長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

労働組合たんけん隊講座が終了。

昨夜、岡山県学習協「労働組合たんけん隊講座」の
第6回目(最終講義)が行われました。
「人間らしさと労働組合」というテーマで10名の参加。

講座後半は、参加数が減ってしまいましたが、
参加者の討論や感想文をながめると、とてもやりがいがあり、
毎年開催してもいいかな、と思っています。


以下、感想文を紹介します。

■“ほっとけない”という感覚は大事だなーと思います。
他の人にも目を向けられる心のゆとりも欲しいな、と。
同じ労働者同士で足のひっぱり合いをしてる場合じゃない!
とびとびの参加でしたが、来たら良かったと毎回思える
良い機会でした。

■人が人として、人間らしく生きるその土台として
労働組合があるのだとわかった。自由にものが言え、
ゆとりのある生活のためにも、憲法を学ぶことが大切であり、
学ぶ機会や場をつくることが必要だと思った。おそらく、
そういった地道な積み重ねが、組織拡大につながって
いくのだろうと思った。
(講座全体の感想として)
「働くこと」「生活すること」「人間らしく生きること」などなど、
わかっているようで新しく気づかされることが多く、目から
うろこの連続でした。学んだことを少しでも組織活動に
活かしていきたいです。

■自分も、時間のゆとりがなく、学習の場に参加することが
難しかった。「労働条件を改善していくことで、ゆとりが拡大
していく」とレジュメにありましたが、まさにその通りだと
思います。現場で働く仲間と、もっともっとゆとりを拡大する
ために、労働条件の改善につとめていきたいです。

■体と心にゆとりがある生活ができるのは本当に大切です!!
労働組合は、人間らしい、人間くさい組織なんだなーと
あらためて思いました。憲法を実践していく組織ということも!!

■人と人とのつながりが大切で寿命にも関わりがあるなんて。
本を読みたくなりました。“結婚生活”から解放されて、自由な
生活をはじめ1年以上経ちました。日本の“結婚”というのは、
束縛されるものが多いのかなって感じます。“結婚”とは何なのか
離婚をして、はじめて考えるようになりました。人と人とのつながり
をありがたいと感じ、明るい発想ができるようになりました。
今、あらためて学習する中で、まだまだ身についているとは
思えないけれど、“あれ?これっておかしくない?!”って少し
ひっかかることが多くなりました。ふーん、ふーんで流される人生は
もう嫌です。これからも、身につくまで、学習を続けたい。
仕事から離れ、一息つける空間です。

■各労組、専従の方の各職場における組合員さんの
現状等とても参考になりました(労働者としての意識)。
また、自分に対して「ゆとり」がないと心も体ももたないと
言い聞かせることができました。
長久先生のたいへんわかりやすいお話、とても刺激に
なりました。

■平和がくずれると基本的人権がこわれるって納得。
憲法の理念を自分のものにできるように、自分もだけど、
みんなとも学習していきたい。

■「労組」と「人権」は密接に関わっているとはじめて
意識した。あと、全6回通じて、やはり「学習」はすごく
大事で、労組(とくに青年部)で継続的にやりたい!!
「組合」をちゃんと知って、組合の活動に関わりやすく
なるように、身近に感じてもらえるようになったらいいな
というか、そうしたい。

■ゆとりは必要なのが、よーくわかりました。権利よりも
空気を読まされるのが多い世の中。なんでこんなことに
なったのかと、イヤになる。

■「勝手に労働者らしくなる労働者はいない」。執行委員が
集まらないのは、学習の場が保障されていないのだと
改めて気がついた。書記長が変わって、学習の友の学習会が
できていないことに対する危機感は感じていたが、新たに
スタートしようと、討論で明るいきざしができたので、また、
がんばろうと思った。