長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

神奈川労連山田事務局長発言よりメモ

『労働者教育』(労働者教育協会の会報)No.149

 

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第25回労働者教育交流研究集会の記録号。

 

そのなかで、

神奈川労連の山田浩文事務局長の

発言からの私的メモです。

 

「率直に言えば、労働運動をやっていると、いろいろな課題が

あって忙しいわけです。ともすると学習運動が頭から離れて

いくことが私にもあります。それが下の階に学習協があります

から、ちょくちょく顔を見せられて、『どうなっているか』と言わ

れれば、きちんと方針化をして、具体化しなければいけないと

思うわけです。つねに学習運動の方から、労働組合運動に

働きかけていただくことが大事だと思うし、私たちがなにか学習

しなければいけないという時に、すぐに相談できる相手がいる

ということは非常に大事で、これが学習運動が前進している

大きな要因だと思っています」

 

「学習運動が組織の強化、拡大につながっているという実感を

もってもらうことが非常に大事だと思っています。実感がもてな

いと学習運動に金も人も出そうとはなりません。実感をもって

もらい、時間も財政的にも保障するという立場に立ってもらう

必要があります」

 

「大事なのは、いろいろなことをそれぞれで考えることです。

職場や地域、産別もそうですが、考えられる人をどうつくるかが

大事だと思います。とくにいま情勢が大きく動く中で、自分から

構想して運動をつくっていく人をどうつくるかが非常に大事だと

思います」

 

「学習協の方には、思い切って労働組合に働きかけてほしいと

思います。労働組合も青年活動家をどうつくるか悩んでいます。

『なにかしないといけない』『なんとかしたい』という思いがある

わけです。その時に、学習運動から思い切って声をかけて

いただけると『渡りに船』で、一緒に運動をすすめる中で連携が

強まると思いますし、学習協と労働組合の役員同士の懇談なども

やってみるといいんじゃないかと思います」