長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

移動多い9月なり

きのう(6日)は徳島民医連の
2年目職員研修での講師仕事。
17人の2年目職員さんが参加。

「社会保障は誰のためにあるのでしょう」
という問いかけから。

聞いていくと、「国民」と
予想どおりの答えが。
それも間違いではないけれど、
社会保障が生まれてきた歴史を
ひもとくと、もっと本質にせまれる。
イギリスの社会保障の歴史。

社会保障は、なにより
労働者階級のためのものである、
ということを強調。

講義のなかみは、
資本主義社会、労働者とは、
いまの日本の労働者の状態は、
基本的人権とはなにか、
生活と労働の背景から疾病を
とらえる民医連医療の立場性、などなど。

社会保障は高齢者や
社会的弱者のためにある、という理解も
現実を一定反映した認識であるけれども、
なにより社会保障は
「みなさんのためにある」という
当事者意識をまずもってほしかったんです。

社会保障は自分のためにある。
基本的人権も自分自身のものである。
それは人類がたたかいとってきたもの。

そういう認識にたたないと、
やっぱり「他人事」になってしまう
のかなあ、とも感じています。

徳島民医連には、
近々6か月研修(つまり1年目職員)で
あと2回、講師仕事でくる予定です。

今月は香川民医連、広島民医連での
講師仕事もあり、
今週は東京会議出張もありーので、
移動多いです。