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長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

「仲間とともにつくる平和」を

報告がだいぶん遅れましたが、
5月15日(日)の90期岡山労働学校
「こんな人に会っちゃった教室」第5講義のご報告です。

テーマは、「核兵器のない世界を~被爆2世として」です。
講師は、
岡山「被爆2世・3世の」会世話人代表の加百智津子さんでした。
参加は14名でした。

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加百さんのお話は、ひとつひとつの言葉に
たしかな思いがつまっているというか、
加百さんご自身の人生そのものから、
核兵器をなくしたいという「生き方」が生まれている
ことを感じる内容でした。

とても心に響くお話で、
参加者のみなさんもしっかりと受けとめて
いただいたようすでした。


以下、講義の概要です。

1.被爆2世とはどういう人のことを言うのですか?
  高校生からのまさかの質問にドキッ! (-_-;)
2.被爆体験の受け継ぎ手として 岡山「被爆2世・3世の会」を発足
  “伝える 受け止める。 また伝える また受け止める。とても大切です。」
  (女優 吉永小百合さん)
3. 核兵器をめぐるモンダイetc,
  核実験回数/核兵器開発の歴史/いま、世界にある核兵器
  あらためて、原爆とは?
4.原子雲の下で起こったこと
  ~一人がひとりが心の被爆者となって想像したいこと~
  焼き場の少年/たたかう被爆者 山口仙二さん
  殺してくれ!と叫び続けた谷口稜曄さん
5.母さんのヒロシマ  母 片山都美子のこと/両親のこと/思い出のシーン
  “あの日の閃光と爆音が 母を追ってくる 原爆忌” 
  “焼け焦げし 絣の上衣 娘の手にあり原爆忌”
  “放射線に射ぬかれし 絣の上衣 母が生き抜いた証し”
  “原爆がなかったら 大きくなっていたろう 土饅頭に水を遣る母
6.私のこと 被爆2世の想いはフクザツ!
  “なんで、こんなことを言われるの?”と思った日々
7.父 片山 茂のこと  海軍の軍人だった父の遺言
  「戦争に加担した自分には、葬式は無用、戒名も墓も要らぬ、
  戦友の眠る海へ散骨せよ」
8.戦争と原爆に翻弄された両親
  命を閉じてやっと、忌まわしい戦争・原爆から解放されたのかなあ…
9.核廃絶のために私たちができること
  “核兵器はいらない”と、誰はばかることなく声をあげること!
10.「NPT(核不拡散条約)再検討会議 2015」に参加して
  総社市長からの激励メッセージ
  『日本人は核兵器を許さない』『小さな声が核兵器を止める』
11.北朝鮮が実施した核実験への抗議 
  理不尽なことには大きく口をあけてコーギ、こうぎ!
12. 被爆者とともにスタート!
  「ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名」
13.オバマ大統領が広島/ヒロシマへやってくる
  ー思い起こされる2009年のプラハ演説
14.ユネスコ憲章前文
  「戦争は人の心の中で生れるものであるから
  人の心の中に平和の砦を築かなければならない」
15.原爆ドームが美しく彩られる日が訪れるように
   しなやかに したたかに・・・
16.Peace from ヒロシマ・ナガサキ  
   Peace from わたし
  『平和の誓い』  詠み人知らず
  平和のために私にもできることがある
  平和について学ぶこと  
  平和を語りかけること
  平和のために歩くこと  平和の仲間をふやすこと
  平和のために正義の心を育てること  勇気の心をつくること



参加者の感想文をいくつか

■加百さん、本日は貴重なお話をありがとうごじました。
被爆者、被爆2世ということで周りから嫌な言葉や態度を
受け、結婚や出産など「おめでたいこと、祝い事が喜びに
ならない、つらい想いになる」という言葉が印象的でした。
改めて、戦争とは、原爆とはを考えさせてもらえた講義
でした! 日本人は被爆国として核に対してアレルギーを
持ち続けていかなければいけない!!まさにそうですネ!

■原爆の非人間性には、語りつくせないものがあると思う。
二度と絶対にこの惨禍を繰り返してはならないと痛切に
感じる

■仲間とともにつくる平和。ひとりでは夢をみるだけで
終わってしまう。仲間の存在の大切さを教えていただけた
と思います。ありがとうございました。

■戦争がもたらすもの、核兵器が人類にもたらすもの…
悲しみと苦しみしか残らない。誰も悪くないのに、すべての
人の心に罪悪感と痛みをうえつけてしまう。平和への思い
を声に出して、伝えていかないと、歴史は繰り返してしまう。
平和への思いをつないで、心に平和の灯を消さないように
していかなければならないと思いました。