今年も、民医連第4回平和ゼミナールのメンバー12名で
沖縄フィールドワーク3日間に行ってきました。13日~15日。
私は毎年このFWに参加してますが、
今年から新しく伊江島も行程に入れました(3日目)。
岡山空港に集合。欠席者なし。
この平和ゼミは、昨年の7月から月イチで学びを積み重ね、
沖縄の事前学習も2回してきてのフィールドワーク。
基地問題も日々動いています。
現地でしっかり学び交流でき、次につなげる3日間になったと思います。
さて、2時間ほどで那覇空港に到着。17℃。くもり。
沖縄初めてのゼミ生は6名。半分でした。
空港で各自好きなお弁当を買い込み、まずは南風原にバスで移動。
この日(13日)は沖縄民医連・浦添診療所の職員の方
2名が南部戦跡案内をしていただきました。
「事務長集団はガイドできるように取り組んでいる」とのことで、
沖縄民医連で20数名はガイドができる体制になってきているそうです。
南風原文化センターと陸軍病院南風原壕群20号の見学。
沖縄戦時の「病院」の実態とそこで起こったことをたどりました。
ひめゆり学徒の最初の配属先です。
壕の暗さや狭さはある程度イメージができますが、
音やにおい、米軍に追い詰められているという
恐怖は追体験が難しい。想像力が必要になってきます。
ガイドの方もそれを強調されていました。
20号跡は南風原の地元の方で沖縄戦当時2歳の方が
ガイドをしてくださいました。
戦後は畑から人骨がゴロゴロ出てきたことなど、
詳しくお話してくださいました。
つづいて魂魄の塔、追い詰められた南部の海岸、
ひめゆり資料館をまわりました。
想像をこえる、悲痛の体験があったその場所で、
当時のことをイメージし、また当事者の証言にふれる重み。
こちらは糸数アブチラガマ。
初日全体の感想として沖縄に初めて訪れた看護師さんは
「人権もなにもない。選択肢のない極限状況に追い
込まれるのが戦争なんだと感じた」と語っていました。
中身の濃い1日目のフィールドワークになりました。
そして1日目の夜はもちろん居酒屋での交流会。
この日のFW感想を語るとこからのカンパイ!
これまでの量的積み重ねがあるからこそ、一気に距離が縮まる1日。
ゼミは基本、昼間の時間。今日は朝から夜までまるごと一緒。
その人のさまざまな顔がみえてきます。
(つづく)