長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

青森の弘前で、労働組合のそもそも話。

25日(金)、羽田経由で青森へ。
この4年間で11回目の青森・・・!
18時から、弘前市内で労働組合の学習会講師でした。

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地域労連・健生病院労組・青森県労連の共催。
労働組合のそもそも話。約50人の参加でした。
平日の夜に、まったく自主的な取り組みでこの人数はすごいです。
おそらくこの数倍の声かけがあったかと。取り組みに敬意です。
若い人もちらほら。
聞くと、職場の先輩に誘われたとか。素晴らしい。

1時間の講義ののち、
グループディスカッション、さらに懇親会。

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全員発言で学習会の感想やら労組活動の悩みやら。
すてきな時間でした。集まれば、力がわいてきますね

以下、さっそく送っていただいた感想文を
そのままご紹介します。


■労働組合とは、自らと仲間の尊厳を育て、取り戻す
活動であると学んだ。常に人権感覚をみがき、「おか
しい」ことを「おかしい」と感じ、声に出さなければ
ならない。労働組合とは、そもそも何なのかというこ
とが、理解できたと思う。

■組合の大切さは改めてよく分かった。新鮮ではある。
「人間らしく生きる」事の大切さ、たたかいの末に得
た権利、忘れないようにしたい。聞いて欲しい人に聞
いてもらえなかった(来なかった?来れなかった?)
のが残念。また声をかけようと思う。最後のディスカ
ッションは、討論というよりは、説明になってしまっ
た気が…。もっと時間を使って討論をしたかった。
(40代、健生労組)

■講演の内容はすごく分かりやすかったです。自分の
事に置きかえることで、労組の働き、労働環境がどれ
だけ大変重要なことであるかが、再確認できました。
新入職員が聞いても分かりやすい話し方、内容だった
と思うので、今後は後輩にも伝えていければと思います。
(20代、ファルマ)

■長久さんの話を聞くのは今回で3回目でした。3回
目でも学ぶことは本当に多いです。ここ最近、「普通」
「常識」という言葉に疑問を持つようになりました。
今日の学習会で、またひとつ解った気がします。
(30代、青森民医労)

■人間らしく生活することの大切さをもっと多くの人に
知ってもらいたい。(30代、健生労組)

■久しぶりの学習会でしたが、労働組合の重要性を再認
識した。もう少し時間がほしかった。
(69歳、年金者組合南支部)

■大変分かりやすかった。勇気をもらった。意見を言
うことで、雇用者側から、何て思われるかという恐さ
もあり、意見を言えない場面がある。これは、どのよ
うに解決すればよいのか…。(30代)

■改めて団体交渉は大切なことだと思った。人間らしく、
私らしく、ゆとりある生き方をするために、労働条件
にこだわり交渉をすること、使用者側を困らせるスト
ライキをかまえることは、労働者に与えられた権利!!
レジメにもあったが「ゆとり」がないために、あきら
めたり、がまんしている人達が多くいるのが現状なの
かなと思う。それと、皆、労働組合のこと、わからな
い方も多いので、大切さを、ぜひ、わかってもらえる
ようにしたいと思う。(40代、健生労組)

■ゆとりのある生活をおくるためには、生活の質を保
つ必要があり、生活の質と労働条件はイコールであり、
労働条件に左右されるので、労働条件の質を上げる必
要がある。上げるためには団体交渉が不可欠であると
改めて感じた。人間らしく生活していくには、団体交
渉で、とことんこだわり、積極的に参加し、うったえ
ていかなければ、自分を守る上で大切だと思った。(20代)

■本日の講演を聞き、労働組合というシステムの基礎
を学ぶことができました。自分達のあたり前の権利を
守り、勝ちとるために頑張っていきたいと思います。
ディスカッションでは、他職場の労働組合の話を聞く
ことができ、感じ入るものがありました。またこうい
う場があれば参加したいと思うことができました。
(20代、ファルマ)

■「おかしい」ことを「おかしい」と感じ、声をあげ
ていくことが大事だと強く思った。労働基本権 ①団
結 ②交渉 ③スト の必要性、大切さを改めて思い
ました。あきらめず行動していきたいと思います。
(50代、健生労組)

