長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

定時で、パリで、読書、パリで、父が、山登り、安倍増税

最近読み終えた本。


『わたし、定時で帰ります。』(朱野帰子、新潮文庫、2019年2月)

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お仕事小説。
職場のまわりのスタッフが残業しているなか、
定時になるとスパッと帰り中華料理店で生ビールぷはー、の主人公。
後半、仕事中毒の元彼とのかけひきが。
ぷぷって笑ったり、労働者の悲哀を感じたり。面白かった。


『パリの国連で夢を食う。』(川内有緒、幻冬舎文庫、2017年)

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先日たまたま本屋で購入。読んでみると面白い面白い。
文章センスも好きだし、
国連で働く人たちのようすが描かれ興味深い。
後半の著者自身の葛藤は、
人生や仕事に悩む人の背中を押してくれるはず。
川内さんのほかの本も読みたくなった。


『読書する人だけがたどり着ける場所』(齊藤孝、SB新書、2019年1月)

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ときどき齊藤さんの本を読む。
読書へのあくなき情熱にふれて、
自分の読書エネルギーを補充する感じかな。
齊藤さんのこのての本は、
古今東西たくさんの良書が紹介されていて、
「読んでみたい本」に出会えるのも良し。


『パリでメシを食う。』(川内有緒、幻冬舎文庫、2010年)

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川内さんの『パリの国連で夢を食う。』のなかに
本書をつくる経過や思いが書かれていて、ぜひ読みたいと。
パリで暮らす10人の日本人。
その固有の人生を味わいつつ、自分も背中を押される、そんな1冊。
人はどう生きることもできる。


『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、
          とんでもなくわかりやすい 経済の話。』
    (ヤニス・バルファキス著・関美和訳、ダイヤモンド社、2019年3月)

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豊富な例えと語りかける文体で、
資本主義の歴史や仕組み、
とくに市場に支配された社会の弊害を語る。
でも変革の道筋はあまり見えてこず。


『山登りねこ、ミケ~60の山頂に立ったオスの三毛猫』
          (岡田裕、日本機関紙出版センター、2010年)

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ほんわかな気持ちで一気読み。
長野の情景を思い浮かべながら。山登りする猫がいるなんてね。
すごい。飼い主夫婦と猫の素敵な山ライフ。


『「安倍増税」は日本を壊す~消費税に頼らない道はここに』
             (垣内亮、新日本出版社、2019年3月)

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タイトルは「ますます壊す」じゃなあかな~と思いながら。
知ってたことが大半でしたけど、まとまって学習できる1冊。
消費税は生活税。生活に重税。
憲法違反ということを明確に打ち出したい。