長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

憲法25条を活かすとはどういうことか

土曜日(9日)午後は、
岡山医療生協くらしの委員連絡会総会にて
憲法25条を活かすとはどういうことか」の講演。

憲法とはなんだろう、
なぜ「生活を営む権利」を憲法はうたっているのか、
他国の憲法などにみる「生活」の人権規定、
社会保障の権利性の根拠はどこに置かれるか、
社会保障財源と再配分、
運動なくして社会保障なし、人権感覚をみがこう、
という流れ。

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最終的に60名ぐらいの参加者でした。
そして圧倒的に女性。
こういう活動に男性が少ないのも社会的な背景がありますね。
みなさん熱心に聞いていただきました。

ちょっと玄人知識として、
憲法25条1項と森戸辰男と大原孫三郎、人間裁判と社会運動も。

生活保障である社会保障財源に「生活税」である消費税をという矛盾。

年金制度が生活保障となっていない現状。

生活の自己責任からの脱出として、
歴史的に勝ち取ってきた社会保障制度。
その根底には人間の尊厳という大原則。

おかしいと異議申し立てをするにはエネルギーが必要。
織や運動のなかで発声練習を。
徹底的に「人間らしい生活」にこだわろう!
人生は1度きり!

などなど、あれこれお話しました。
みなさんの反応(笑うところで笑うなど)もすばらしく。
ありがとうございました。