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長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

勤勉は美徳か?、お買物で、侵略と植民地支配、NO.6#123

最近読み終えた本。
引き続き、あさのあつこさんの作品を読みちゅう。
 

『勤勉は美徳か?ー幸福に働き、生きるヒント』
      (大内伸哉、光文社新書、2016年3月)

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いくつか「なるほど」と参考になったが、
全体的にはモヤモヤと。
著者の立場性があいまいだからだろう。
非正規労働者の問題にもほとんどふれていない。
結局「自分次第」という感じの結論に違和感。


お買い物で世界を変える』
  (日本弁護士連合会消費者問題対策委員会、岩波ブックレット、2016年3月)

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導入部の「鈴木さんファミリー」の話が
身近に感じられ、読みやすい。
つまり賢い消費者になろうということですけど、
労働者としての成長と消費者としての成長との関連を考えたい。


『語り継ぐ 日本の侵略と植民地支配』
    (赤旗編集局編、新日本出版社、2016年3月)

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こういう戦争の歴史と想像を絶する凄惨と悲嘆を背負って、
日本国憲法の平和主義は誕生した。
憲法を無視することは歴史の忘却であり
死者や被害者への裏切りである。よくまとまってる良書。


『NO.6 #1』(あさのさつこ、講談社文庫、2006年)

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なんか未来都市の設定が2013年になってるけど、
もう過ぎてたり。
前半やや退屈だったけど、後半から展開が早くなり
おもしろくなりつつある。全8巻らしい。
作家の世界観・人間観が鋭く表出される作品になりそう。


『NO.6 #2』(あさのさつこ、講談社文庫、2007年)

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この世界の、人間の、傲慢さ卑劣さ欲望混沌を描く。
それでも、なおそれでも読者に希望を語りたい作者の
思いが伝わってくる。


『NO.6 #3』(あさのさつこ、講談社文庫、2007年)

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物語をつうじて、作家はこの混沌とした社会と対峙し、
思索し、もがいている、そんな印象。

「疑うことは、それこそエネルギーがいる。そうだ
そうだってうなずいていたほうが、ずっと楽だからな」(83P)
って、まさにものの見方のポイント。

これからどんな展開になるのだろう。