最近読んだ本。
相変わらず、むずかしそうな本は読んでいません。はい。
夏ですから、ええ。
『神様のファインダー 元米従軍カメラマンの遺産』
(ジョー・オダネル写真、坂井貴美子編著、フォレストブック、2017年)
原爆投下後に日本に来た海兵隊カメラマンのジョー・オダネル。
「焼き場に立つ少年」が有名。
以前TVのドキュメンタリーで見たことが。
彼の歩みを妻(日本人)が語る。
『看護の心を科学するー解説・科学的看護論』
(薄井坦子・三瓶眞貴子、看護の科学社、1996年)
ソワニエ授業で紹介。
実践・観察のなかから事実のたばを集めつなぎ、
抽象や原理を取り出す。
その「科学の目」でまた対象や実践を見直し応用する。
弁証法、矛盾がキーワードになると。ふむ。
『生活保護とあたし』(和久井みちる、あけび書房、2012年)
生活保護で暮らすこと、について平易な文体で、わかりやすく。
なにより当事者の声が、想像力を育てる力になるのだなあと。
漫画『健康で文化的な最低限度の生活』とあわせて読んでほしい。
社会保障の最後の砦である制度への理解。
『酒の渚』(さだまさし、幻冬舎、2018年3月)
酒と酒場にまつわるさださんのエッセイ。
お酒呑めない人もいるんであれなんですが、
お酒は人と人をつなぐ媒介のひとつ、文化だなあと。
でも飲み過ぎ注意。
『目の見えない人は世界をどう見ているのか』
(伊藤亜紗、光文社新書、2015年)
いわゆる視覚障害者、
目の見えない人が世界をどのように認識し、生活しているのか。
身体論を軸に。
なるほど! と思わされる内容で読みやすさも抜群の良書。
障害の捉え方の「常識」から自由にさせてくれます。