長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

ご報告から1年たちました。映画『ギフト』もおすすめ。

昨年のきのう、
相方がALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症したことを
このブログでもみなさんにご報告しました(FBでもしてます)。

この1年間のことを、相方とふり返りの夜でした。
(もちろん美味しいものを食べながら・・・)
生きるのって大変だなあと感じつつ、
多くのみなさんの援助や励ましに支えられてきました。
縁に恵まれました。
さまざまな壁にもぶつかりつつ、相談しながら進んできました。
たくさん旅行も行きました。

もちろん、大変さや疲れはあります。
でも「いい1年だった」とはっきり言うことができます。
感謝です。

そして、私たちの結婚を祝う会から、16日で15年に。

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これからもよろしくお願いいたします。
そう、まだまだ、これから!



で、いま映画『ギフト 僕が君に残せるもの』が
岡山のシネマクレールで上映中で、ひとりで観てきました。
途中からハンカチをにぎりしめながら・・・。

米国の元アメフト選手が、ALSを発症したときから、
ビデオメッセージを撮り続け、生まれてくる子どもに
父親として何ができるのか、
苦しさの吐露、家族やまわりの人たちの葛藤・・・。

妻の苦しさが自分ともだぶり、ほんとうに辛かった。
でも明るさとユーモアを失わないように。
介護のチーム力で、旅行にもたくさん行っているのは、
ほんとうにすごいです。

2時間の映画ですが、ALS患者としての進行、
息子の成長、そしてまわりの人間関係の支えと苦悩。
よくわかります。

ALSの患者・いや自分自身のために、
社会的活動をすすめていく主人公の姿に、
胸がいっぱいになりました。

それにしても、アメリカって、やっぱり
「よく話をする社会」だなと思います。意見が違っても尊重しあう。
いろんなことを感じられる映画でした。

ぜひたくさんの人に観てほしいです。

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