長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

「ここに来るといろんな力をもらえます」

先週金曜日(18日)は93期岡山労働学校第3講義。
唯一の金曜日開催であったことや、
もろもろ事情も重なったのか、参加者はかなり減って12名でした。
雰囲気寂しく(涙)。来週盛り返したいです。

f:id:benkaku:20191018200517j:plain

講義は「生活と働くこと」。
なぜ生活に着目するのか、生活の様々な要素、人権としての生活、
労働条件と生活の質は直結していることなど、あれこれお話。
みなさんそれぞれの受けとめで、
感想交流でも話はつきないようでありました。

感想文を以下紹介します。

■生活はひとりの人間にとっての小宇宙。「おか
しい」「モヤモヤ」、そう感じた時、言葉に変換
する力。今日の講義はステキな言葉がたくさんあ
りました。

■今回の講義で労働条件と生活の質は切り離せない
関係にあることを学びました。自分たちの生活の
質を維持向上させるため、憲法28条を行使し、
使用者とよりよい職場環境を目指したいです。

■「生活と労働(働くこと)は直結している」と
いう言葉、納得しました。あたりまえである生活
とはいえ、深く考えさせられた講義でした。

■あまり生きていて生活とは何か? 考えたことは
なかったですが、これから意識をして生活という
ものを見直してみようと思いました。

■グループトークでの「疲れきって家に帰って倒
れるように寝てしまう。でも睡眠時間の割に質が
悪くて…」という声が多数あったことに、どれだ
け生活の質が知らず知らず低下しているのか感じ
ました。ゆとり=自分らしさ。労働条件=生活の質。
いつまでも「これはおかしい」人権感覚を持ち続
けて交渉していきたいです。

■ゆとりについて深く討議できました。自分らしく
生きることを決してあきらめないこと!! そのた
めにできることは何か。ここに来るといろんな力
をもらえます。今日もありがとうございます!!

■ゆとり、今の日本は無さすぎ。自分にもなけりゃ、
人にもない。あるのは負担。悲しいなぁ。それを
指くわえてみずに、一度きりの人生を、権利を勝
ち取る知識を身につけないと!

■人間らしい生活とは、とよく考えますが、やっ
ぱり時間は必要。お金と時間を比べたら、時間か
なあ。でもお金がないと何もできないしなあ…。

■今日の学習で、自分にとって“ゆとり・自由”って
本当に大切なものなのに、無意識にけずっていっ
てしまっているんだと気づきました。それはしか
たないんじゃなくて、おかしいんだ、違うんだっ
てことも、感想の話しあいのなかで思いました。
生活を大切にするために、おかしいことはおかし
いと言葉で発信できるようになりたいです。

■今日の講義も大きくうなづいていました。EU並
みに処遇改善できるよう、職場に仲間を増やすこ
と、数の力をつけること、社保活動を通じ、国に
対して、また市民社会に訴えていきたいと思います。

■生活=働くことがあたり前になっている自分に
改めて気づかされました。もっとゆとりを持って
生活していきたいので、少しずつ変えていくこと
ができればと思います。

■自分の生活を大切にすることなくして、他人の
生活を尊重することはできないし、他人の生活を
犠牲にして自己の生活を人間的に生ききるこては
できない。一度きりの人生を意識して、生活の質
をあげるために労働条件にこだわって、労働組合
の活動に、もう少し関わっていこうと思いました。
ニーズはあるのではなく、つくられる。理想の社
会を構想し、夢を語ること。大切なことを学びま
した。