長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

労働組合にとって組織拡大は根本問題

昨夜(8日)は、県労おかやま(岡山市内の労働組合のセンター)の
常任幹事会の前段学習会6回目。テーマは「組織拡大について」。
15分ほど話をして、あとは議論でした。

全労連の28回定期大会でも組織拡大の方針強化が。
仲間を増やし広げることは要求実現の根本的な力。
組織拡大は未来を語ること。
本音の議論が必要なところですね。


以下、簡単なレジュメですがご紹介します。


一。組織拡大は、未来を語ること

  
「ときには労働者たちは勝つこともあるが、それはただ
  一時的でしかない。彼らの闘争の本来の成果は、直接の
  成功ではなくて、労働者たちがますます広く自分のまわ
  りに広げてゆく団結である」(マルクス)

 ◇組織拡大とは、要求で団結する仲間を広げ増やすこと
  *個々の企業では、交渉力を引き上げる。民主主義を根づかせる力に。
  *労働組合の連帯の力が地域や社会で影響力をもつ。資本に対抗する
   社会的力。
  *主権者として育つ場と機会の拡大。
 ◇労働組合の社会的力が拡大すること=要求実現への最大の保障
 ◇職場で多数に。地域でも多数に。
 ◇連合と肩を並べるようなローカルセンター・ナショナルセンターになる。

 ■「こういうことができる組織・運動にしよう」と語りあうことの大事さ
 ■長久の個人的夢
    ・・・日本の労働者階級がバカンス休暇制度を求めてゼネストを決行

二。組織拡大の方針・具体化・担い手育成
 
◇それぞれの組織で、組織拡大の方針があるか、どれだけ意義が議論
  されているか

 ◇その方針を実現するための日常の体制・具体的手立ては

 ◇それを担う人づくりを目的意識的に行えているか

 ◇組織拡大の課題は、みずからを写し出す鏡
  *切実な要求実現のために
  *意義と魅力ある運動・組織になりえているか
  *個々の労働者を成長させる機会に

さいごに:「困難だからこそ外へ」