日本でなく朝鮮半島か)。
そして朝鮮戦争。
*朝鮮戦争の際、アメリカ軍の出撃基地として日本をフル活用。
国内の治安対策として、警察予備隊を創設→のちに自衛隊に。
いわるゆ「朝鮮特需」による経済復興。
◇朝鮮戦争以後、反共・親米親日の軍事政権が長く君臨
*とくに朴正熙(パク・チョンヒ)政権時代〔61年~79年〕について
・1965年日韓国交正常化。日韓基本条約締結。日本の経済援助を
受けて経済復興したい韓国の思惑。植民地支配の補償請求に
ついては、資金供与をする代わりにいっさいの請求権を放棄する
内容で政治決着。これがその後、個人補償への障害となる。
条約には、日本の植民地支配にたいする謝罪の言葉はなかった。
◇韓国民主化運動(80年代後半~)
参考文献『変わる韓国』(面川誠、新日本出版社)など
*韓国現代史の底流には、いつも人びとの“たたかい”がある
◇日本の大衆文化の解放(98年~)、2002年W杯サッカー共同開催、
韓流ブーム。
◇過去の歴史(とくに20世紀)の共有は、21世紀の課題として残っている
2。昨年8月、韓国スタディツアーのようすと感じたこと
◇はじめての韓国(京都の方が呼びかけ人のツアー。岡山から4名参加)
◇2013年8月13日~18日
*ツアーの目的。韓国で日本軍「慰安婦」問題をはじめ、日本の加害の
歴史、日本にも責任のある南北朝鮮の分断を学び、参加者や現地の
人と交流する。出会うことで学ぶ。(旅のしおりより)
◇ツアーのスケジュール
1日目(8月13日)
仁川空港で待ち合わせ、ホテルチェックイン
2日目(8月14日)
独島体験館、水曜集会(日本大使館前)、景福宮(キョンボックン)
3日目(8月15日)
韓国では光復節。午前中自由行動(岡山組は東大門の繁華街へ)
西大門独立公園、西大門刑務所、戦争と女性の人権博物館
4日目(8月16日)
ナヌムの家
5日目(8月17日)
自由行動(岡山組は戦争記念館などへ)
6日目(8月18日)
各自順次帰国、岡山組は南大門の繁華街観光
以上。