きのう(6日)は、中学3年生のめいっこと
広島に行ってきました。
この日に広島に行くのは久しぶりです。
新幹線で9時40分頃に広島駅に到着。
ただちに移動して、まずは本川小学校へ。
爆心地近くの小学校で、教職員と児童約400名が亡くなりました。
鉄骨の建物が被爆当時から保存されていて、地下にも生々しい
当時の傷跡が展示されています。
ふだんは予約しないと入れませんが、
8月6日前後は一般に開放されていて、誰でも入ることができます。
この日もたくさんの見学者の方が訪れてしました。
めいっこは、原爆資料館には2回ほど行ったことがあるようですが、
この小学校は初めてで、真剣に展示をみていました。
その後は平和公園内を説明しながらうろうろ。
原爆供養塔の前で一緒にお祈りをしました。
こちらは韓国人原爆犠牲者慰霊塔。
2万人の朝鮮の方が犠牲になったといわれています。
72年前のこの日、広島では1人ひとりの生活があり、
人生がありました。
だから被爆体験もその苦しみも、1人ひとり違います。
個別の怨念、個別の悲嘆、心の傷もそれぞれです。
原爆は人を選びません、生活を選びません。
無差別で抽象化された人間の破壊。
人間と相いれない核兵器は、なくすしかありません。
午前中は、快晴。72年前の8月6日も快晴でした。
爆心直下の島病院。この上空580メートルで原爆が炸裂。
その真下が命をまもる病院だったということは、
原爆の無差別性を象徴することだったと私は思っています。
この日、広島は最高気温37度の酷暑。
ちょっと歩いただけでバテテしまいます。
ひと通り見たあと、めいっこと喫茶店に入り休憩し、
お昼はラーメンをすすりました。
いろいろ話もできてよかったです。
午後からは、原水爆禁止2017年世界大会の広島集会がある
グリーンアリーナへ。
13時開始ですが、岡山県の参加者の結団式があり、
12時からの集合でした。
岡山からの参加者は220人。なかなかすごい数です。
そして広島集会。全体で2000人の参加だったそうです。
今年の本大会(比重が重い)は長崎なので、
会場を埋め尽くす参加者! ではありませんでしたが、
核兵器禁止条約が国連で122か国の賛成で採択されたことが、
大会全体の方向を明確にし、画期となる集会だったと思います。
ただ2時間半のあいだ、聞きっぱなしというのは、
ちょっとキツイなとも感じました。
もうちょっと参加者が一体になれるような運営工夫が必要かなと。
いずれにせよ、
8月6日を広島で過ごせたことは貴重でした。
引き続き、核兵器廃絶のために、
自分にできることをやっていきたいと思います。