ピースエッグおかやまのかんたん報告です。
もちろん、おじさんのワタクシは参加者ではなく、
若者の学びと交流を「よしよし」と見守る役目です。
それと、1日目(15日)の分科会「暴力とジェンダー」の
問題提起もちょこっとしました。
鬼ヶ島への侵略者、桃太郎がその態度を改め、
「話がある。」と対話を呼びかける、そんなエッグでした。
「暴力とジェンダー」分科会のようす。
かなり問題意識や活動経験のあるわかものが
集まったなーという感じでした。
ほっといても議論が旺盛にできる感じ。頼もしいです。
ピースエッグおかやま2日目(16日)。
待ち望んだ石岡史子さんの「なぜホロコーストを記憶するのか」。
相方とヘルパーさんと一緒に参加しました。
まあ言っちゃいますけど、
石岡さんをメイン講師に推薦したの、ぼくなんです。
雑誌『前衛』に書かれていた石岡さんの論文に感銘を受けたし、
若い人たちとホロコーストの学びをしてきた方なので、
かならず若い人を揺さぶる話をしてくれると思い。
その通りの講演とワークショップでした。
石岡さんはけっして「答え」を言わず、
参加者に問う、考えてもらう、というスタイルを貫かれていました。
まさにそれこそが
二度とホロコーストを生まないための学びの方法なんだと思います。
ワークショップでは、26枚のホロコースト関連の写真が配られ、
そのうち6枚をチョイスし、
「高校生にむけて、“なぜホロコーストを記憶するのか”の
展示会を企画してみよう」
という設定をイメージして、考えさせるワークショップ。
さすがです。
石岡さんのガイドブックを手にベルリンを旅したのが昨年2月。
その石岡さんのセルフストーリーを今日詳しく知りました。
きのうは帰宅してから、『ハンナのかばん』を一気読み。
涙、涙、涙の物語です。
こんな信じられない奇跡があるんだなあと。
石岡さんの「熱」の原点にふれました。
そして本日(17日)。グループ発表。
若い人たちが、何を学び受けとめ、話しあい、
新しい問いや疑問に向きあったのか、よくわかりました。
若い人らしい創意工夫も随所に。
このエッグでグイグイ成長した力を、
それぞれの日常の場で生かしていくことが語られました。