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長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

「それぞれの大変さを言い合える場があってほしい」

昨夜(26日)は、90期岡山労働学校
「こんな人に会っちゃった教室」第7講義でした。

テーマは、「凸凹親子でいいじゃんか~不登校のかーくんと歩んで」です。
講師は、
岡山県学習協会員の長谷川陽子さんでした。
参加は12名でした。

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かつて岡山労働学校の運営委員もしていた長谷川さん。
自分の人生や子育てなどをふりかえりながら、
自分のものの見方や姿勢が変化発展してきた経験を
語られました。とてもうなずける言葉が多かったです。
よかった!


以下、講義の概要です。
(かなり割愛しています)

【まずは自己紹介】
 私自身のこと。現在・・・小6と小3の男児の母。特技は
忘れること。道端の花を愛でるのが趣味。岡山に来て20年。
精神障害者の作業所で、スタッフとして働く。2000年に結婚。
激しい「つわり」を乗り越え、長男出産。3年後次男出産。
長男が1歳になる時から、パート事務職。公立保育園に子ど
もを預け、仕事をする。

【小1から不登校になった、息子「かーくん」のこと】
 かーくんって、どんな子? 友だち大好き。友だちを作る
のが上手。おしゃべり大好き。ゲーム大好き。走るのが、得意。
考えるのが好き。ボードゲームなど、強い。女子にモテる。
アウトドアー大好き。買い物嫌い。こだわりの男。予想して
いたことと違うことが起こると、混乱する。書くことが苦手。
 かーくん、小学校に行かなくなるまでの経緯。入学式「制服
なんか着たくないんじゃー!」。元気になった夏休み。10月頃
から完全不登校。親の葛藤。
 かーくん、幼少期はどうだった?~数々の伝説~。
 困っていることが、伝わらない。わかってもらえない。子も
親も、苦しい時期。

【かーくんを支えたもの】
 「フリースペースあかね」との出会い。色んな相談機関に
相談したけど・・・。ルールは1つ。「自分も人も、傷つけない」
だけ。いつ来ていつ帰るか、何をするのかは、自由。お兄ちゃ
んやお姉ちゃん、スタッフとの関わり。子の居場所であり、
親の居場所。適応指導教室ラポート、就実大学などなどにも
お世話に。
 学校との関わり。「学校なんか、一生行かん!」。「ケース
会議」→「ネットワーク会議」。学校の先生が、あかねに来て
くれた! 「○○だけ、行ってみようかな~。」校外学習、
運動会、宿泊研修。親も、自分の中にある常識を取り払って。
 かーくんがつないでくれた「人」。放課後や休みの日に遊ぶ
友だち。保育園時代から家族ぐるみでつき合っている、友だち
家族。たんぽぽの会(支援を必要とする子と、親の会)。学校
の先生たち。あかねのスタッフ、お兄ちゃんお姉ちゃん。家族。

■「学校が~だったらいいな」(別紙)

【私が学んだこと】
 自分の常識を疑おう。子育てにマニュアルはない。親も、
心からやりたいことをやろう。「親が元気になると、子ども
も元気になる」。自分の弱さを受け入れよう。親にはでき
ないこともある。つい、仕事でも子育てでも自分だけで何と
かしようとしちゃう世代だけど・・・。~忘れんぼうで、おっ
ちょこちょいな母さんでもいいじゃないか! 学校は行って
いないけど、かーくんはかーくんで良いじゃないか!~



参加者の感想文をいくつか紹介。

■自分も学校が嫌いだったのでかーくんの気持ちが
よくわかります。自分の想定していたことが思い
通りいかないと混乱したりと、共通することがあって
わかるな~って感じで聞いてました。学校には行って
ないけど、それでもいろいろな事を考えていて凄い
なと思いました。

■明るくお話していただいた、かーくんの子育ての
話ですが、大変だったろうなと胸がつまる場面も
たくさんありました。私も一緒ですが、子育てしな
がら親として育ててもらってますよねー。私もがん
ばろうと改めて思いました。ありがとうございました。

■自分自身が小学生だった時も、先生から「こうした
ほうがいい」と言われることが多く、「アドバイス」
がほとんどで、先生を信じられなくなっていたように
思います。子どもの声を聞くこと、大人の意見をいっ
たん置いて、何が必要で何が不要か、しっかり考える
時間が必要だと思いました。

■学校が~だったら。3年生のかーくんがこれだけの
ことを言えるのはすごいと思いました。子育ては、
どんな子どもでも大変なものです。それぞれの大変
さを言い合える場があってほしいと思います。

■子育ては大変だけど、それ以上に、奥が深いなと
自分も2歳の娘をみながら感じています。人間には
個性があるけれど、子どもは大人以上に個性が強い。
子どもに大人の常識は通用しない。だから、子どもに
教えられることが多いと思いと、子育てしながら
感じています。