長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

人権感覚は、訓練し磨きつづけることが大事だなと

昨夜(14日)は、生協労組おかやま倉敷支部の
執行委員会の前段学習会講師に。コープ店舗のなかの
和室の会議室で行われました。

f:id:benkaku:20160915093009j:plain

基本的な「労働者と労働組合のそもそも」のお話。
30分なので、ポイントしぼりながら、
つかんでほしい点を強調しましたが、感想交流を聞いてると、
午前中の新専従教室での学習会の「人権感覚」の議論が
まさにこの場にも、という印象でした。

人権ってむずかしい。目にみえないし。
自分の尊厳や自分の生活・人生はかけがえのないものだという自覚。
だから不当なことには「おかしい」というし、
生活に直結する労働条件にこだわる。
1度きりの人生だから。働きやすい職場をつくりたいから。

でも、人間って環境に「慣らされる」。適応力高いです。
「人間らしさ」のハードルって、どこまでも下がります。
自分が大事、自分の生活が大事という感覚も、
そうでない「ものの見方」に支配されている
環境に置かれると簡単にすり減ります。
あきらめて環境に従順に適応するほうがある意味疲れませんし。

民主主義もそうなんだけど、どれだけ訓練の機会があるか、
磨く場所、自分の感覚のメンテナンスをする場所があるか。
ともにそれを点検しあう仲間がいるかどうか。

繰返し、地道に、集まって、
高まりあいの関係をつくっていくしかない。
学習もいれながら、人権感覚を育てあい、
「それっておかしいです」と自信をもって言える
仲間を増やしていきたいです。