長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

キレの、病気は、あやうく、みんなの、これからも

最近読み終えた本。


『「キレ」の思考 「コク」の思考』(村山昇、東洋経済新聞社、2012年)

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先日読んだ、同じ著者の『働き方の哲学』の様々な図解やモデル図は、
こうした思考から生まれているんだなと確認。
ものごとの本質にせまる、抽象化の作業は、とても大事だ。


『病気は社会が引き起こす~インフルエンザ大流行のワケ』
                 (木村知、角川新書、2019年12月)

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元外科医の著者。問題意識は広く、健康が自己責任でなく
環境に強く影響を受けることを様々な角度から力説。
カゼへの対処法は服薬でなく休息。
新型コロナが席巻する今だからこそ読みたい1冊。


『あやうく一生懸命生きるところだった』
   (ハ・ワン=文・イラスト、岡崎暢子=訳、ダイヤモンド社、2020年1月)

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韓国のイラストレーターによるエッセイ。
会社勤めを辞めたのをきっかけに考えた、人生や働くこと。
これ読んで、肩の力抜ける人がいたらいいな。
たぶん、訳が素晴らしい。


『みんなのコミュニズム』
 (ビニ・アダムザック、橋本絋樹訳、堀之内出版、2020年3月)

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うーん、イマイチ。ワクワクしない。
資本主義を変える主体が自分たちなんだと思えない。


『これからも生きていく THIS IS ALS ―難病ALS患者からのメッセージ』
                (武本花奈、春陽堂書店、2020年2月)

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久しぶりにALSの本を読んだ。
写真と、患者の言葉を重ねながら読みすすめる。
様々な思いが湧いてくる。相方の診断から3年半。
あっという間だったな。これからも生きていく。