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長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

映画『明日へ』(韓国)を観て感じたこと

芸術文化・映画

【必見。岡山メルパで上映中】

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■きのう、映画『明日へ』(韓国、2014年)を観た。
前半から涙腺が決壊。人間の尊厳、団結の尊さと難しさ、
資本の労働者分断の方法、当事者として声をあげることで
変わっていく労働者たち。
韓国の労働法への知識が乏しいので「なぜこんなことが?」の
疑問も残ったけど。

■不当な契約解除に怒り労働組合をつくり立ち上がる
非正規労働者たち。団体交渉を申し入れるも無視され
続ける(これ日本では許されません。労働組合法参照)。
そしてついにストライキ(お店の占拠)に。ストライキに
入る前の労働者たちの目に見えぬ連帯感にドキドキ。
これだよこれ、と涙腺決壊。

■労働者が失業すると、営んでいる生活が総崩れする。
だから不当な契約解除(首切り)には闘わざるをえない。
一方で、生活のために同じ労働者を攻撃する労働者もいる。
職場管理者が「家長のたいへんさ」を語るシーンは印象的
だった。労働者は「生活」を人質にとられている。

■「お金を持っているというのは強い。どんな闘いでも
お金があれば持久戦に持ち込めます」「労働者に音を上げ
させるには経済的負荷をかければいい。働かないと食べて
いかれない人たちなのだから、失業すれば労働者はあっと
いう間に降参です」という唐鎌直義さんの論文の指摘を
痛感した内容でもあった。

■さいごのお店のシーンで「人として扱ってほしいだけな
んです!」と叫びながら排除されるところは、見ていて
苦しかった。あたりまえの声、人としての尊厳が暴力的に
排除されてしまう現実。日本でも韓国でも、同じ構造の
なかで置き去りにされてしまう人びとがいる。
つながりおう!たたかおう!