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長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

「それでも立ちどまろうとする力を」

金曜日(24日)は、山口民医連での職員研修会にて、
「憲法」「ものの見方」の講師仕事でした。日帰り。
1月から毎月行ってきた研修会(内容同じ)もこれで終了。
参加されたみなさん、ありがとうございます。

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宇部協立病院の研修室にて。
講義のあとは必ずディスカッションの時間です。


この日の感想文の一部を紹介します。

【憲法の講義】

■憲法はそれなりに勉強してる!・・・と思っていま
したが、まったくでした。『人権』という言葉も、
いつも聞いたり使用したりしていたけれど、今日
のお話を聞いて、全く意味を自分なりにでも理解
して使っていなかった!ひびきだけにたよってま
した! 『人権』=『私(あなた)が私(あなた)
でいられること』←すごくとっつきやすい!!
この言葉を聞いて第3章を読むと、何だかとても
心にしみこみやすいですね。

■憲法の学習会は度々あったものの、憲法とは何
か?と問われると、はっきりと答えが出なかった。
人権を保障するものと言われ、そういうものだっ
たのかと感じた。憲法は普段使い慣れない語句が
多く、読んでも解釈できないこともありますが、
学習会では分かりやすく教えてくれて楽しかった
です。

■「尊厳とは」と考えると難しく感じていたが、
「人間としてふさわしい扱いをすべきこと」「命
の価値は命をもって存在すること」と話してい
ただき、とてもわかりやすかった。憲法とは国
民を守るためにあり、様々な権利があることを
知った。権利を学ぶことで、自分の生活がより
よくなればよいと思う。

■憲法の内容について詳しく調べたことがなかっ
たですが、人間の尊厳とはなにか、人としての
ふさわしい扱いとはどんなものかと考えてみる
と、自分の身のまわりでも、憲法に基づいて、
人権保障を訴えることができるような事が多く
あるのだなと改めて思いました。人間は劣悪な
状況でも慣れる、という事は、本当にそうだな
と思いました。まわりがみんなそうだから、そ
んなものだろうと考えがちですが、当たり前だ
と思っていたことが、当たり前ではないと気づ
けました。


【ものの見方・考え方の講義】

■よりよい看護をするためには、疾患や目の前
の現象をとらえて考えるだけでなく、その人の
生活(暮らし)や仕事まで幅広く見て、先のこ
とまで考えていかないといけないと感じた。
日々忙しく、ルーチンワークに追われがちだが、
その中でより深く掘り下げて考えていくために
は日頃から全体を見る努力をしていくことと、
ひとりよがりの考え方におちいらないように、
周りの人とディスカッションしていくこと、振
り返りが大切なのかなと思う。あと、「ゆとり」
は大切。ゆとりがないと人間考える余裕もなく、
正常な判断ができなくなる。労働条件などにゆ
とりを持たせるのが大事だし、ゆとりがない生
活をあたりまえと思ってはいけないと感じた。

■何が正しいのかを判断できるように、たくさん
本を読んで勉強したいという気持ちは、いつも
あるのに、日々の生活・仕事に追われて、時間
がとれていないのが現状。でもこれは、ただの
言いわけで、やろうと思えばできるはず! で
なまけているだけだなあと今日も反省しました。
「ひとりひとりの認識には限界がある」という
ところでは、今の職場は人数は少ないけれど、
議論できる環境にあるので、決めつけ、思い込
みだけで動くことがないように、意見交換を
続けていきたいと思います。

■今の自分にゆとりは全くない。残業と家事を
こなすだけで精一杯となっている。「ポスト真
実」の時代のお話で、マスコミから流れている
ことの中でも真実とかけ離れたことが数多くあ
るが、これまでの私はまさに忙しさで目の前の
ことをうのみにしていた。恐いことだと改めて
気づいた。また、日本の働くシステム、残業大
国の構造が、女性・高齢者・こどもの貧困に直
結しているという話がたいへんわかりやすかっ
た。事務員として、目の前の患者様と接する時
(未収金対応など)、想像力を膨らませて、そ
の方の背景にあるものも考慮して対応にあたる
ことが必要と思った。

■私は、日々めまぐるしく過ぎていく中で立ち
どまり考えることなど現状無い状態である。仕
事をしていても忙しさを言い訳にして患者さん
を業務の中の流れの1つとしてしか看れてない
気がする。そんな状況に疑問が無い訳ではない
が、そんな私の疑問すらも、どとうの毎日に流
されてしまっている。それでも立ちどまろうと
する力、考える力を努力してつけることができ
たらいいと感じた。