長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

核ZERO講座第2講義 ナガサキー被爆の実相

きのう(5日)の、岡山県学習協
「核ZERO講座」第2講義の報告です。

テーマは、「8月9日ナガサキ-被爆の実相」
ということで、13名の参加でした。
講義後、グループに分かれて感想交流をしました。

講義内容の項目を紹介します。
*被爆の実相を学び伝える視点(再度)
*歴史と殉教のまち・長崎
*8月9日11時02分長崎に2発目の原爆投下
*小倉が投下目標だった→変更されて長崎に
*長崎市の中心部からはずれた
*「2発目」ということが若干影響したことも
*二重被爆―山口つとむさんの被爆体験
*被爆の実相―証言をまじえながら
*城山小学校
*山里小学校
*長崎医科大学と付属病院
*浦上第一病院
*浦上天主堂
*消えた「もうひとつの原爆ドーム」
*「原爆は神のご摂理」―永井隆(医学博士)の影響
*ふりそでの少女像の話
*長崎の高校生1万人署名活動
*若い世代の継承の姿勢と取り組み
*「長崎を最後の被爆地に」の思い


以下、参加者の感想文です(一部)。


■恐ろしい核兵器です。つらい思いをしながら
証言をしてくれた人たちのためにも、この話は語り、
伝えていかなければいけない。それが私たちの
使命だと思っています。平和への思いをこめて。

■広島の証言、実相は学ぶ機会はありますが、
長崎の証言、実相を学ぶ機会は少ないです。
長崎の実相をしっかり学ぶこと、自分ごとに
するようにしたい。原爆遺跡、シンボルとしての
ドームなどのある広島と、シンボル的なものが
少ない、弱い長崎。だからこそ、長崎の若い
世代が、引き継ぐためのあたらしい運動をつくり
あげていくのではとも感じた。

■やはりナガサキについては知らないことが
多く勉強になりました。当事者でないことの
負い目を感じるよりも、当事者をつくらない
ことに目を向けねばならないように思いました。

■長崎の実相、知らないことが多くありました。
原爆といえば、どうしても岡山から近い広島が
自分の中でクローズアップされ、長崎について
も勉強しなければならないと感じました。貴重な
資料、講義ありがとうございました。

■整然と並んだ長崎医科大学の学生たちの骨を
見て本当に一瞬だったのだとびっくりしました。
福留志なさんの折鶴には感動しました。小さいけ
れどもずっと声を出し続けることが大切だと思います。

■無差別に殺りくが行われ、無抵抗の国民が
何万人も亡くなり、本当に悲しい事実。二重
被爆なんて、考えもしなかった。それでも生きて
行かなければならない・・・。松添さんの行動は、
辛く悲しい現実の中で、志なさんを救った、
心あたたまる一面でした。