■EUとの対比で、日本の労働環境がひどいものだと思
いました。8時間しっかり働いた人が、ほこりを持っ
て家庭を持ち、生活していけるような国に、政治は一
番に取り組むべきだと思いました。今日の話を聞いて、
よくわかりました。(60代)

■おかしいことをおかしいと感じること。声をあげる
ことで、人権感覚をみがいて、流されず、どんどん声
をあげていきたいと思った。(50代、健生労組)

■普段、目の前の利用者のQOLに着目して、日々、頑
張っているつもりでしたが、長久さんの話を聞き、い
かに今の日本の労働者が権利侵害されているかが実感
できました。最低賃金も、実際に計算してみると、い
かに低いかがわかりました。人権感覚を大切にしてい
きたいと思いました。(30代、健生労組)

■また話を聞くことができ、相変わらず分かりやすい
講演に感心しました。組合活動が大変だという思いも
ありますが、それ以前に、組合が大事って思うことを
もっとたくさんの人に思ってもらいたいなと思いまし
た。(30代、健生労組)

■「人権感覚をみがく」これが一番、今、必要だと感
じた。模擬団交もやってみたいと思った。
(40代、健生労組)

■労働組合の必要性、役割、活動が理解できた。自分
の時間、労力、お金を使うのだから理解しないと参加
は難しいことも学んだ。(40代、健生労組)

■ゆとりって大事だと改めて感じた。そして、今の現
場に、ゆとりがない!組合の力を借りて、自分のゆと
りのために、労働条件改善に取り組みたいです!
(30代、健生労組)

■長久さんの話しが聞けるとのことで、非組合員です
が参加させていただきました。労働組合のそもそもが
分からない人が増えていると思うし、そもそもの働く
人の権利が分からないまま管理者になっている人も多
いと思う。“人権感覚はほっとけばさびる”というのが、
とても印象的だった。人権感覚をさびさせないように、
学びを続けていきたい。(30代、健生病院労組)

■組合活動は大切だと思っていても、日々の仕事や家
事で時間をとられ、なかなか活動に参加できないのが
現状です。今回の学習会で、改めて、活動の必要性を
感じました。例えば団交でも…。要求を通すには、人
数が必要だと思っていても、なかなか要求が通らず、
どうせ行っても…。と、マイナスの感情を持ってしま
うこともあるので。また気合いを入れて、自分のため
に、参加していきたいと感じました。(40代、健生労組)

■労働組合とは、何のために、どの様な事をしている
のか、今まで、あまり深く考えた事もありませんでし
た。今回のお話を聞いて、労働組合とは、自分のため
にあるものだと感じました。忙しい仕事、家事、育児
の毎日ですが、労働組合の活動に、今までも少しは参
加していましたが、これからは、もう少し参加してみ
よう、活動してみようという気持になりました。勉強
になりました。ありがとうございました。
(40代、健生労組)

■講義で、前にも感じていた事が気付かされる事が多く、
日々の仕事、生活、家庭でのことが、いっぱいいっぱ
いなのだと思います。しかしながら、今のこの現状が、
人間らしいのかどうかを考えていくためにも、ゆとり
の時間を確保していくためにも、一歩、二歩でも労働
組合の活動に取り組み、改善していければと思いまし
た。(40代、健生労組)

■久々に、人間らしい生活、尊厳という言葉を聞きま
した。私は労働組合活動をしていることで、いろんな
ことを知ったり、集会などにも参加できて良かったと
思っています。でも、仕事をしていると、「あれ、変
だな」と思っても、そのままにしてしまったり、自分
の感覚が鈍ってきているのでは、と思っています。職
場の中で、話し合いがきちんとされていないのはおか
しいと何回か言ったことはありますが、そのままの状
態に慣れてしまうと、「おかしいことがおかしくなく
なる」「会社としての倫理も変化してしまう」気がし
ます。人間は楽な方に流れる性質があると思うので、
やはり、労働組合員として、チェック機能を働かせな
くては、と思い直しています。(50代、健生労組)

■長久さんのお話を聞くたびに、「学び」の大切さを
再認識させられます。自らの努力不足も…。楽しく、
貪欲に…!とても元気が出ました!!ありがとうござ
いました。(40代)

■生活にゆとりがあれば「自分らしく生きる」条件が
広がるというのには、なるほどなと思った。
(40代、健生労組)