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長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

比べてみよう 世界の憲法・日本の憲法(学習会)

講師活動

きのう(25日)は、11時から
民主青年同盟岡山のわかものとの連続学習会7回目。
だんだん人数増えてきてうれしい。

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今日は「比べてみよう 世界の憲法・日本の憲法」
というテーマ。

*比較することのそもそもの意味
*憲法を比較する視座(基準)をどこに置くか
 ①国家権力に国民の人権を守らせる力やしくみ
 ②その国の憲法を国民自身がどれだけ知り、使えているか
*日本国憲法は人権規定でいまも最先端
*日本国憲法には人権発展を取り入れる柔軟性と開放性がある
*社会権を世界の(先進国の)憲法と比較してみる
*平和条項について―多くの国にあるが、その最先端が日本国憲法
*各国の国防や兵役の義務規定
*長久が「これいいじゃん!」と思った各国の人権規定
*人間の尊厳をどう規定しているか。尊厳とは。
*日本国憲法になく、各国憲法に比較的多く見られた人権規定

という流れでした。
いやはや、準備たいへんでしたけど、ぼくもかなり勉強になりました。
感想交流でも、いろいろ質問やら意見交流やら、
活発でした。たのしいですね。


以下、参加者の感想文です。

■世界の憲法も相当おもしろいなと思いました。日本国
憲法が素晴らしいというのは聞くけれど、世界の憲法に
あって日本にない、いいなと思うものもあり、やっぱり
視野は広く!!ですね。ジョン・ロックの抵抗権・革命権
も気になります。憲法教育がたしかにもっと必要だなと。
13条・98条のカバー力にはびっくりしました。個人
主義とは・・・や憲法改正とはそもそも人権を守るための
補強なんだという話など、新鮮で勉強になりました。

■企業と労働者の関係で、日本国憲法は最低限のことは
保障するけど自分たちでも向上していきなよって書いて
あるのが新しい発見だった。社会権と自由権の違いが
よくわかった。学校でも憲法についての授業は数時間しか
ないから、憲法を知って、使うのは難しいだろうなと
思った。

■最近憲法カフェなど憲法を知る機会が多くなってきた
けど、私の学校ではセンター試験重視で「憲法知らない
んだからこの選択肢はおいといて・・・」とか「真面目な
人ほど憲法を覚えようとするけど・・・」とか言って憲法を
教えようとすらしない。今日の憲法教室ですぐれた憲法
とは何かというのを知り、国民の努力が必要なのに国民が
憲法を知らなくてどうするのか・・・。学校でちゃんと教え
てもらわないと社会に出てからあまり知る機会はないと
思うので、教育の場で教えるのは大切だと思った。

■他国の憲法の条文は具体的なものや、細かくつっこんだ
ものが結構あるなと思った。日本国憲法13条は条文に
ない新しい人権も適用できる、というのが「どんなことも
保障しますよ」と言ってもらっているみたいで懐の広さが
イイ。「世界も憲法変えてるじゃないか。日本も」と
言われるけど、世界は人権を守るための改正だけど、日本は
国家権力が国民をしばるための改悪なので、そこをはき
ちがえてはいけないと思いました。

■比べてみることで、見えてくるものがたくさんあった。
社会権がない国がこんなにあることを初めて知っておどろ
いた。日本でも、もっと大切にしなければですね。

■憲法が日本以外の国にも一般的にあるものだと知った。
憲法が、国家に国民が守らせるものなら、自分も含めて、
それをよく知っているべきだと思った。

■日本国憲法が他国の学者から、今も最先端であると言われ
ているところに驚きがあった。憲法にあっても、やっぱり
守られる側の国民が、憲法を守るよう権力に圧力をかける
努力を続けなければならないと思った。

■世界の憲法と日本国憲法とを比較してみると、日本国憲法
も完成品ではないけれども、世界のトップにあることに誇り
が持てるのが嬉しい。70年前に制定されたぶん。諸外国と
比べて至らぬ部分はあるかもしれないが、70年間も1文字
たりとも変えられていないし、将来のこともふまえて法が
制定されていたことを考えると素晴らしいと思った。しかし
今の情勢を考えると、「憲法」という根本的で、国の最高の
ルールが蔑ろにされている。企業・国家などの暴走を防ぎ、
国民の人権を守るためにあるのだから、そのような根本的な
ルールも守れないなんて、国や企業のリーダとして失格であ
る。私が今、言いたいのは、国と企業は、憲法勉強して下さ
い、ということ。