長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

ファシリテーション本を読んでいく

最近読み終えた本。
ファシリテーション本を今月は集中的に読みます。


『ファシリテーター養成講座ー人と組織を動かす力が身につく!』
              (森時彦、ダイヤモンド社、2007年)

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ファシリテーションとは、
「集団で何かをするときの基礎スキル」になるもの。
企業利益が着地点となる立場ではあるが、
組織改革はどの組織でも欠かせない課題。学ぶことが多かった。

「知的化学反応を起こす触媒」
「人と人の間の知的相互作用を促進する働き」
などの定義も。


『あすの授業が上手くいく〈ふり返り〉の技術ー(1)身体スキル』
                (上條晴夫、合同出版、2017年)

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教える側の基礎スキル。
とくに身体の使い方に力点を置いて。
考えていたよりは、新しい学びがなかった…。


『“結果”の出ない組織はこう変えろ! ーファシリテーションの応用と実践』
                   (森時彦、朝日新聞出版、2011年)

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「目標未達に慣れてしまい、本気になって
目標達成に取り組まない病」
「チームは私より賢い」など、大事なポイントいくつか。
組織習慣を変えるには粘り強さも必要なり。

「そもそもリーダーは、育てることができるという
意識がほとんどない。意識がないから当然だが、
リーダー人材を育てるための仕組みもない」(75P)
という指摘は、労働運動や政治運動にもあてはまる・・・。


『チーム・ビルディング 人と人を「つなぐ」技法』
       (堀公俊・加藤彰・加留部貴行、日本経済新聞社、2007年)

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ファシリテーション本3冊目。あと5冊ぐらい読む予定。
集団のつながりと触発をうながし、チームにしていく技法集。
今まで体験的にやってきたことに裏づけを得た気分。

たくさん重要なポイントがあったが、ひとつだけメモ。
グループサイズに配慮する。
1つのグループが7人を超えると「自分が意思表示しなくても」と
手抜きをする人が急に増える。
5~6人で1つのグループをつくるのが基本。