採決とも言えない強行採決。
でも、怒りはあるが、悲壮感はない。そんな朝でした。
ぼくら世代なんか軽く乗り越えていきそうな、
新しい息吹を、この運動で感じている。
同時に、「民主主義ってなんだ! これだ!」が
ひとつの合言葉にもなっているけど、
問題意識として、職場での民主主義はどうなのか?
ということも感じる。
岡山のまわりにいる若い人のなかでも、
街頭に出てアピールする行動には参加できるけど、
職場のなかでじゃあ何か活動できているかというと、
そうでないケースもままある。
労使の力関係のなかで、労働組合の組織率も低い日本では、
圧倒的に使用者が強い。資本が強い。企業が強い。
労働者は、ものが言えない。職場で政治の議論もできない。
今回の戦争法案でも、ストライキで抗議する労働組合はごく少数だ。
多くの職場で、
民主主義は、まだまだ芽吹いていないと思う。
そこをどうしていくのか。
街頭での(地域での)民主主義と、
職場での民主主義が大きく合流していけば、
もっともっと社会は前進していくと思う。
そのためには、社会科学の認識を
広げることも大事であるので、がんばりたい。
さて、16日(水)は、10時より
香川民医連の第3期平和学校で、
「医療人と日本国憲法」というテーマで90分の講義。
3年連続、香川の平和学校の第1講義の講師として
呼んでいただきました。感謝です。
これまでは、憲法の話が中心でしたが、
今回はもちろん安保法制の問題や情勢も取り入れながら。
9月14日に国会前に行ったときの様子も、
パワーポイントで写真を紹介しながら報告しました。
質問も活発に出て、
「職員全員に聞いてほしかった」という嬉しい感想も。
こうやって、地道に学習会を積み重ねていくことも、
ぼくの大切な使命かなと思います。