最近読んだ本。2月はペース落ちてます。あわわ。
『マルクスならいまの世界をどう論じるか
―アメリカ、中国、IS,ロシア、EU』
(聽涛弘、かもがわ出版、2016年1月)
こうした広く深い認識にふれることって、すごく刺激に
なりますね。経済的土台を基礎に、世界情勢を網羅的に
とらえようとする視座こそ、マルクス的と言える。
情勢にかかわっても、役立つ問題提起がふんだんに。
『ねこはすごい』(山根明弘、朝日新書、2016年2月)
ねこの「つよさ」から始まり「感覚力」「治癒力」など、
そのすごさを存分に。ねこはすごい。ええ。わかってますって。
殺処分を減らす取り組みも紹介。ねこ好きは読むように。
『検証「地位協定」 日米不平等の源流』
(琉球新報社・地位協定取材班、高文研、2004年)
琉球新報が入手した外務省機密文書「日米地位協定の考え方」
及び「増補版」を通じて、米軍特権(屈辱的不平等)のリアルな
姿を浮かび上がらせる。琉球新報の連続キャンペーンの記事が
もとになっている。これぞジャーナリズムという感じ。
命・人権より米軍が上位なのがリアルに認識できる。
『本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」』
(前泊博盛編著、創元社、2013年)
日米地位協定の歴史や屈辱的な内容がよくわかる。
ほんと、わかりやすい本。国民全員がこの内容知ったら、
安保条約への認識がガラッと変わるんでしょうね。
端的にいえば米軍は日本の中で超法規的存在。
植民地と宗主国の関係という本書の指摘は
その通りと言うしかない。その矛盾は沖縄に集中。