長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

ピースエッグinおかやまの3日間

ピースエッグおかやまのかんたん報告です。

もちろん、おじさんのワタクシは参加者ではなく、
若者の学びと交流を「よしよし」と見守る役目です。
それと、1日目(15日)の分科会「暴力とジェンダー」の
問題提起もちょこっとしました。

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鬼ヶ島への侵略者、桃太郎がその態度を改め、
「話がある。」と対話を呼びかける、そんなエッグでした。

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「暴力とジェンダー」分科会のようす。
かなり問題意識や活動経験のあるわかものが
集まったなーという感じでした。
ほっといても議論が旺盛にできる感じ。頼もしいです。


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ピースエッグおかやま2日目(16日)。
待ち望んだ石岡史子さんの「なぜホロコーストを記憶するのか」。
相方とヘルパーさんと一緒に参加しました。

まあ言っちゃいますけど、
石岡さんをメイン講師に推薦したの、ぼくなんです。
雑誌『前衛』に書かれていた石岡さんの論文に感銘を受けたし、
若い人たちとホロコーストの学びをしてきた方なので、
かならず若い人を揺さぶる話をしてくれると思い。

その通りの講演とワークショップでした。
石岡さんはけっして「答え」を言わず、
参加者に問う、考えてもらう、というスタイルを貫かれていました。
まさにそれこそが
二度とホロコーストを生まないための学びの方法なんだと思います。

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ワークショップでは、26枚のホロコースト関連の写真が配られ、
そのうち6枚をチョイスし、
「高校生にむけて、“なぜホロコーストを記憶するのか”の
展示会を企画してみよう」
という設定をイメージして、考えさせるワークショップ。
さすがです。

石岡さんのガイドブックを手にベルリンを旅したのが昨年2月。
その石岡さんのセルフストーリーを今日詳しく知りました。

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きのうは帰宅してから、『ハンナのかばん』を一気読み。
涙、涙、涙の物語です。
こんな信じられない奇跡があるんだなあと。
石岡さんの「熱」の原点にふれました。


そして本日(17日)。グループ発表。

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若い人たちが、何を学び受けとめ、話しあい、
新しい問いや疑問に向きあったのか、よくわかりました。
若い人らしい創意工夫も随所に。

このエッグでグイグイ成長した力を、
それぞれの日常の場で生かしていくことが語られました。

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