2007年に以前のブログに書いた記事を
メモのため再掲。
若い人とのギャップを楽しむ、という姿勢を学びました。
以下。
『NHKアナウンサーの はなす きく よむ-実践新社会人編』
(NHK出版、2006年)
『NHKアナウンサーの はなす きく よむ-声の力を活かして編』
(NHK出版、2007年)
かなりのナナメ読みだったのですが、参考になる部分も。
「世代を超えてきく」というところは、
そうだそうだと思いながら読みました。
「『最近の若い者は』などと若者の流行や考えを見下すような
気持ちがあっては、もちろん世代の壁は乗り越えられません。
若い人から話を聞くことで、『今の動き』を知ることができ
る。そして何より、何かに打ち込む、頑張っている若者に接す
ると、こちらまでエネルギーをもらいます。
弊害になるのは『決め付け』です。若い人たちの流行、文化、
価値観、考え方を、頭から『理解できない』『ついていけない』
と思い込んでいませんか。
『最近の○○はわからん』というのをよく耳にしますが、『わ
からない』のか、『わかろうとしていない』のか、これは大き
な違いです。
また『今の若者は○○だ』とか『○○な傾向にある』というよう
に、世代をひとくくりにして、皆こうだと決め付けるのもよく
ありません。『自分の時はこうだった』と鼻にかけるような
気持ちを持ってもいけません」
「私が意識したのは、『ギャップを楽しむ』という事です。自
分の頃と比べて、その違いに愕然とするのでなく、驚きを楽し
むくらいの気持ちで接してきました。
若い人たちの柔らかい発想からは『新しい流行』『新しいこ
とば』が次々に生まれます。
『ついていけない』という事を苦痛にするのではなく、やは
りここも『知らない世界を垣間見ようという興味』をもつこと
です」
「ギャップを楽しむ気持ちで、若者の傾向を知ろうとする。会話
の中で、初めて知った事に驚き、考え方に感心する。相手を認め
敬う気持ちを示す事で、若い人たちも心を開いて打ち解けてくれ
ます」
「高い壁、分厚い壁を感じたとしても、嫌がらず、歩み寄る気持
ちがあれば乗り越える事ができます。それほど『面倒くさい事』
でも『難しい事』でもありません。
逆に、壁があるから面白いのではないでしょうか…壁を越えて
みたらいろいろな発見がありますよ」