長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

「ものの見方・考え方」のレポート採点なり。

先週すでに届いていたけれど、
時間がとれずにできなかったソワニエ看護専門学校の
レポート採点を昨夜(12日)一気におこなう。

9月に15回の授業は終わっていて
単位認定のレポートです。

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これ、毎年読むのが楽しみです。
とくに、自分の言葉で自分のことをきちんと
書けている学生さんのレポートは、学ぶことも多く面白い。
ほんと、ぼくにとってもありがたい機会です。

ある学生さんのレポートの前半部分を紹介します。

「15回の講義のなかでもっとも印象に残った内容、
1番2番をあげるのはとても難しい。どの講義も過
去の自分、今の自分、未来の自分に置き換えて聴い
た。1番衝撃を受け、ものの見方・考え方が変わる
きっかけとなったのはやっぱり、第1回目の講義で
す。『ものの見方・考え方』という講義名、教科書
は先生の本1冊。どんな講義なのだろうか・・・看護師
になるのに必要なのか?などなど・・・不安と期待とが
あったのを覚えています。
 第1回目の講義で、いろんな物事について、さま
ざまな考え方があること。時間に追われるのではな
く、その中でも考える=ゆとりの時間を持つことが
大切であり、『きちんと考えること』の大切さや、
環境に順応するだけではなく、この環境に疑問を持
ち、ものごとを深く追求する力の大切さを学んだ講
義でした。このい授業を受けるまでは、日々の生活
に追われて、忙しいことをいい訳にし、ひとつのこ
とを掘り下げて深いところまで考え、議論すること
がなかったわたしですが、この授業をきっかけに、
自分の『ものの見方・考え方』が大きくかわったよ
うに思う。
 1番変わったことは、仲間とのコミュニケーショ
ンをとる時間を増やし、仲間の考えに耳を傾けるこ
とが多くなったこと。その中で、自分が直接得た認
識と、他者の認識に違いがあっても、なぜそのよう
に考えたのか、なぜ、そのように捉えたのか、『な
ぜ』をいつもあたまにおくようになった。つき詰め
て仲間と話をすることにより、お互いの認識を高め、
信頼関係が深まっていき、自分の中での選択肢も増
えているように思う。
(中略)・・・この講義を聞いてから、わたしの考え方
やものの捉え方は変わった。先生の話を聞いている
と、意識すればすぐに実行に移せるものばかりで、
考え方や人とのかかわり方のヒントが沢山あったよ
うに思う。
 いろいろな角度から物事見ることの大切さ、『考
える』という時間を持つことの大切さを、深く考え
るきっかけとなった講義でした」