長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

富山県労連わくわく講座の最終回!でした。

長野民医連での講師仕事を終え、富山へ移動。
7日の夜は富山県労連にて「わくわく講座」の4回目(最終回)でした。

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4回のなかでいちばんの参加者数!
私から「いきいき労働組合活動」というテーマで1時間の講義。

組織はひし形をしていること、生き物であること、
活動をめぐるさまざまな課題、学習教育活動について、
などなど。

みなさんの感想を聞きながら、
次につながる連続講座になったなあと実感しました。

以下感想を紹介します。

■組合活動における学習の重要性をあらためて整理する
ことができました。組合が課題を掲げるとき、なぜそれ
をするのか、と議論するのは本当に大切だと思います。
日常の活動では課題やスケジュールを“当然”のこととし
て提起することがありますが、議論抜きにやれば、運動
が広がらないのは当然でしょう。このことに留意して今
後の活動に生かしていきたいと思います。

■労働組合活動は、人と人とのつながりがあってこそ広
がっていくということを改めて認識できた。活動ひとつ
ひとつに意味があることを忘れずに自分自身も発信する
力をつけていきたい。

■わくわく講座4回を受けさせていただきました。長久
先生ありがとうございました。「いきいき労働組合活
動」ということでしたが、私たちの職場も、まだまだ
集団で活動できる組織になっていない部分があるなと
考えさせられました。この講演を受けた経験を活かし
て、頑張っていきたいと思います。

■組合に入ってずいぶんたつが、今年度執行委員をする
まで、労働組合の意味など考えることもなく、自分の時
間やお金を使って活動する意義もまったく意識したこと
がなかった。このような学習の場に参加することで労働
者としての自分の立場や同じように働くいろいろな人た
ちのことを考え直すことができて本当によかった。私は
高校の教師だが、確かに労働者としての権利や組合の大
切さについて学校で学ぶ機会はない。卒業間近の3年生
に消費者講座をするけれど、消費をする前に収入を得な
ければならないのに、その場での活動についてまったく
学ぶチャンスはない。考えてみれば不思議なことです。
もっと早くもう少し若いうちから、しっかり学んでおけ
ばよかったと思う。

■組合事務所を誰でも気軽に立ち寄れる場所にしたい。
そのためには、職場集会を多く開いたり、労組の広報紙
を皆が見れるような場所に貼ったりして、情報を広める
ことが大事だと思う。小さなことでもきちんと聞いて答
えてあげられる役員になりたい。

■ありがとうございました。日頃組合活動のリーダーと
いうわけではないですが、サブ的なことをやっており、
その中で「しんどい」「何でみんなは…」「政治に目を
向けないとやられちゃうよ」というモヤモヤ感を持って
おります。その中で長久さんが「それは当然」とおっし
ゃって頂けることはたいへん心のつかえが軽くなりまし
た。うまくいかない、皆を引っ張れないこてはある種あ
たりまえ、その認識のうえで、じゃあどうやっていくか、
考えるよすがとなりました。私的生活を大切にして、う
まく自分をコントロールし、集団に貢献できるように努
めてみようと思った次第です。

■大切なものを守るためにある労働組合。でも、労働組
合の大切さや役割を教わってきてないので、認識があい
まい。あいまいな認識のまま、なんとなく活動している
と、あいまいな選択や行動しか生まれない。そんな状態
では、自分のゆとりの一部である大切な時間を使ってま
で組合活動をしたいとは思わない。でも、伝えあいと学
びによって自分自身で「納得」して、1歩を踏み出すこ
とが大切。