長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

「久々にドキッとした」

先週金曜日(10日)は、マルつまみ講座の2回目、
「『フォイエルバッハにかんするテーゼ』をつまむ」でした。
先週より若干増えて13名の参加でした(女性8、男性5)。

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まあ、この『テーゼ』はややこしくて、
エンゲルスが『フォイエルバッハ論』を執筆するために、
古い原稿をあさっていたら、たまたまマルクスがノートに
書き付けていたこの11のメモを発見し、
『フォイエルバッハ論』の付録につけたというしろもの。

参加者には、「フォイエルバッハが人だと知った」
という人もおられました(笑)。
というわけで、ヘーゲル、フォイエルバッハと
マルクス・エンゲルスとの関係についてざっくりと説明。
さらに科学的社会主義の哲学、
弁証法・唯物論・史的唯物論のポイントを押さえて
からのテーゼ解説でした。

文章自体はやはり難解に感じる参加者のみなさんも多かった
ようですが、ものの見方として刺激を受けたようです。


以下、参加者の感想文の一部です。

「今日説明してもらったことは、よくよく聞いていたら、
どれもあたり前のことに感じます。だけど、普段の生活
では気がついたら反対のことをしていたり、あらためて
聞いたら『ハッ』とする。そんな内容でした」

「マルクスの思想の土台となったものは、何だったのか
はじめて知りました」

「よく聞く、『弁証法や唯物論』という言葉について
確認できてよかった。マルクス・エンゲルスの映画に
出てきていた11番の言葉が、このテーゼの中にある
言葉だと知れた。映画を見ていて、印象に残っていた
ので、それにつながってうれしかった」

「弁証法と唯物論。こんがらがりそうだけど、実践を
とおして『ものごと』の『本質』をしっかり見つめて
いくことが大切ってことでいいんでしょうか?」

「“個”や“自分”の意思が強く重要なポジションをしめ
てる若者の意識のなかでも、その1人の行動も経済や
社会に制限されるため、社会発展は法則が生まれる、
という話を聞いて衝撃を受けたことを思い出して久々
にドキッとした」