長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

「労働者の武器としての理論、というのが面白い」

金曜日(3日)の夜は、マルつまみ講座の1回目。
「万国の労働者よ、団結せよ!―『共産党宣言』をつまむ」。

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12名の参加でした。
SNSやメールでの宣伝しかしてなかったので、まずまずかな。
みんせいの若者たち(うち3人が学生)が6人も参加してくれ、
男女比もちょうど半々で、雰囲気は良かったです。

最初に自己紹介と参加した動機をそれぞれ
語ってもらい交流。
次にマルクスやエンゲルスの古典を読むときの心得を
長久の経験ふまえお話しました。

そして、共産党宣言をつまむ前に、
マルクスとエンゲルスがどのような青年時代を過ごして、
共産主義者に成長し、共同で『宣言』を執筆することに
なったのかの「歩み」をお話しました。

このへんの「背景」「人物史」を知ることって、
古典に立ち向かう構えをつくるうえでも大事だと思っています。

しかーし、このあたりの話に時間をかけすぎてしまい、
かんじんの『宣言』の内容紹介が非常に中途半端
になってしまいました(というかほとんどできなかった)。
次回、カバーしたいと思います。

それでも、みなさん知的刺激をたくさん受けていたようでした。

以下、感想文をいくつか紹介します。

「マルクスは難しいというイメージがあって敬遠
していたけれど、マルクスの生い立ちや人柄が
分かって少しずつ学べそうと思えた。労働者の
武器として理論を完成させたというのが面白い
(カッコイイ)なと思った。社会の仕組みを理解
することが大切なんだと改めて思った」

「今、資本論を読み進めているのですが、資本論
が労働者の武器だという視点をもらい、そうでき
るように学んでいきたいと思いました」

「マルクスの『資本論』はぜひ読みたいと思った。
世界を変えるのはプロレタリアートなのだけど
市民のひとりとして、後ろからそれを支える力に
なれると考えている」

「マルクスは資本論を労働者のために書いたなら、
どうしてもっと一般人に分かるように書いてくれ
なかったんだろう、と思いました」

「『資本論』を途中で読むのをやめていたのですが、
マルクスについて聞いているうちに、また読みたく
なったので参加してよかったです。短い時間でしたが、
共産主義に対して新しく興味をもてたのでよかった
です」