長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

歴史を学ぶことを大事にしてほしい。

いま『学習の友』に連載している「労働組合のむこうに」。
2回目となる11月号には、
女性労働者たちのたたかいの歴史をふりかえりながら、
いまある現実をつくってきた力について書きました。

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「よかった」という感想がいろいろなところから
届いています。こんなに早く感想が届くのも初めてかも。

どんなに現実が強固で変わらないように見えても、
仲間と手をつなぎ声をあげてきた人びとの努力により、
変化はつくられてきました。
歴史を学ぶことで、それが見えてきます。

歴史を学ぶことを、あらゆる運動のなかで、
もっともっと大事にしてほしいと思います。
歴史を学べば強くなれます。
いろいろなことが見えてきます。

総選挙明けの本日、
気持ちをあらたに次の努力を開始していきます。

2回目の原稿の最後の部分を引用します。

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 今年はじめ、イギリスの女性参政権獲得のため
の壮絶な闘いを描いた『未来を花束にして』とい
う映画をみました。「あきらめない」ことは、
「あきらめる」ことよりずっとたいへんなことだ
と痛感しました。「ここまでしないと、女性たち
の声は届かなかったのか・・・」と。まさに苦闘で
した(ぜひ映画をみてください)。
 じっさい、声をあげても現実はすぐに変わらな
いことも多いと思います。ときにはあきらめ、絶
望することもあるかもしれません。声をあげ続け
る勇気、たたかい続ける覚悟は、1人では支えき
れません。でも仲間がいれば、あきらめない力が
わいてきます。
 頑張れないときも、仲間がいればちょっとお休
みもできます。ジグザグありながらも、たくさん
のあきらめなかった人びと闘いが、新しい現実を
つくり出してきました。それが歴史の教訓です。
人間らしさにこだわり、仲間の力を最大限むすび
つけ、仲間とともに現実を変えるために行動する
労働組合の役割は、今もこれからも、とても大き
いのです。

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