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長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

『ストライキ』(藤本正、新日本出版社、1971年)よりメモ

メモ

来週の月曜日に「ストライキとは」の
学習会があるので、あらためて自分用にメモ。

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「支配階級にとって、このストライキは頭痛の
種の1つであるが、それは、ストライキによって、
賃金・労働条件の改善を余儀なくされ、思った
とおりの雇用条件を専断的にとりきめられない
からであり、もう1つは、ストライキによって
労働者の階級意識が高められることをおそれて
いるからである」(3P)

「各国の労働運動の歴史は、ストライキの歴史と
いってもいいくらいに、数かずのストライキが
発生している」(3P)

「相対的過剰人口をバックとする労働者相互の
競争にもとづいて、労働条件はいつでも雇主の
一方的判断によって決定される必然性がある。
われわれの生活している資本主義社会では、労働
市場は、いつでも買手がかってに値段をつける
買手市場なのである」(19P)

「労働組合の経済的機能は、なにより、労働者
相互の競争の制限であった。のちにのべるが、
労働者クラブに集まった同じ職種の労働者が団結し、
ある賃金以下では絶対に働かないことを申し合わせ、
雇主にその旨通告するという形は、その最初の
試みの1つであった。団結の力を十分に発揮する
には、なによりもその職種の労働者の圧倒的多数が、
この団結に参加し、全体の申し合わせに従うことが
必要であった。もし雇主がそれを承認しないとき
には、彼らは一致して労働力の供給を一時的に
中止したのである。これがストライキである」(20P)

「このストライキが1つの圧力手段となるためには、
このストによって生産そのものが事実上ストップ
されることが必須の条件である。したがって、
これを防止するために、資本家はありったけの
知恵をしぼった」(21P)

「また、労働者階級は、被支配階級として、数かずの
政治的不満・要求をもっている。この要求・不満を
表明し、資本家的政府・資本家階級全体にたいして
圧力をかけるのが、いわゆる政治的ストライキである。
むろん、このばあいにも数がものをいう。ごく少数の
労働者の政治的ストでは、支配階級にたいする圧力
手段としては効果に乏しい。しかし、何百万の労働者
のゼネストは、支配階級にたいする大きな圧力となる
ので、政府は若干の譲歩を強いられる」(22P)

「経済的ストライキが高揚した時期には同時に政治
ストも高まりをみせ、“両者はいっしょに高揚し、
いっしょに衰退している”のである」(31P)

「ストライキはいつでも成功するとはかぎらない。
これは労働者と資本家とのあいだの1つの階級闘争で
あって、両者の力関係によって、成功することも
あれば失敗することもある。これを規定する労働者
側の条件とすれば、なにより団結の固さいかんである。
団結が弱ければ、足もとをみすかされて、資本の
譲歩をかちとることはできない」(218P)